2022年12月 2日 (金)

しまむら

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 目隠しのバスタオル、その下の隙間からこちらをうかがう「ちち(仮名)」さん。今日は何となくクリスマスケーキの話題が出て、それじゃ月末にお得になるアイス屋で買うか、と予約しようとしたら、すでに売り切れの商品も。世間の皆さんは動き出しが早いのですね。ここ数年、売れ残りを出さないというか、フードロスをさけるということもあって、決まった数を生産して売り切ったらおしまい、というパターンが強まってきましたので、早め早めに手配をしないと手に入らないということも増えてきました。それはそれで、良いことなのでしょう。

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 早め、というか、予約開始の当日に申し込んだ萬年筆が届きました。神戸ペンショウの初日、あぁ疲れた、とホテルに戻って、あっ!と気づいてすぐに予約を入れたのです。その日のお昼頃から受付は始まっていたので、もうだめかも、と思っておりましたが、この、小口が金色に塗られた小さな手帳を愛用するような皆さんは、「限定!」なんて言葉に易々と踊らされたりしないということなのでしょう。

 限定と言っても、普通のキャップレスです。定番品として売られているものの胴軸にエンジンターンを施して、二分割される胴軸の間のリングを金色にしてそこにシリアル番号を入れました、というだけのもの。限定数365本というのは、手帳の60周年を記念するグッズだから、ということなのでしょう。これ、シリアル番号363番だったら自分の誕生日なのになぁ、とも思ったのですが、みんなが飛びつくようなものではなかったせいか、とっても若い番号のものが届きました。

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 宙に浮く赤ちゃんから始まって、次はジェット、そしてフランソワーズ・・・ときて、ジョーなのです。さて、こいつにインクを入れて、常時持ち歩いてマメに手帳に記録をする、なんて使い方をしたら、半年もしないうちに胴軸が剥げてくるのでしょうね。それが味わいだ、カッコいいのだという考え方もありますが、私の場合はコレクションとして、ときおり取り出してはにやにや、ということになるのでしょう。

 こうしてまた、新しい萬年筆を迎え入れましたので、その2倍、3倍のペースで手持ちの萬年筆をお嫁に出さないと追いつきませんね。

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2022年12月 1日 (木)

落人

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 お姉さんの香りがする鞄に寄り添うようにして眠る「ちち(仮名)」さん。いつもならおやつをもらってケージに入っている時間ですが、なぜか今日は外に出ています。

 今日から師走。坊さんや先生が走り回るほど忙しないから、というのは俗説に過ぎないそうですが、現役時代はこの時期、いわゆる内申点を算出する時期でしたので、毎年とにかく忙しくしておりました。中学校教諭を32年やりましたが、そのうち22年は3年生担当。それ以外の学年にいたときも、毎年この時期になると駆り出されて進路指導主事のお仕事を代行しておりました。ここ数年、そういうのがないので、なんとなく寂しい師走、なのです。

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 本日は顔本で皆さんからhappy birthdayのメッセージをたくさんいただいて、こりゃ何事、と驚いておりました。教員がSNSやるなんてけしからん、とよく言われたので、アカウントを停止してしまったのですが、時折復活させては様子を窺っていたのです。それが、ついうっかりと期限を過ごしてしまって、元のアカウントは完全に消滅してしまいました。

 今は、生前私を大変可愛がってくれた、そして親戚中から変わりもんだと言われ続けた大叔父の名で参加しております。違反といえば違反。まぁSNSの世界なんて、そんなもんだと開き直っております。おかげで、かつての勤務校の、私のアカウントを監視していた人たちからは逃れることができているようです。

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 それにしても汚いですねぇ。セイラー萬年筆のプロフィット、スターリングシルヴァー軸。リングやらクリップやら、全部が銀色のモデルです。脂ギッシュなオッサンが手にするので、指紋その他が目立って汚いですね。さすがの私も、こればかりはせっせと磨いてみたのですが、つるんとした光沢ボディゆえ、細かな傷がたくさん付いていてなかなか綺麗になりません。これは、銀磨き布でせっせと磨き上げることにいたしましょう。

