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2023年12月

2023年12月31日 (日)

越年

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 今年最後の一枚を撮られた「ちち(仮名)」さん。相変わらず昼間にぐっすり寝て、夜、家族がそろそろ床に入ろうかという刻限に鳴き始めるというパターンを繰り返しています。

 一昨日、昨日と東京で遊んでいただいて、年が改まればしっかり仕事に打ち込む一年に、となれば良いのですが、そこは私のことですから「抱負」だけ抱えて新年のスタートを切って年の終わりまで抱えきれずに全てをこぼしてしまっているというパターンになるのでしょう。

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 そんな私らしい一年の締めくくり、やっぱり思いつき、行き当たりばったりなのでした。

 写真のサボ。こういうものは、ヘッドマークというのが昨今は一般的ですが、古い鉄ちゃんはサボと呼びます。旧国鉄では列車行先札という名称で、その電報略号が「サボ」でした。

 サインボードを略してサボ、という説が一般的ですが、近鉄では「運行標識」が正式名称だそうです。さて、こちらの運行標識から、何が読み取れるのでしょうか。

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 本日、近鉄名古屋駅で撮影したXT12編成です。2000系電車の電算記号がXTで、これはその第12編成なので、サボにXT12と入っています。この編成のため、そして今日と明日の2日間のために作られたサボです。

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 2000系は電動車2両、付随車1両の3両固定編成で、付随制御車であるク2100形の車番が編成番号と一致します。この系列は12編成製造されたのでこれが最終編成。名古屋線で使用するための車両ながら抑速ブレーキを備えているため、青山峠越えが可能ですので大阪線で走ることも可能です。またこの系列の電動機は、二代目ビスタカーに使われていたもの。いろいろなエピソードを持つ系列なのです。

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 2両の電動車のうち、運転台のあるものが偶数、中間車が奇数の車番です。電動車2両、計8台の電動機を制御する主制御器が中間車に搭載されているので、このような付番になっているのでしょうか。

 2023年から2024年への年越し、ということでこの編成にスポットライトが当てられたのです。普段は3両で名古屋線の準急や普通を中心に運用されており、ワンマン運行対応ですので湯の山線などでも運用されています。写真に収めたい方、元日に頑張ってください。

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2023年12月30日 (土)

年忘れ

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 おかえり、と顔を上げてくれた「ちち(仮名)」さん。ここら辺は、誰かれ構わず水槽のそばへ人が来ればガサゴソ暴れる亀さんと違うところで、ワンコならではの可愛いところです。

 一方、帰宅した飼い主は風呂上がりに体重計に乗って青ざめました。1日一食、それも高タンパク低糖質、という生活をしてきたこの一カ月がなかったことになるほどの破滅的数値を叩き出しました。大部分は水分ですから、増えた分の半分ほどはすぐに落ちますけれど、それにしても恐ろしいことです。旅の食は食べ捨て、とならないのが怖いところです。

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 メガネをかけた小太りのお爺さんがしっかり味付けしたカシワを揚げてるお店、ではありません。国際ファッションセンターの頭文字からKFC。最初のKをIにするわけにいかなかったのか、この略称に決めた人に問いただしたいところです。おそらく、ファッションであってFASHIONではなく、CENTERではなくてセンターだ、ということ。NHKみたいな感じなのでしょう。

 有料参加者は77名、とか聞こえたような気がします。申し訳ないことに、途中で会場を抜け出して秋葉原電気街をさすらっていたので、何人かの方にはご挨拶ができないままお別れとなってしまいました。久しぶりに行ってみると、何やら綺麗なビルが建っていたりして、昔から馴染んできたあの店もこの店も無くなったり移転してたりと、何となくではありますけれど、東京へ来たら必ず寄ってみよう、という街でもなくなったかな、という印象。お爺さんになってしまったからなのでしょうね。

