2021年12月 6日 (月)

飛び道具

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 ケージで眠る「ちち(仮名)」さんを、ケージの奥の方から撮ってみました。ふだんとは違う方向から狙われたのと、すでに意識レヴェルが低下しているために逃げる暇もなく、目は開いているけれどね無知に落ちようとしている、というところをおさえることができました。

 学校では「期末」というシーズン。一年で一番長い2学期を総括し、子どもたちの成績をつけて通知票の作成をし、学期末懇談などに備える時期です。今回、ようやく私の学校でもリモート懇談を実施することになりました。まだごくごく一部の保護者だけですが、今後はどんどん広まっていくものと思います。リモート懇談であれば、仕事を持っている保護者でも15分ほど休憩時間を確保してもらえれば懇談ができます。仕事があるので懇談会は午後7時からお願いします、なんていう無茶なお願いはお断りしておりますけれど、中には強引にねじ込んでくる方もいます。仕事を抜けられないけれど懇談はしたい、と思っていただけるだけありがたいので、リモート懇談はよい解決策なのではないでしょうか。

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 週末に妻と待ち合わせをした駅前で見つけた、実に味わい深い看板。焼き物で呑ませてくれるお店というのはわかりますが、店主はビートルズ大好きな人なのかもしれません。いや、丸いサングラスが描かれているから、やっぱりジョン・レノンが大好きなのかもしれません。

 ジョンが亡くなったとき、私はまだ大学生。家に帰ると母親が「ジョンレノン死んだで。」と言った、そのときのことを鮮明に覚えています。小学生から中学生、高校生にかけて、すでに解散してしまっていたビートルズに熱中していた私を苦々しく思っていた母がそう言ったので、余計に記憶に刻み込まれたのかもしれません。

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 仕事からの帰り、駅に用事があり、そのとき駅前のパン屋さんで見つけて保護したスノウマン。マーブルチョコレートか何かで洋服のボタンを表現していますが、憎いことに色違いなので、売れ残っていた2体ともに保護してきました。目や口、お手々もチョコレートと思われます。なんとなく白いボディが透けて、中に黒っぽいものが詰まっていることがうかがわれます。あんこかチョコレートか、記事執筆時点では不明です。

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 こちらは今、保育園などで人気の口元が見えるマスク。いまだにテレビ番組の出演者などが、何の効果もないとされる透明なマウスシールドをつけているのを見かけますが、これはそういうものではなくて、飛沫防止効果がきちんとあるのに口元がしっかり見える、というマスクです。

 ベージュ色の部分がしっかりと顔に密着するので、呼気が外にだだ漏れになることをふせぎます。マスクの大半を占める部分は透明で、ここが曇りにくいようになっているのも機能の一つ。小さな子どもに話をするとき、口の動きというのはとても大切なので、そういう職業の人に人気が出て、一時は入手困難であった製品です。

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 月に一度、全校集会というのがあります。以前は運動場や体育館に子どもを集めて行っていたものですが、今はリモートで行っています。校長室からPCがネットの画面(カメラ)に向かって校長先生がお話をして、子どもたちは教室に設置されている大型テレビでそれを見ます。1学期の終業式のときには、面白がってテレビ局や新聞社などが取材に来ましたが、今や全国どこの学校でも普通に行われているものです。

 これ、送り出す方は大変なのです。何と言っても見聞きしている側の反応がわかりません。私などは原稿もなしに目の前の人の反応を見ながらどんどん話の中身を変えていくタイプなので、非常にダメージが大きいのですが、今回はこれで出オチを狙います。

 冗談抜きに、今後、こういうマスクの需要は高まっていくのではないかと思います。すでに、マスクなしでは不安で過ごせない、という子どもがじわじわと増えてきているのです。その不安の元は感染への恐怖よりもむしろ、自分の顔が全部相手に見えることだ、というのが心配なところなのです。これをつけている姿というのは、現状では少し「変」ですが、コミュニケーションってのはお互いの顔を見ながらするもの、というのを子どもたちに思い出させていきたい、という狙いもあります・・・と、一応真面目に締めておきましょう。

2021年12月 5日 (日)

WAGNER名古屋

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 日曜日らしく眠る「ちち(仮名)」さん。ワンコに平日も日曜日もないと思われるのですが、彼女の中ではきちんと区別ができているらしく、土曜日曜そして祝日となると、明らかに様子が違います。平日の朝は、どうせみんな出て行くんでしょ、という感じですが、あ、この人、今日はお休みだと感じ取ると、しっかりきっちり甘えてきます。