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 指紋や皮脂の汚れを落として一枚。小傷はありますけれど、やっぱり美しいですね。かつて、セイラー萬年筆というと、ちょっと変なモデルを、比較的簡単に作ってくれる、というイメージだったのですが、最近はお値段の高い、ちょっと手を出しにくいモデルで収益性とブランド力をあげよう、という方向性が強くて、かつての、ちょっと怪しいメーカー、というところから意識して離れようとしているように思えます。それもまたその会社のお考えですので、共鳴した人が愛していけば、それはそれでめでたいことです。

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 まぁ、外側がちょっと変、というだけでは面白くないでしょうから、ペン先も長刀です。長刀のペン先を使いこなして美しい日本文字を書く、ということはできない私ですけれど、長刀、っていうだけでちょっとテンション上がりますね。

2022年11月30日 (水)

教材

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 熟睡する「ちち(仮名)」さんですが、この直前まで、近所迷惑にもほどがある、というぐらいに鳴いておりました。おそらく、ケージに入った時におやつを貰ったのを忘れて、まだ貰ってないよぉ、と訴えていたのでしょう。ホンの少しだけおやつを追加して貰って、気持ちよく眠りに落ちたのでした。昨日粗相をしたので、クッションが変わっております。

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 外側にはあまり可愛くない柴犬が大きくプリントされたペンケース。手帳の市か何かで、るぅのさんのブースへ行って「猫ばっかり・・・」と文句を言っておりましたら、「ほれ、犬ですよ!」と出されて連れ帰るしかなかった、というもの。現在はTWSBIのダイヤモンドを2本と、ガニ目、そしてゴム板という内容でいつでも持ち歩けるようにスタンバイしております。そう、これは教材なのです。

 宇宙遊泳系のイヴェントに親方が出展される際に、TWSBIの萬年筆を分解して洗浄し、再度組み立てる、というワークショップをされることがあって、最初は賑やかしのつもりで参加しておったのですが、(当たり前のことながら)他の参加者のあまりにも戸惑った様子を見かねて、ここはこうですよ、とか口出ししてしまうようになって、ならばいっそ、お手伝いしてしまえ、というわけでこのセットを用意したのです。

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 TWSBIがオリヂナルの萬年筆を作り始めたときは大変な話題になって、いったいどうすれば手に入れられるのだろう、とあれこれ調べたところ、e-Bayで試験販売されているというのがわかって、ジャンクな英語でメールを書いて数本まとめて購入しては、送料込みの金額を本数で割ったお値段で仲間内に頒布する、なんてことをやっておりました。その後、秋田の文房具屋さんが取り扱うようになり、あれよあれよという間にメジャーなところでも店頭に並ぶようになって、いつしか、普通に買えるような萬年筆になりました。実に喜ばしいことです。

 こいつは最初期のダイヤモンド。萬年筆そのものより、附属するガニ目が欲しくて欲しくて、みんなそれ目当てで買っていたという話もありますが、あくまで噂に過ぎない事実です。

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 青インクと赤インク、実に汚いです。この、汚い状態の透明軸のペンを見ると、こりゃお掃除しないと大変だ、という気持ちになるでしょう。いろんな薬剤を駆使して、可能な限りきれいにする、ということに挑戦するのも面白いのですが、今はこれ、汚いペンとはこういうものです、というのを萬年筆を使い始めて間もない人に見せるための教材なのです。

 細かいことを言えば、いろいろと余計な手を加えているので、そこを質問されてしまうと答に窮したり、まぁ、まぁ・・・と誤魔化したりと、それなりに難儀なのですけれど、そういうこともまた、この趣味の楽しみのひとつなんですよ、ということで最後はまとめてしまいます。

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 そのとき、そういう悪いことをするのは自己責任ですよ、というのを付け加えないといけません。趣味にどっぷりはまっている私たちは忘れがちになりますが、「普通の人」は数本、或いは1本しか萬年筆を持っていないものなのです。その1本がこんな風にひびが入っている状態では、心底哀しくなるでしょう。いや、そうなったら次のを買うから、業界全体が活性化して良い結果になるのだ、という話もありますけれど、この先日本はどんどん貧しくなっていくはずですし、今、一部で途上国から研修生として就労しに来ている人たちに結構酷い仕打ちをしている、そんなことをそう遠くない将来、日本人がされてしまう、というのが当たり前になるのかもしれません。なので、今持っている萬年筆は大切に、末永く使っていくようにした方が良いでしょう。