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 あんなこと書いてるから、怒ってこれ持って来たんだよ。持って帰って勉強しなさい、とN御大から賜ったのがこちら。12月7日の記事に出て来た木軸のボールペン、ツイストしても芯が出てこない、というのは管理の問題も大きいのだそうです。

 しばらく使わないものなら、リフィルを抜いておくのが良いのだとか。リフィルのタイプによっては、長いこと入れっぱなしにしておいた場合、インクなどが漏れ出てボールペンの機構を傷めることもあるのだと。今のものならそういうこともないのでしょうが、作られた年代を考えれば、やはり手をかけてやることが大切なのでしょう。手のかかるものを大量に蒐集してほったらかし、という、実にいけないことをしているわけですが、それはそのまま「半」に通じるものでもあります。

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 少し前に特命係が発足したという関東風の「半」ですが、すでに絶滅危惧種だとかレッドブックに搭載とか、そういう域を超えて、もう一体も残っていない、という話も入って来たのですが、会場には本家本元、ニ右衛門マスターも来られていました。万が一にもジャンケン大会などが開かれたら即対応できるように、妖しいブツを何点か持ち込まれていたようですが、その内一点を頂戴してしまいました。来年はぜひ、広島の怪人さんにも多摩川を越えていただきたいものです。

2023年12月29日 (金)

前夜祭

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 こちらへ向かってくる「まりりん(休暇中)」さん。同じ部屋では次男が深夜までゲームに興じていますので、概日リズムが狂うのではないかと心配するどころか、飼い主は友人たちと銀座、新橋で飲んだくれておりました。

 お酒を呑むということは実に面白く、かつ難しいもので、自分も気分良く、そして周りの人も楽しく、というのはなかなか越えられない壁として立ちはだかります。今宵は、楽しく呑めたでしょうか。WAGNERの受付の人にお店選びをお願いして、呑んでいるみんなでその人をひたすらいじっていた、という記憶しかありません。ありがとうございました。

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 沖縄料理を出すお店でした。こちら、いつものように全日本コロッケ連盟。紅芋のコロッケです。

 自宅を早朝に出て、おやつの時間ぐらいに都内に到達。昨今よく言われる「タイパ」の観点から言うとこんなにバカな移動はありません。しかも東海道線。なんの目新しさもなく、18きっぷの旅をする人と普通に生活している沿線の人たちとで、昼間だというのに電車内はほぼ満席。ただし本日は、コロナ前のように車内が中国、ということはなかったので、静かに移動できました。

 明日は年忘れ泉筆五宝展。年に一度、この時だけしかお顔を見ない方も来られることを期待しつつ、年末の慌ただしさを忘れて遊ばせていただきます。

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2023年12月28日 (木)

シンクロ率

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 知らん顔で眠る「ちち(仮名)」さんですが、心中は穏やかではないようです。本日より10日間ほど「まりりん(アイドル亀)」さんが我が家に逗留なさるからです。

 本日は朝から施設内のエアコン全てのフィルターを外して洗いましたが、なかなか粘っこい埃で苦戦。半日がかりで洗ったものを天日干しして再度取り付ける際に本体にこびりついた埃もこそげ落としたのですか、これまた手強い相手で、全ての作業を終える頃には肩がおかしくなっておりました。

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 この年末年始、亀さんには職場でお留守番をしてもらうつもりでした。年末年始の6日間の休みのうち、2日ばかり様子を見に行って餌を与えて水を換えれば良いか、と思っていたのですが、私の職場には仕事納めの日に大掃除をして帰る前に全館燻蒸、という慣わしがあることを忘れておりました。生き物を置いたまま燻蒸はできませんから、メダカの水槽は半地下・半屋内の駐車場に置いて職場のすぐそばに住んでいる職員さんが毎日の餌やり。観葉植物はこれも職場近くにお住まいの別の職員さんのお家で過ごしてもらうことになりました。亀を手で掴める職員は私だけなので、結局、連れ帰ることにしました。