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 お馬鹿なことに、飼い主は2日連続で名古屋行き。本日は名古屋駅から歩いて10分もかからないところにある会場まで、駅で7分待って地下鉄に乗るという暴挙に出たのですが、上には上がいるもので、名古屋駅からタクシーで乗り付けた人もいたようです。

 本日は実にまったりとした、そしてこぢんまりとした大会でした。会場内では萬年筆がらみの会話があちこちで続き、萬年筆研究会の会合としては実にそれらしいものと言えるのではないでしょうか。

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 どーむ商店に並べられていたPILOT ショート。寸詰まりな萬年筆ですが、これの存在をご存じなかった参加者が手に取っておおいに感動されていました。こんな小さいの、書きにくいでしょ、とその方が言うのを待って、周りのものが「ほれほれ」とキャップをとって見せるというおなじみの展開です。

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 展示されていた個体はしっかりしていたので、キャップをとっただけではこんな感じ。これでは、たとえキャップをポストしたとしても、男性の手には小さいと感じられます。

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 写真の個体は私の手元にあるものですから、もう軸もゆるゆるで、キャップをとるだけでびよ~んと伸びます。ここでまず見る人を驚かせて、キャップをポストして握らせると、「おぉ、ちゃんとした長さ!」となるわけです。

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 こんな風に、参加者は少なかったものの、在りし日の(?)萬年筆研究会の感じが戻ってきた、そんな会合でした。もちろんそのあとは有志でちょこっと呑んで、気分良く帰って参りました。これで元気を補充して、明日からまたお仕事です。

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2021年12月 4日 (土)

寒風

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 本当に毎日毎日、寒さが増してきました。クリスマスツリーを背に、お父さん何してるの? とこちらを見ている「ちち(仮名)」さん。本日は奥様と共に名古屋市内観光をしておりました。明日も名古屋へ行くというのに酔狂な話ですが、今、名古屋ではこんな催しやってるよ、なんて話をしている内、なんとなく名古屋へ行く気になった奥様をエスコートするという形になりました。

 私、名古屋へ行くという人には必ずトヨタ産業技術記念館を見るようにおすすめしております。特に、綿から糸をつくり、それを織り上げるという展示、これが見所かと思います。本日も、奥様の目的は源氏物語絵巻の特別展をやっている徳川美術館だったのですが、まぁまぁその前に、と説き伏せて、まずは名古屋駅から栄生駅を経由して入館。サササッと紡績のところだけ見学して、金ピカのめーぐるバスで徳川美術館へ向かうという流れでしっかりと名古屋観光して参りました。

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 私自身、暖かいセーターを着ていくから上着は要らないかな、などと思っていたのですが、実際には上着を着ていって大正解。とても風の冷たい1日でした。

 写真はPILOTの旧カスタムさんたち。左奥の格子柄とか右奥のカエデなんかはよく見るものですし、銀軸、木軸という特徴もあります。軸それ自体はステンレスながら、そこに刻まれている模様が冬木立、というだけで、これは手に入れなくては、と少々無理をして手に入れた記憶があります。旧エリート、あるいはシルヴァーン系の冬木立が本流でしょうけれど、この簡易版冬木立、むしろ木の枝がくっきりはっきりしているところがポイントかと思います。

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 ただ、はっきりくっきり、ゆえに、少し軽いというか安っぽいというか、そういう印象を受けてしまうのも事実。冬木立と言ったら、やっぱりあの紡錘形の太い軸に刻まれていて、銀が硫化するにつれて趣が増していく、というのがよいと思ってしまいます。

 本日の名古屋、まだ紅葉がきれいなところも残っておりましたが、街路樹などはどんどん葉が風に舞っていて、これはもうすぐこんな姿になるのだな、という感じでした。この葉っぱ、掃除するのは大変やろうなぁ、というのは奥様の感想。やはり、日頃しっかりとお掃除している人と、何もかもほったらかしの人とでは、枯葉が風に舞うのを見ても違うことを思うものなのですね。

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2021年12月 3日 (金)

永遠の謎

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 寝ているところを急襲されてキョトンとしている「ちち(仮名)」さん。彼女のお顔を正面から撮るにはこういうのが一番です。もっともこれは寝顔を撮ってやろうと近づいて気づかれた結果にすぎないのですが。