 聞くところによると、12月10日、11日に浅草で開かれる宇宙遊泳、ここでも親方のワークショップがあるようです。「クリパ」っていうサブタイトルからして、私のような薄汚いおっさんが参加できる雰囲気ではないので、今回はパスなのですけれど、少しでも興味のある方、まだ空きがあるなら、ぜひ申し込んで体験してみていただきたいと思います。

2022年11月29日 (火)

ぐぃんぐぃん

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 頬のあたりを柵にめり込ませて眠る「ちち(仮名)」さん。ワンコを水洗いすると、あまりにも嵩が低くぺしゃんこになってしまうことに驚かされますが、こういうのを見ると、それも当然なのだなと納得できます。ワンコは寒さに強い、というのも納得です。

 厳寒の屋外で子どもに寄り添って、助けが来るまでその命を守ったワンコ、なんてニュースに接すると、ワンコって凄いよなぁ、と思います。けれども、もし厳寒の屋外で我が家のワンコに「もう疲れたよ」などと言ったとしても、いやいやいや、もっと撫でてくれとか、遊びましょとか、そんな反応しかしないような気もします。ま、そういうところが可愛いとも言えるのですが。

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 ごく控えめに「ST」の刻印。ステノグラフです。萬年筆趣味に陥る人のほとんどが通る道、「柔らかいのは偉い」「撓るのはすばらしい」というところから、奇跡のニブなどと言われることもあるようです。この個体も、鍛造系のニブなのかな、と思うような粘りとしなやかさ。実際に鍛造ニブなるものを手にして字を書かせていただいたこともありますが、それに近い感触です。

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 あいつのところには変なモノしかないんだぜ、と言われないように、王道とも言えるペリカンのロイヤルブルーがある、というところを見せておきます。このインクを吸わせて、ステノグラフって書いたらどんな感じなの、っていうのを記事にしようというわけです。

 文字としての機能をきちんと残しつつ速書きができる人を尊敬します。私はゆっくり書いたら小学校低学年の文字で、急いで書いたら意味不明なインクの跡、というような文字しか書けませんので、そもそも萬年筆なんてもったいない、いや、筆記具を持つこと自体がそのものに失礼だ、というような人間ですが、それでもこういう趣味を持っているのですから、人間ってものは実によくわからないものです。

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 まずはゆっくりと、小学校低学年の文字で。今の職場では、学校が終わってやってくる子どもたちにまず宿題をやらせるのですけれど、漢字の練習をさせても、送り仮名なんかはこういう文字です。びっくりするのは、「口」とか「日」とか、そういう四角い文字を書くときです。「日」ならば、まず一画目を縦に書き、次に二画目をグイッと直角に書く。そして三画目、四画目と水平線を引くわけですが、これを四画目の終わりのところからスタートして時計回りにぐるっと、角の丸い四角形を書いて、その中に水平線を一本書いておしまい、という子が多いのです。

 いや、先生は何も言わないの、と尋ねたいのをグッとこらえて黙ってます。筆順であるとか、止め、はねなどに関しては、文部科学省が示した学習指導要領と、その傘下にある文化庁が示しているガイドラインとで齟齬とでもいうべき違いがあります。「木」という漢字を書くとき、二画目の縦の線を書き終えたらどうしてますか? ここ、止めますね。はねてはいけない、と習ったはずです。なので、はねて書いているところに朱を入れたりすると、保護者からクレームが来るのです。「文化庁は止めてもはねても良いと言ってるのを知らないのか。それでも教育者かっ!」と猛烈に抗議されてしまうわけです。言いたくないのですが、その子がお受験するときにペケを着けられても知りませんよ・・・。

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 はい、話題を元に戻して、文字を書くスピードを自分としては結構頑張って上げてみたところ、きっちり崩壊しました。ゆっくり、気合いを入れて書いてもまともな文字の形にできないのですから、急いで書いたら崩壊どころか、最初から文字にならないのも当然です。人間という下手なAIでは絶対に勝てない優秀な処理能力をもった存在であればこそ、これをなんとか「はやがき」と読むことができるわけです。

