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2024年1月15日 (月)

意外と効く

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 すやすやと眠る「ちち(仮名)」さん。このまま朝まで起きなければ良いのですけれど、それは時の運です。

 本日の飼い主は主夫としての役割を何とかこなしました。横着したことといえばお洗濯。洗濯機で洗っておけば息子たちが干してはくれるのですが、部屋干しは干し方が命で、間違うと恐ろしい生乾き臭に襲われますから、最初から洗濯乾燥機におすがりすることにしました。

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 機械にすがるといえばこちら。飼い主が大好きな機械の一つ、シュレッダーです。最後の学校には紙をきしめんにするような機械しかありませんでしたので、速攻で校長による専決予算でマイクロカットタイプのシュレッダーを買い増したのです。

 多くの先生方は、別に裁断クズの文字が読めてもいいじゃないか、という感じだったのですけれど、ダメダメ、そんなことでは大事な子供たちの個人情報がどこで漏れるか分かりませんよ、と説得したことを覚えています。ここら辺に、先生という種族の根底にある、救いようのない性善説体質が見えてきます。

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 で、その細かく切れるシュレッダーが納入されるのを待ち切れず、オークションサイトで一台、小型のものを買い、退職後は自宅で不要な書類をせっせと裁断していたのですが、酷使に耐え切れなかったようで早々にお亡くなりになりました。やっぱりこういうものは新品を買わなくては、と自宅用に買ったのが、あろうことがメイドインPRCのこの機械です。

 これ自体はPRCなどと誤魔化さずに直球でチャイナと名乗っておりまして、それなりにきちんと作ってある印象です。何より、裁断クズのサイズが2ミリかける12ミリというカタログスペックに偽りなし、というところにまともさを感じます。唯一残念なのは、手動正転機能がないこと。紙を差し込むと自動で裁断開始、あとは停止と逆転しか選べません。

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 実はこの機械、お払い箱にしたのです。一度に10枚ぐらい裁断できる、というのが購入時の決め手だったのに、3枚ほど重ねて入れると裁断がストップするという状態になったので、もはや使い続けられないな、と。

 一般家庭で使うのにどんだけのスペック求めてんねん、というところですが、強迫神経症の気がありつつも大きく抜けたところも多数、という私の性格が出ているところなのです。DMなどそのままゴミ箱に捨てれば良いのに、なぜか裁断せずにはいられないのです。しかも怠け者、面倒くさがりなので一度にまとめてたくさん裁断したい。結果、枚数多く、かつ細かく切れるやつ、というあまり選択肢のないものを求めてしまうわけです。

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 今の職場には、まさしくきしめん製造機としか言いようのないフェローズのシュレッダーがあります。タフで良いのですけれど最近は裁断時にキュルキュルと異音がするので、シュレッダーオイルでメンテナンス。当たり前ですが、なかなか静かに、かつ仕上がり良く切れるようになりました。

 このオイルは、そもそも自宅のシュレッダーをメンテナンスするために買ったもの。それでお払い箱にする前に、労をねぎらうということを兼ねて念入りにオイルを使ってみると、裁断枚数が少し増えました。紙3枚で詰まっていたものが、10枚でも大丈夫、ということに。

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 正直なところ、油をさすだけでこんなに改善するのなら、もっとまめにあれこれやってみてから買い替えを考えればよかったな、とも。

 でも、と自分を納得させるために言い聞かせるのです。新しいのは国産だし、一度に20枚ぐらい切れるし、手動で正転させることもできる。新しい機械をしっかりメンテナンスしながら死ぬまで使おう、と。まずは、裁断する不要な書類をガラクタの山の中から引っ張り出すことが先なのですけれども。

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