 校長なのにSNSなんかやってていいのか、とか、SNS見ると休日に出かけているようで実にけしからん、なんて声がある、と聞いたので、各種SNSのアカウント、すべて削除しました。萬年筆&インクCafeなんかにお知らせをしないようになったので、じゃんじゃん変なモンを記事にできるとむしろ喜んでいたりするヘンタイな私です。気に入らん、とか行ってる人に自分の行動や考えの記録を見せる必要はないですからそれでよいのだと思います。

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 SEIKOのアークチュラ。ヨルグ・イゼックモデルです。ケースもバンドもチタン製なので金属にかぶれてしまう私には最適なのと、やはりキネティックというヘンタイメカに魅力を感じて手放せないでいます。もちろん新品の時は手が出せないお値段でしたので、中古で購入。時計を中古で買うのは余り縁起の良いものではないそうですが、私のような人間が上等な時計をはめているのも不釣り合いなので、これで良いのです。

 時計を振ることで内部の機構が動いて発電し、その電力でクォーツ駆動するというキネティック。スプリングドライブなんて高級なものには手が届かないので、このぐらいのヘンタイ加減で我慢しております。ただ、オーヴァーホールしてキャパシタも交換しているのですが、使用するには最低でも200回ぐらい振らないといけない、というのが最大の問題点なのです。毎日欠かさずつけておれば、とりあえず止まることはありませんが、1日でも休ませるとそろそろ危険、という感じなのです。

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 世の中にはありがたい人がいるものです。これは市販されているワインダーのモータを交換して高速回転するように改造されたもので、こいつを使えば、キネティックでも満タンに充電することができます。ちなみに、「マブチモーター」に交換して高速回転をさせているのだそうです。

 妙なもので、時計は何本も持っているのにほとんどはめていなかった私が、キネティックとなると毎日つけております。そうなると、ひょいと右手をあげて時間を確認する、という動作も自然にできるようになるものです。何で右手に時計をつけているのか、というのは、これはもう奥様に知られてしまったから大丈夫なのですけれど、小学生だったときに同じクラスにいた猛烈に気の強い、ちょっと怖いなぁと思うような女の子がそうしていたからなのです。何でその子なのか。未だにそれは、私の中でも謎なのです。

2021年12月 2日 (木)

大中小

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 ほかのものを撮った写真に写り込む「ちち(仮名)」さん。彼女はいつも、こんな風に飼い主の周りをぐるぐるとついて回っています。飼い主は子どもの頃、同じように親の行くところへついて回っては「うっとうしい!」と叱られておりました。やはりワンコは飼い主に似るのでしょうか。

 言わずと知れた日清のカップヌードル。ヌードル、って言葉を日本に定着させたのはおそらくこの製品ではないでしょうか。嘘か誠か、若き日の武田鉄矢さんがこれを買い、自室に持ち帰ってこっそり封を開けて落胆した、という都市伝説もありますね。

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 食べて体に良いものでもないのに、時折、無性に恋しく、食べたくなることがあります。左からミニ、レギュラー、ビッグで、本来であればこの右側にキングというのが来るはずですが、今回は入手できなかったので3個だけ。大中小と並べておいたら、すかさず「キングは?」と聞かれるあたり、我が家はみんな揃ってヘンタイなのかもしれません。

 これらは単に麺の量だけでなく、かやくの分量や内容も少しずつ違うので、「相似」なわけではありません。例えばミニの場合、「謎肉」が少ない代わりに卵が多めで、なおかつレギュラーとビッグに入っている「コロチャー」がありません。キングになると全部入りかというとそうでもなく、コロチャーがなく、謎肉のサイズが大きいという情報があります。ここは自分で確かめていないので「?」のままです。

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 ただいま絶賛減量中の妻から、虫養い(空腹しのぎ)になるものを、とリクエストがあったので、軽いスープとしてこれを買ってきたのですが、家族からは「狙ったな」とあらぬ疑いをかけられております。

 まぁ普通、空腹しのぎに軽く具の入ったスープって定番ですよね。そう思って買ってきたと主張しているのですが、認めてもらえません。

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 はやりだからと言ってこんな絵を描くから、私が疑われるんです。これは鬼舞辻無惨の血をもらった上弦の参、猗窩座(あかざ)さんですね。なるほど、そういうわけで「鬼」オンスープ、なんですね。