 でも、このきったない筆記したようなインクの跡、これこそがステノグラフなのでしょう。かすれたりしていませんから。へったクソな人間がまともな使い方もできないのに紙にインクをこすりつけた、それでもかすれたりしない。ステノグラフとはそういうペン先なのでしょう。

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 なので、こういう無茶なことをやってもインクが途切れず、速記とは縁遠いはずの太い太い筆記線も出せるのです。カリグラフィーをやる人であれば、この特性をうまく使って美麗な文字が書けるのかもしれません。私にとっては、違う世界の話になってしまいますが。

2022年11月28日 (月)

袋入り

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 長いクッションの三分の一ほどのスペースに丸まって眠る「ちち(仮名)」さん。せっかくの広々としたクッション、そんな窮屈そうに寝なくてもいいのに、という疑問が、解決へのスタート地点です。

 おかしいな、何故だろうな、というのは科学的探求の第一歩。「余っていた」クッションを探索すると、彼女の落とし物を発見しました。老齢ゆえ、朝夕のお散歩と排泄のタイミングをうまく合わせることができなくなってきているのです。落とし物を取り除いて、本来ならクッションを取り替えてやるところなのですが、あまりにもよく寝ていますので、明朝、目が覚めてから、ということにしました。

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 落とし物ではないのですが、なぜか袋に入っているキャップレス。なんでこんなところに、いや、そもそもなんでこのモデルがあるのだろう、という疑問。このタイプ、結構カラーバリエーションがありますので、それを揃える中で黒いのも、となったのだろうか、とあれこれ考えていて思い出したのは、使わないからあげます、といって貰ったものだということでした。

 貰ったからと言って、私も使いません。使うことはできますけれど、キャップレスはたくさん持っていますので、敢えてこのモデルを使う必要がありません。実際、これを使うとなると、少々面倒です。

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 これをくれた人は、「14Kペン先のキャップレスは良いぞぉ」と聞いて手に入れたのだそうです。確かに、私も見つけたら保護するように覇気をつけています。気の毒なことに、これを手に入れた人は、使う手だてを持っていなかったのです。どうすれば実用できるか、あれこれ調べた結果、自分には向いていない、ということで手放されたのです。

 そういうことで手元に来たのですが、手元にカートリッヂがあっても、それを挿す勇気があるかどうか、ということと、そもそも貴重品であるということ。ではコンヴァータで、となりますが、キャップレスにコンヴァータは似合いませんし、第一、面倒です。

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 こうした古い目のキャップレス全般、「がさつな人には扱えないないんだよな、これが」などと通ぶって初心者をいじる、という趣味の悪い遊びにも使えます。例えばこのモデルですと、何故かノックボタンが塗り分けられています。黒く塗られたところが見えなくなるところまでノックして、スッと力を抜く。この加減を会得していないと、ペン先が出た状態で固定されず、すぐに収納されてしまいます。ボールペンのように、力加減も何もなしにグイッとノックしてはダメなのです。不便といえば不便なのですけれど、持ち主ならばこそ、の力加減、これもこの萬年筆の楽しみ方のひとつなのかもしれません。

2022年11月27日 (日)

凄い人出

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 すぅすぅと寝息を立てて寝ている「ちち(仮名)」さん。飼い主は日曜日が終わって悲しんでいるというのに、彼女には曜日もへったくれもないので、毎日よく食べて、お散歩して、そしてひたすら寝る、という繰り返しです。羨ましい限りです。

 お天気の良い週末。土曜日は残念ながら半ドン勤務だったのですが、それはそれで良い出会いがあり、今の仕事で懸案となっていることがパッと解決した良い1日でした。そして今日は、次男とあちこちのペットショップを巡ってから、単独で京都市内を目指しました。

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 近鉄京都駅から、JRの線路をまたぐ南北自由通路を通って京都駅の北側、いわゆる烏丸口へ出ようとしたのですが、ものすごい混雑。もしこの通路が電線だったら、抵抗による発熱で焼き切れてしまうんじゃないか、というほどの、猛烈な人の波にブロックされながら歩きます。猫も杓子も、それほどの必要性もないのに(と勝手に思い込んでます)トロリーケースをひっぱって歩く、しかも周りのことなど何も考えてない、そういう連中に呪いの言葉を吐きながら、烏丸口のバス乗り場にたどり着き、バスに乗って四条河原町、そこから蛸薬師、そして六角へと進んで、このお店にたどり着きました。