 1月は4日に出勤して5日は休みを取り、6日からの三連休は青春18きっぷを使い切る旅に出ます。明けて9日の朝、亀さんと一緒に出勤するとなると、それだけで最低30分は早起きしなければなりませんのて、できれば8日の夜のうちに戻っていただこうと考えております。小さな亀ですけれど、そのお家ごと移動しますので、なかなか大掛かりになるのです。

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 60センチかける45センチというちょっとヘンタイなサイズの水槽、水量30リットルで、生物濾過を行っていますので、水抜き、運搬、再設置、注水と、なかなかの手間です。

 設置するのは客間としても使う仏間。神棚に仏壇、床の間と揃っていて、お正月の生け花に鏡餅もおかれるお部屋。お客さんをもてなす座卓にどーんと水槽を置きました。かなり前に、萬年筆研究会の会合で神戸に来られた際に宿にあぶれた友人に泊まってもらったのに、うちの白いわんこが目の前で粗相をした、という曰く付きの部屋でもあります。

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 ところで、結構大変な思いをしながら亀と水槽その他一式を車に積んで帰宅する途中、なぜかスーパーに寄ってこんなものを買ってきた、と言う私の顔をまじまじと見て、呆れたような表情を浮かべた妻。どうしたのでしょうか。

 明日明後日と、世間は暮れの大変忙しい時期だというのに、呑気に東京旅行と決め込む私。明日が誕生日であればこそお赦しをいただいているわけですが、せめて年越し蕎麦の準備は、と買ってきたものですが、妻もまた、31日には品切れになる店も出るからと買い込んできていたのでした。いや、夫婦のシンクロ率、なかなか高いのではないでしょうか。海老天の方が蕎麦よりたくさん、っていう事実はさておいて、ね。

2023年12月27日 (水)

ありがとう

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 明日からまた、マリリンさんと一緒やでぇ、と聞いて表情を変える「ちち(仮名)」さん。妻や長男は何とも思っておらず、長女は亀吉呼ばわりしてそばに寄ることもないので、味方になってくれるのは次男だけ。この年末年始は職場に残したまま、3日に一度ぐらい様子を見に行くつもりでしたが、次男に背中を押してもらって自宅に連れ帰ることに決めました。

 仕事納めとなる明日、職場では大掃除をして、帰り際に館内各所でバルサンを炊きます。思えば昨年は、亀の隣で暮らしているメダカの水槽を地下(半屋外)の駐車場に移して猫よけに重たい板で水槽に蓋をしておいたのでした。そのことを忘れていたのです。危うく、バルサンの霧が亀の水槽に降り注ぐところでした。

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 明後日は自宅最寄駅から始発列車に乗って東京へ向かいますので、お正月の準備は今日明日が勝負。特に亀がお正月を過ごすための場所を空ける作業がメインです。しめ縄を買って玄関と神棚に飾るのも本日やっておかなければ一夜飾りになってしまいます。

 片付けるとは、今そこに散らかっているものをあるべき場所に収めることと理解してはいますが、その、本来あるべき場所、というものが確保されていない我が家。本気でやるなら、ドミノ倒しみたいになって、今、必要な場所ではなくて、遠く離れた場所を片付けることから始めなくてはなりません。それを今からやるのは無理。とりあえず亀の水槽を安置する場所の確保を最優先とします。

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 今年はあまり開かれることがなかった萬年筆研究会の関西地区大会。この前の神戸では、久しぶりにじゃんけん大会が行われ、そこに景品としてこのセットの一部が出されていました。

 何と、これこそ中の人の特権、その第一回神戸ペンショウの入場記念のお土産、我が家にも完品で残されていました。亀さんの居場所を確保する中で、あれをこっちへ、これをあっちへと動かす中で出現したものです。

 ぺんてるのシャープペンシル、萬年筆で書くのに好適な名刺サイズの紙、そしてA5サイズのクリアフォルダ。ナガサワ文具センターにほとんど頼りっぱなしではありましたけれど、確かな第一歩を踏み出したことの記念碑です。