 で、よくよく見ますと、この中にはスープの素だけでなく、おまけとして、鬼やら鬼をやっつける側やら、いろんなキャラクターのシールが入っているようです。

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 入っていたのはこれ。下弦の弐ですから「轆轤(ろくろ)」さんですね。まぁほとんど出番のなかった鬼さんですから、このシールが入っていたということは、「はずれ」だったんでしょうね。

2021年12月 1日 (水)

師走

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 かわいく眠る「ちち(仮名)」さん。うまい具合に明るく撮れましたが、部屋の中は彼女の眠りを妨げないように暗くなっています。寝ていてもワンコには物音が聞こえていると言いますから、きっとこのときも、あぁ、また写真撮りに来てるわ、ぐらいのことを夢の中で思っていたのかもしれません。

 ついに、12月です。今年の年末こそは、部屋をすっきり片付けようと思います。私の暮らす自治体のゴミセンターには、年末ともなるとゴミを持ち込むクルマの長い長い列ができるのが通例でしたが、ここ数年はゴミの持ち込みという処分方法そのものが大幅に縮小・制限されてそういうこともなくなりました。できるだけ早い時期にゴミをまとめて処分しなければ、お正月をゴミ袋の山とともに過ごすことになります。

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 ふだん落ち着いて構えているお坊さんですらあっちこっちと走り回るから「師走」というのは俗説に過ぎないのだそうで、「しはす」という語に漢字をあてただけだそうです。いろいろな説がある中で、私の好みは「し果つ」から北というもの。あれやこれやをきちんと年内に終えるということで、し果てる、すなわち し果つ というのは、すっきり終えられた感が出ていい感じです。

 購入してからインクも入れずに長いこと放置されていた、ペリカンM800のブラックストライプ。単に黒いだけでなく、金属軸でずっしりと重たいので、樹脂製の軸を持つものより好みなのです。

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 こいつにきれいなインクを入れて、思う存分好きなように書き殴りたいなぁ、ということでペン先もBにしました。興味が無い人が見れば、これ黒インクやな、と思うような、濃い青やグリーン系のインクを入れてみたいところです。書いた直後はそのものの色で、後で見返すと黒にしか見えない、しかも濃淡がしっかりある、なんていうインクがあれば最高なのですが。

 思うに、現今のインク狂騒曲、こういうことなのでしょうね。で、まず一つ望みが満たされると、もっときれいな、とか、もっと面白いのをなどという欲求が次から次へと出てくるのでしょう。なればこそ、1個2000円から3000円、場合によってはそれ以上のお値段のインクが飛ぶように売れていくのだと思っています。私にはとてもついて行けない世界です。

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 12月は3日からの萬年筆サミット、5日のWAGNER名古屋、12日の泉筆五宝展、18、19日の宇宙遊泳クリスマスパーティーと、萬年筆関係のイヴェントが続きます。最後のクリスマスパーティーなんて華やかな感じの所に行くと私などはそれこそ浮いてしまうので、それ以外の所にちょこちょこっと顔出ししたいと思っております。コロナでお会いできなかった方々のお顔を見ることができれば幸いです。

2021年11月30日 (火)

変な人

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 こたつの天板越しにでも、カメラで狙われていることを察知して警戒する「ちち(仮名)」さん。あまりに気持ちよさそうにすぅすぅ寝ているので狙ったのですが、近づいただけで気づかれてしまいました。

 こたつ布団の裾の方、ここに彼女が立つと、忠実なサーヴァントが布団の形を寝やすいように整えます。それをご覧になった彼女は、満足そうに体を落としてゆったりとくつろがれるのです。

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 食卓の真上に設置してあるシーリングライト、そろそろ管球の寿命が来ていて、チラチラするようになりました。この家に来てすぐに取り付けたものですから、もう25年ほど活躍してくれていることになります。最近では、これに合うサークラインを置いていないお店なんかもあるので器具ごと交換することにしたのですが、そこでまた、変なこだわりが発動してしまいました。

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 電気店の店頭でこういうのがたくさん並んでいるところへ行くと、まずお値段に目が行きます。今やほとんどがLED照明で、有名どころの電機メーカー以外のところがけっこういろんな製品を出しているのですが、そういうことより何より、その光り方に目が行ってしまうのです。

 LED照明なのに、素子の配置やセードの設計によって、まるで中にサークラインが入っているかのような光り方をしているものがけっこうあります。というより、それがほとんどです。つまり、写真のようなまん丸な見た目の器具で、白いセードが全体的に明るいのではなくて、この中に輪っかが入って光ってるんですよ、という光り方をしているものが大部分なのです。