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 普及価格帯のセイラー製萬年筆。紺色の軸にラメがちりばめてあります。正直、安っぽい萬年筆です。このお店で3480円で売られていますので、まぁ価格なりの内容です。紺色でラメ入り、というだけでは何の特徴もないのですが、お店の暖簾にも描かれている、大きな筆を抱えた兎さんが描かれているのが特徴です。

 ポチ袋や祝儀袋、ちょっとした紙もの、墨で文字を書くためのお道具類。そういったものを扱っている、言ってみれば文房具店。嵩山堂はし本さんというお店です。「嵩山堂」は、すうざんどう、と読むのだそうです。

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 白い軸に、金色の線でこの兎が描かれたものもあって、そちらは16000円ほどの値札が付いておりましたから、金ペン付きなのでしょう。兎の絵ひとつでお買い求めになる方も少なくないようです。もうかなり前に、この紺の軸に兎という仕様で、けっこういいお値段の萬年筆が限定品として売られているのを見かけたことがあります。そちらはおそらく金ペン付きだったのでしょう。

 ご好評につき、ということで、こういうものを売られているのだと思います。実際、これ以外はほとんどが筆、或いは筆ペン。上等な硯などもお店の中には展示されていました。特にこれと言ってほしいものがあるわけでもないのですが、時折覗いてみたくなるお店。京都はあまり好きではないのですけれど、こういうお店があるのでついつい足を運んでしまいます。今は紅葉のシーズンなので、人出がものすごいことになっているのが非常に難儀ではあるのですが。

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2022年11月26日 (土)

パケ買い

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 5回目のワクチン接種を終えて帰宅し、こたつむりして自然死する飼い主の枕元で眠っていた「ちち(仮名)」さん。こういうところがワンコの可愛いいところです。ニャンコは飼い主が何かに取り組んでいる時に限って絡んできて、それ以外の時は知らん顔、なんてイメージを勝手に持っているのですが、実際にはどうなのでしょう。

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 使用されるワクチンの関係で、お気に入りの自衛隊大規模会場ではなく地元の「市庁」で接種を受けました。過去の名物市長が「市役所」と呼ぶことを許さなかったので、今でも建物の名前はそうなっております。ここでの接種、傍目にもモタモタした感じだったのでこれまで避けていたのです。自衛隊では空いていれば予約時間前でもどんどん接種してくれますが、市役所でそれをやると待ってましたとばかりクレームをつけてくる奴が出るからでしょう、空いていましたけれど、時計と睨めっこできっちり時間通りの接種でした。

 そうなることを予想して、時間が来るまで近所のお店で時間潰しをしていて、写真のようなものを買ってしまいました。萬年筆は大きさ比較用のモンブラン146で、買ったものはそれとは全く関係のないものです。

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 単にその、この入れ物、缶が欲しかっただけなのです。そして、例によって、現時点ではこの缶の使い途は全く考えておりません。ただただ、この缶良いなぁ、手元に置いときたいなぁ、っていうことだけだったのです。

 普通、パケ買いっていうのは、パッケージに描かれたものが気に入って、ってことだと思うのですが、この場合はパッケージそのもの。中身は全く欲しくもないものなのです。

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 ね、良いでしょ。現役時代だったら、これ、チョーク入れ一択ですね。実際、そういう使い方してる先生がいても不思議ではありませんが、学校の先生ほど勉強しない人種も珍しく、書店などまず行かない、という人が恐ろしいほど多いのです。このお店も大型書店併設ですので、周りを見渡しても先生っぽい人は皆無でした。

 さて、中の飴ちゃんを人にあげたら、この缶の使い途を考えなければ。

2022年11月25日 (金)

リソース

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 つまらんなぁ、という顔で寝床に伏せっている「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰宅してしばらく遊んで貰ったのは良いのですが、あろうことかそのあとで飼い主が「一人で」おいしそうなパンを食べ、なおかつお裾分けがなかったことに納得がいかないのかもしれません。彼女は本当に良く心得ていて、お母さんに対して「くれ」と吠えることはほとんどありません。そんなことをしても無駄ですし、怖い顔で叱られるだけだからです。逆にお父さんや大きいお兄さんに対しては、押したら通るかも、という期待を抱いていますので、ガシガシ押してくるのです。しかし本日はワンコにとって体に良くなさそうなものが入ったパンを食べていたので、さすがのお父さんもお裾分けをしてくれなかったのです。