 神戸ペンショウの会場として、2015年から9回お世話になった北野工房のまち。明日で閉館です。このあと、どういう形になるのか、まだまだ不透明ではありますが、長い間、本当にありがとう。その言葉しかありません。

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2023年12月26日 (火)

柄もん

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 寝ても起きても、どうにも落ち着かない、と訴えて鳴き続け、あちこち歩き回る「ちち(仮名)」さん。時折布団に戻って来るものの長続きしません。飼い主にとっては、今夜は彼女の夜伽、ほぼ確定です。

 そんなワンコの傍で、飼い主はいつものカチ割り大工。居間に続く和室の襖が開け閉めできなくなったと妻が言うので、先日の紀勢線一周の途中、紀伊勝浦駅での乗り継ぎ時間に、駅前にホームセンターがあるのを見て、ワッシャを買っておいたのです。襖を取り外し、戸車の取り付け部にワッシャを2〜3枚カマして、はみ出し量を嵩上げ。これで、襖の木製の部分が敷居と接することがなくなって、嘘のようにカラカラと開け閉めできるようになりました。むしろ、お行儀良く襖を閉めるのが難しくなった、とも言える状態ですが、快適です。

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 相変わらず鳴き続けているワンコの声を聞きながら棚を整理していると、カランダッシュのロゴが入った箱を発見。同ブランドの萬年筆は一本も持ってなかったはずですので、ほぼ確実にボールペンが入っているものと思われます。

 同じような箱が二つ。アンモナイトっていうボールペンは買ったはずですがどこへしまったのかわからなくなって、長いこと現物を見ていません。それに、こんな箱ではなかったような朧げな記憶があります。

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 で、開けてみると動物柄でした。あまりにもバリエーション豊富な同社の849シリーズ。この動物柄もいろんな柄がありましたが、人気の柄は早々に売り切れてしまったので、存在を知った時にはこの柄しか選べなかった、というようなことだったと記憶しています。

 トラと、もう一つは何の動物でしょう。他にどんな動物柄があったのかも忘れてしまいましたし、結局、このボールペンも使わないまま、今日まで埃をかぶって眠っていたのです。

 最近、我ながら少しだけ賢くなったなと思うのは、筆記具を含め、文房具全般、買わなくなったなぁ、ということ。使うアテもないのに、機能や発想、物珍しさに惹かれて、ということがなくなりました。良いことです。

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2023年12月25日 (月)

全部入り

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 耳元でむにゃむにゃ言う声が聞こえたので、そのままカメラを構えてパシャリ。お顔をおさえるには意表をついて撮るに限ります。今日はよく寝ていたのでまた寝顔かな、と思っていましたので思わぬ収穫でした。

 妻によれば、昨夜も夜中に鳴き叫んでいたのだそう。飼い主は布団の中でぬくぬくと眠り込んでいて全く気がついておりませんでした。このあたりの構図は子育て時代から全く変わっておりません。ダメな夫の典型です。

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 小さい方のプロフィットを見つけました。何でこういう、何の特徴もないペンを置いてあるのだ、すぐにでも嫁に出さねば、と思ったのですが、そもそも、そんなものがなんで我が家にあるのか、というのが引っ掛かります。

 同じプロフィットでも21金ペン先のついた大きい方、それも特徴のある字幅のものを買って親方に「いらんこと」をしてもらったら、それで満足してあとはペンケースの肥やしとして永眠。それがいつものパターンのはずです。

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 こいつは小さくてペン先も14金ですから、志望校に入学したお祝いに親戚のおっちゃんが買ってくれた萬年筆、という感じ。贈る方にすればお値ごろで、なおかつ金ペン付き。でも、これをもらった高校生は喜ぶでしょうか。