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 それがあまり好きになれないので、全体的に、「面」で光っているように見えるものを探してこれになりました。さすが、天下の松下さんは、そういうお馬鹿なこだわりにも答える製品を出してらっしゃるのですが、いかんせんお値段が。こだわるくせに、いいお値段のものには手が出せないというので、選定は困難を極めたわけですけれど、なんとか希望に合うものがあって良かったです。この器具がへたる頃にはこの世にはいませんから、とりあえず安心です。

 

2021年11月29日 (月)

十一日後れ

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 巡視活動中の「ちち(仮名)」さん。彼女は一日のほとんどを寝て過ごしていますが、時折ガバッと起き上がっては水を飲み、各部屋を巡回して回ります。冬になり、部屋の扉も閉められたままということが増えて彼女の活動に支障が出ており、ふすまの前で「ワン」と一声、ここを開けなさい、と命じることもあります。そうやってリヴィングルームから台所、洗面所に玄関ホール、廊下から和室とぐるっと一周して戻ってくると、満足そうに寝床に収まってまた眠るのです。

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 11月18日にはこのペンに関して書こう、と思っていて、すっかり忘れて、もう11月が終わってしまうぞ、ということで、久しぶりにこのペンを引っ張り出してきました。写真のケースはホコリまみれでしたのできれいに拭き上げて記念撮影。立派な木製のケースに、世界一有名な鼠さんが描かれた合成皮革が貼られています。

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 蒸気船ウィリー号からはじまるストーリーを紹介したブックレットがドンと置かれていて、蓋を開けただけではペンは見えません。こういうものを買う人にとっては萬年筆などはむしろオマケで、そこに描かれている鼠さんが目的でしょうから、それでいいのです。

 写真が下手なのでよくわかりませんが、このブックレット、銀色の表紙は鼠さんのところだけくりぬかれています。

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 どこのどういうブランドのものなのか、この萬年筆をこしらえたのはどこのメーカーなのか、さっぱりわかりませんが、いろいろな情報からは軸が銀製で、ペン先は18K、そしてコンヴァータが附属しているということだけがわかっています。

 長いこと放置してあったものですから、だんだんと軸の色が金色がかってきています。この先さらに放置しておけば、真っ黒になっていくのかと思うと楽しみですが、これがはっきりと黒くなるまで生きているかどうか、と考えると、私が黒くなったこのペンを見ることはなさそうです。

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 このペンを持って字を書いている人を対面から見れば、一瞬、ペンの動きが止まったときなどに、ペン先に鼠さんが描かれているのを見ることができます。けっこう重たく、スムーズな書き味なので、個人的には好みの1本ですが、重たすぎると言って嫌う人も少なくないでしょう。ペリカンのM1000クラスのボディで、しかも重たい、というものですから好みは分かれます。

 久しぶりに対面したので胴軸をくるくる回して取り外してみると、コンヴァータが黒っぽい。これは、さっそく洗浄しなければなりません。

 

 

2021年11月28日 (日)

継続は力

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 何も言わず、お母さんのそばに来て眠る「ちち(仮名)」さん。本当はヨシヨシして欲しいのですけれど、お母さんにしつこくせがむと叱られるので、黙ってそばに寄ってくるだけで我慢しているのです。これが飼い主相手だと、目の前に見えている手を放っては置きません。鼻先で手をつついて、遊んで頂戴とせがむのです。ちょっと怖い人にはおねだりしないで、黙ってそばにいてチャンスを待つ、いじらしい姿です。

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 東京インターナショナルペンショウにお邪魔した際に、やはり気になったのがHKワークスさんのブースでした。歴史的に重要な萬年筆やメカニカルペンシルなんかが、無造作に展示販売されているのです。いろいろと気になりつつも、もっと若い人が物色していたので我慢して会場を一回り。戻ってきてみると、回転式の古いキャップレスがまだ残っていたので、もう良いでしょうと手を出しました。これ、ダブルのカートリッヂ使うので、もうないからつけましょうか、とおっしゃるのを、いえ、持ってますと答えましたら、写真のケースをつけてくださいました。

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 とっても昭和な感じがしますね。実用的な筆記具であった昭和の萬年筆ですが、同時に貴重なものでもありました。だからこそ、名前を入れたり、こうした見栄えのするケースに入れて売られたりしていたのでしょう。実用品としては鉄ペンのものが多かったのでしょうが、それとて安くはなかった訳ですから、どうせなら長く使えるものを、と金ペン付きのものを張り込んで大事に長く使う、ということだったのでしょう。