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 セイラーのポケット萬年筆。18K-WGのペン先をもつ、その時代にあってはメインストリームの萬年筆であったと思われるものです。ぺんてるのケリーと全長がほぼ同じだなぁ、というだけのことで、並べて記念撮影。ケリーの方がホンの少し長いのですが、無視できる差です。

 この両者ともに、キャップの存在こそがすべて、な筆記具です。このキャップがあるからこそ、その個性が際立つのです。

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 キャップを外して、嵌合部分をそろえて並べてみます。どちらも、キャップ、もう少し短くてもいいんじゃないの、という感じに見えます。ケリーの方はキャップに収まっていない部分の方がしっかりと長いのですが、セイラーのポケット萬年筆の方は尻軸が変に長い感じがします。中にカートリッヂを収めなくてはなりませんから、一定の長さは必要でしょうけれど、それならキャップに収まる大先の部分をもう少し長くして、尻軸を短めにしておいても良かったのではないか、と素人の私なんかは思ってしまうわけです。でもそこには、バランスとか見た目の印象とか、きちんとした理由があるのでしょう。

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 キャップをポストした状態。このようにすると、セイラーのポケット萬年筆の方が少し長くなります。この場合、キャップに隠れてしまう尻軸の長さは全く関係ありませんが、大先の長さから見て不必要に長く見えたキャップそのものの長さ、それが効いてきます。ケリーについてはその独特のメカニズムの関係もありますから、まぁこんなもんでしょう、というキャップの長さ。

 使うときには使わないのに、使わないときに使うもの、なぁ~んだっ、っていうなぞなぞ。正解は多くの場合、お風呂の蓋ですね。萬年筆など筆記具の場合、ポストしない人にとっては、キャップというのもこのなぞなぞの答になるでしょう。私は何でもかんでもポストする人で、それができないからファーバーカステルの萬年筆は持ってない、っていう人なので、キャップがあって初めてその機能が発揮されるポケット萬年筆は大好きなのです。PILOT遺骸の国産メーカーからも、復刻製品が出れば良いのになぁ、と思っているのですが。

 

2022年11月24日 (木)

この親にして・・・

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 写真を撮られまいと目をそらし続けている「ちち(仮名)」さん。ワンコは飼い主に似るといいますが、実際飼い主も、写真を撮られるのが好きではないのです。中学生の頃、校外学習や各種の行事の際に撮られた写真は、授業参観の際に教室の後ろの壁に番号付きで掲示されて、参観に来た保護者がそれを見て我が子の写っている写真の購入申し込みをする・・・というシステムだったのですが、何十枚と貼られている写真の中のどれを見ても、見事に私だけ写っていないので、一体どういうことなんだと親に詰められる、というのが毎度のことでした。

 今時の保護者ですと我が子が写真に写ってないのはどういうことなんだと学校に詰めてくるわけですが、さすがに私の親はまともでしたので、我が子がまた何かやらかしてるに違いない、という前提のもと、キッチリ詰めてきていたわけです。それはもう、教科の成績がよろしくないことを詰められる以上にしんどいことであり、かつ、いくら詰められても私自身、改善(?)するつもりはまったくありませんでした。集合写真を撮る際は、カメラマンの「はい、ではお撮りします、レンズを見て・・・はいっ」という、この・・・のタイミングでサッとフレームから出てしまうというのが特技でした。ですから、不登校なんて言葉もない時代でしたし、実際皆勤に近く登校していましたけれど、中学でも高校でも、卒業アルバムの集合写真に私は写っていないはずです。アルバム自体捨ててしまったので、今となっては確かめる術もありませんが。