 姪が大学に合格したお祝いに萬年筆を、ということで神戸元町の専門店に連れて行ったことを思い出します。白い萬年筆という希望でプロフェッショナルギアのピンクゴールドとM400の白亀が最終候補に残り、悩みに悩んで白亀が選ばれたのでした。姪は左利きなので、念入りに調整してから本人のもとへ。インクのことなどを考えると、セイラーの方があとあと楽だったのでは、とも思いますが、若い女性ですから色んなインクを楽しむという意味では良かったかもしれません。

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 で、こちらの小さなプロフィット。ペン先の形がおかしい。スキー板の先っちょみたいになっています。萬年筆初心者の私でも、ここまで来ればわかります。これ、まんねんですね。

 プロフィットふでDEまんねんで、金ペンがついているということは、ひょっとして、というかとうぜん、あれやなぁ、とルーペを。

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 これ、長刀ふでDEまんねんでした。だから我が家にあったんですね。変なモンですから。

 セイラーであること、長刀であること、それだけでも十分にヘンタイですけれど、それに加えてふでDEまんねんですから、私のような者にはまず使いこなすことができないペンです。

 やはりこういうのは、そこらに放り投げておかないで、ちゃんとわかるように保管しておかないといけませんね。

2023年12月24日 (日)

くじら

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 あ、帰って来たん、と飼い主を一瞥してすぐに寝てしまった「ちち(仮名)」さん。その後、飼い主がいつもの場所で寝転ぶと、いつの間にか向きを変えて飼い主の方を向いていました。ワンコらしさに溢れる可愛い仕草です。

 この冬の青春18きっぷの旅、本日は2回目で紀勢線一周を「何となく」計画して家を出ました。

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 自宅最寄駅から始発に乗っても意味がなく、始発から4本目を狙って駅まで歩きましたが、あまりの寒さに速足になって1本前の列車を捕まえることができました。これだとJRに乗り換える駅まで、途中で速達列車に乗り換える必要がありません。

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 和歌山県の紀伊田辺まではスムーズな乗り継ぎで、そこで1時間待ち。さらにその先、串本でさらに1時間待ち。2時間も動かずにいるのならと、紀伊田辺から先、太地駅までは普通の切符と特急券です。

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 全身真っ白なハナゴンドウ。ここ、クジラの博物館ではアルビノのイルカも飼育されています。鯨の油を取るのに都合がいいからと開国を迫ったアメリカはじめ多くの欧米諸国が、牛は食うけど鯨は知能が高いから可哀想とかいう訳の分からん理屈で捕鯨国いじめをするまで、ここ太地は日本の捕鯨拠点の一つでした。

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 しかし、欧米人と違うのはこういうところ。彼らは肉を食っても牛に感謝などせず、神様だけを讃えるような感じ(私の偏見です)ですが日本人には「(命を)いただきます」という美しい言葉があります。

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 海を見つめ、鯨を見つけると狼煙を上げて船に知らせたという場所。ここには現在、灯台があります。太地町営のじゅんかんバス(無料)で実に便利に、楽に見どころを回らせてもらうことができました。

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 梶取埼灯台。かんとりざき、と読むのだと思っていましたが、町営バスの停留所名はかじとりざき、でした。「近所」の灯台、あとは三重県の菅島、神島あたりを残すのみです。

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 帰途はまたもや余計なお金を使って、これに乗るために紀勢線の三重県側を周り、松阪からは近鉄特急で「しゅーっ」っと帰って来ました。元々は津、亀山、加茂と回って18きっぷを可能な限り活用する計画でしたが、まずいことに遅延が発生してヘタをすると帰りつけない可能性が出て来たので、贅沢なルートになりました。こういうのもまた、18きっぷの旅ならでは、ですね。

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2023年12月23日 (土)

遅れるぅ!