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 何でもすぐに分解してしまうのは悪い癖です。この当時のものは、気をつけて分解しないと壊してしまいますから、良い子は真似しないようにしましょう。しっかりとダブルのスペアインキがひとつだけ着いておりますが、キャップレスには欠かすことのできないカートリッヂカヴァーのおかげでこれひとつでも大丈夫なのです。

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 カートリッヂの「蓋」が残っています。蒸発したのではなくて、きれいに洗浄して取り付け直されたものでしょう。この蓋がインキの中で動くことで、棚吊りの防止になるでしょうか。それとも、あまりに軽すぎてそういう効果はないのでしょうか。

 かつてPILOTのCON-50というコンヴァータは棚吊り大魔王でして、その解決策としてプラチナのカートリッヂから取り出したステンレス球を入れる、ということをやっていました。誰もがやっているかと思っていたのですが、案外気づいていない人も多くて、両手を握って感謝されたこともありました。

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 こんな小さなペン先で、しっかりと萬年筆としての機能を果たすキャップレス。20世紀の大発明だと思います。他のメーカーの繰り出し式の萬年筆で、キャップレスを超えるものはない、と言っても良いと思います。モンブランのボエムなんかは比較的よくやってる方かと思いますが、それでも続きませんでした。ずっと続いている、というのも優秀であることの条件のひとつだと思います。

 さて、修理から戻ってきたキャップレスLS、なんとなくインクを通して持ち歩くのがためらわれるので、他のキャップレスを選ばなければならないのですが、さすがにこれは貴重すぎて持ち歩けません。いっそ、螺鈿あたりを持ち歩くのも面白いかもしれませんね。

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2021年11月27日 (土)

蜘蛛の巣?

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 眠り込む「ちち(仮名)」さん。左の後ろ脚が変なところに見えています。人間であれば、こんなことしてると目覚めたときに脚がぶらんぶらんで力が入らない状態になっていることでしょう。ワンコの体は実に柔軟なのですね。

 飼い主は本日まるまる、家から出ずに過ごしました。出好きな私としては非常に珍しいことです。昨日、恐らくは人生で最後となる修学旅行引率から帰ってすぐに前の職場へ行き、そこで認識されないというNAS(というか外付けHDD)を預かってきたので、それを点検。LANにつないでもドライブが見えない、ということでHDDを取り出してみてみるとことにしました。

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 外から見えるネジは1本だけ。それを外し、あち、怪しそうなところを探しますと、底面にしっかりとシールが貼られていたので剥がしてみると、「ここ押して」と言わんばかりの部分があったのでマイナスドライバーで押し込んで、殻割りに成功しました。最近は外観デザインのこともあって簡単には分解できそうにないものが増えていますが、この機種は少なくとも10年は稼働しているはずですから相当前の製品。素人が分解できるだけ良しとすべきでしょうか。

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 カッチリハマってるなぁ、どないしたら取り出せるんやろ・・・などと悩んでいたのが馬鹿馬鹿しく思えます。この状態でHDDを持ち上げるだけでした。サムスンの1.5TB、SATAのHDDが採用されていました。個人的にはこのメーカーのHDD、好きではありません。WDや日立、東芝あたりを好んで使っておりますので、こいつの信頼性なんかはわかりません。

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 結論から言いますと、これが認識されなかったのはHDDの故障による可能性が高いです。ヘッド周りがダメになっている模様。十分に電力を供給できる接続機器で外部接続してみると、ヒュー~ンという回転音がしっかりと聞こえて、アクセスしようとするとカチッ、カチッと音がしたので、そこで終了。素人がこれ以上いろいろやると致命的なダメージを与えかねません。それでなくても、機器に内蔵された状態でここまで何度も同じことを繰り返してきているはずですから、できるだけ早くデータ復旧業者に委ねるのが正解でしょう。

 ここには10年以上にわたり、児童生徒の活動の様子を撮影した写真データが入っています。驚くべきことに、このHDDが内蔵されたNASは校長室の戸棚の中に設置されていました。密閉空間にこんなものを入れておくなんて恐ろしい話です。聞けば、ここ数ヶ月、NASが見えない状況というのが頻発していたそうで、何でそのときに声をかけてくれなかったのかなぁ、と残念に思います。

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