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 本日は、こんな袋を二つほどこしらえました。ご覧の通り、プラモデルを作った後の残骸ですが、ひと箱のプラモデルを作り上げて、すべてのパーツがきれいに折り取られてなくなる、というものでもないようです。ガンプラなど、どんなポーズをさせるか、何を装備させるかによっても使用するパーツが違ってくるのでしょう。で、そういう「使用済み」のプラモデルの箱、これを作成者である次男に「要らないものは処分する」と伝えて、「納戸にあるのは全部要らないよ」と聞いたのが数日前のこと。で、例によって腰の上がるのが遅い私が、ようやく重い腰を上げて、おもむろに空き箱を積み上げ、中に入っているプラスチック類をゴミ袋に詰め、箱は潰して、束ねるのも面倒だからとシュレッダーにかけていたところで、事件は起こり、次男は怒りました。

 どうやら、確認してから数日の間に、捨ててはいけない箱も納戸に放り込まれていたようで、それを知らない私がせっせと分別してゴミ袋に詰めてしまった、ということなのです。幸いなことに二人とも今日は気持ちに余裕があったらしく、怒鳴り合うこともなく、静かに事態を収拾することができたのですが、問題はその、捨ててはいけないものの置き場所です。そういうものを整理途中の納戸に放り込まれてしまうと、この先の作業が進められません。納戸、そこは我が家のフロンティア・・・なので、まだまだ整理が必要であり、何が出てくるのかもわかりません。それが終わって初めて、納戸は当面使わないものをきちんと整理整頓して保管しておく場所、として機能することになるのです。

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2022年11月23日 (水)

色がわからない

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 お散歩を楽しんでいる「まりりん(たぶん雄)」さん。冬の陽が低く射し込んでいる時間に、灰色の敷石の上を歩かせているところを撮ったので彼女(彼?)の甲羅の色がよくわかりません。写真からもわかるように、只今絶賛脱皮中。無理に剥がすわけにはいきませんが、気がつくと水槽の中に剥けた皮が浮かんでいたりします。

 火曜日の夕方に水がきれいな状態であることを確認して、水曜日、すなわち本日の朝に食べる分の餌を置いて帰ってきたのですが、明日の朝は、きっと水槽の中に食べ散らかした餌のカスが浮かんで悲惨な状況になっていることでしょう。タイミングによっては、排泄物も転がっているかもしれません。で、それほど水を汚すくせに、汚い水の中で暮らすのを嫌がるのです。あまりに汚い水の中で長時間おいておくと、水を飲まずに脱水になることもある、などと脅し文句を書いてあるサイトもあるので、水質には神経質になってしまいます。

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 PILOTの普通のケースやなぁ、とホコリを被ったケースを手に取ってみれば、どこに行ったんだろうなぁと長いこと頭の片隅で気にしていた萬年筆が入っておりました。2014年3月18日の記事で紹介して以来、箱の中にしまってそれっきりになっていたようです。当時と今とではBlogを置いてある場所が変わっており、引っ越しの際に大失敗をしたので写真などは見られなくなっています。第1号の記事が2008年の9月16日ですから、途中お休みの期間もあったとはいえ、私にしては結構長いこと続いているものだと改めて感動してしまいます。

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 昔はWAGNERの限定萬年筆なんてものもせっせと買っていたりしたのです。恐ろしいことに、年間のWANGERの集まりにもガンガン参加していて、参加率の高い人ランキングで上位に紹介されてこともありました。その頃、WAGNERの会合で談笑していた人たち、今ではもう遭わないようになってしまった人もけっこういます。宴会に行っては唐揚げ3キロ、なんて注文していた頃を懐かしく思います。

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 で、肝心の萬年筆。こいつばかりは、私の下手くそな写真ではその正しい姿を伝えることができません。そのうち、昼間の自然光で撮ることができたら、軸の色をお見せしたいとは思いますが、写真を見る限りでは黒い軸にしか見えませんね。

 こいつはちゃんとした茶色い軸の萬年筆なのです。それも、昼間、肉眼で見れば、ちゃんと茶色ですが、照明器具の光の下で見ると黒い軸だと認識してしまうこともあります。難儀な色なのです。

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 左右非対称の刻印、というのは非常に珍しいものです。しかもこれ、WAGNERの限定萬年筆にもかかわらず、細字系に人気が集まったのも珍しいところです。PILOTの細字ですから、日本語の文字をしっかりと書いていくのには最適です。

 これも、滅多に使わないまま、長いこと眠っていた萬年筆。この先もまた、長いことお休みになるのでしょうか。

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