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 まどろむ「ちち(仮名)」さん。たまたま離れたところから撮りましたところポートレートモードで撮れてしまったので、面白がって開放気味に調整してみました。肝心のお顔が写ってないので、そんなことしても何の意味もないのですけれども。

 さて、本日は午前中勤務して、昼から家に帰って冬タイヤに入れ替えよう、と意気込んでいたのですが、この先お正月も暖かい日が続く、なんていう天気予報の甘い言葉に気が緩んだので、結局、何もしませんでした。思うに、若い頃は後輪駆動の車に夏タイヤで冬の紀伊山地へ車で、なんて自殺行為をよくやってましたが、今思うと本当に運が良かったのだなぁ、と遠い目になります。いや、若い頃はホンマにアホでした、と過去形で言い切れない、現在進行形で継続用法の私です。

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 明日は青春18きっぷの旅に出るのだ、と目覚まし時計をセットしようと思ったのですが、どういうわけか時刻セットだけがうまく動きません。電池減ってるんかな、と、蓋を開けたらこんな状況で、端子部分は無事だったので電池を新しいものに取り替えても動作せず。長い間働いてくれた目覚ましとは今日でお別れとなりました。

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 さて明日の朝はどうやって起きましょうか。我が家には以前、某師匠から贈っていただいた大変に迷惑な目覚まし時計があるのですけれど、そのあまりの破壊力ゆえ手が伸びません。今夜はまた、ワンコの隣、少し寒いくらいの状態で1時間毎に目を開けて時間を確認しながら朝を迎えるしかなさそうです。

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 鉄道を利用するところまで行けば、遅れても遅延証明書が出ますけれど、そもそも乗り遅れには何の意味もなく、18きっぷの旅は遅延に関してはサポート外です。おぱんちゅうさぎの駅長さんにもらえるという遅延証明、諦める、という欄にパンチが入れられることはあるのでしょうか。

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 おぱんちゅうさぎの駅長さん。遅延のせいかすでに涙目です。このお人形、おぱんちゅを脱がせることができます。なので、前々から疑問に思っていたことを確認できるぞ、ということで勇んで(?)脱がせてみました。

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 日焼けしたおぱんちゅうさぎさん。ぱんちゅをはいたま焼いたからお尻だけピンクのまま、っていうのですけれど、おかしいですよね。尻尾が焼けてないのは、明らかにおかしいです。

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 見えますか?おぱんちゅにはちゃんと、尻尾を出すための穴が開けられているのです。ですから、おぱんちゅはいたまま日焼けしたとすると、尻尾もこんがり焼けていないとおかしいということになります。キャラクターグッズ製作に携わる皆さん、細心の注意を払って頑張ってくださいね。

2023年12月22日 (金)

貴重品

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 寝ぼけ眼で飼い主を見つめる「ちち(仮名)」さん。うむ、まだいるな、という確認でしょうか。夜も更けてそろそろ寝るかと居間の暖房を切り、そっと立ち上がって風呂に入ると聞こえてくるのが彼女の鳴き声。そこに飼い主がいなくなるとウロウロと歩き回って尻餅をつき、動けないと鳴き叫ぶのです。

 さらに悪いのは、今夜はよく寝てるな、と2階に上がって布団に入り、もうそろそろ意識を失う、というところで鳴き叫ぶこと。掘建小屋の我が家ゆえ、ご近所の迷惑になりますから、寒い中布団から這い出して居間へ戻り、彼女の身体を撫でながら眠り込むまでお付き合い。スゥスゥという寝息を聞く頃には、すっかり目が冴えてしまっています。

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 普及品の萬年筆、ラミーサファリと、それを少しだけ上等に仕上げたアルスター。机の周りをぐるっと見回しただけで2本見つけました。探せばうんざりするほど出てくるはずです。

 例によって中古ばっかり拾ってくる私なので、これらのペンにつきものの「アレ」がないのです。今回もけっこう探してみたのですけれど、やはり、ありませんでした。なので、次の写真も借り物です。

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 インクマスカラなんていうキワモノを辛い思いをしながらせっせとこしらえている人が、この紙筒、取っていいんやで、と某SNSに書き込んでいるのを見てしまいました。

 そもそも学童用萬年筆の流れを汲むこのシリーズ、使い手に優しい配慮・・・いや、絶対に使い手のこと信用してないやろ、と思うところなのです。アホでも子供でも使える、そうしてあるわけです。

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 数少ない新品で手に入れたサファリ系、この輪っかはちゃんと残しておこう、といつも思うのですけれど、結局、手元にありません。

 サファリを買うと、すでに軸の中にインクカートリッヂがセットされていて、ユーザーはこの輪っかを外して軸を回すだけで良い、というユーザーフレンドリーな設計。一時、普通の萬年筆でやるように、グイッとかーとりっぢわ押し込んでみる、ということにそれこそ血道を上げたことがあるのですけれど、不器用無双な私にはとっても難しいことだと思い知るだけに終わりました。

 この次、新品、あるいは未使用のサファリかアルスターを手に入れた時は、まずこの輪っかを外して、すぐに取り出せるところにきちんと保管しておこう、とできそうにもないことを心に誓う私なのでした。

2023年12月21日 (木)

貧乏削り

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 いきなり顔を上げた「ちち(仮名)」さん。大好きなチュールが入っている引き出しを開ける音が聞こえたからでしょうか。ワンコは飼い主に似てくる、と言われます。彼女も残念ながら飼い主に似て肥満傾向にあったので、そのための療法食を食べてきました。

 もう、そんなに長く一緒にいられるわけでもなさそうなので、最近では彼女が喜んで食べるものを与えるようにしています。食欲に関しては今も若い頃と変わらないのですが、療法食はいつも残し気味。なのでその上からチュールなどをかけてやると、勢いで療法食も口に入る、というわけです。

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 小学生の頃、筆箱には必ずこれを入れておくように言われていたのですが、勉強なんて全くやる気のない子供だったこともあって、あまりこれを使った記憶がありません。

 校正などに使うと、この赤鉛筆の芯の柔らかさが生産性を下げます。それは気持ちよく書ける萬年筆を使うのと同じで、その書き味に耽溺してしまうからです。赤では困るので青の方でいたずら書きをしたりしてしまうので、作業が捗りません。ま、私だから、でしょうけれど。

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 私の周りでは、赤青鉛筆以外の鉛筆の両端を削ってしまうことを貧乏削りなどと言って忌み嫌っていたり、子供同士だとそれを見て嘲笑ったりしておりました。実際、筆記用の鉛筆をこのように両端共に削っておけば、芯を尖らせる手間が半分になって作業が捗るようにも思うのですが、逆に、それほど長い時間、集中力を保っていられるのか、ということもあります。

 筆箱に6本の鉛筆が入っていて、全部先が丸くなったら削る。それが適度な気分転換や休息になるという考え方もあるでしょう。

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 シャープペンシルのお尻の方が指示棒になっていて、5段階に伸びるというもの。こんなのを学生時代に持っていたら、それこそ授業中に意味もなく伸ばしたり縮めたりして先生に叱られたり没収されたりしていたことでしょう。実際、ごく普通に売られている伸縮する指示棒、これもポインタを外したらボールペン、となっているものがほとんどでした。何本も手に入れては折ってしまったように思います。

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 こちらは同じ会社の手になる、いわば貧乏削りシャープペンシルとでも言うべきもの。ただ赤青ではなくて、赤と緑です。0.9ミリの芯を使います。

 赤と緑、それぞれの色のついた部分をグリグリと回すことにより芯を出し入れします。当然、芯は口金の側から差し込む方式。それも、コンパスに使う芯ですか? というほどに短いものです。これでガシガシ校正したりするものではないのでしょうね。貧乏ですから、制約があるのは仕方のないところです。

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2023年12月20日 (水)

実用性

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 本日は落ち着いて眠っている「ちち(仮名)」さん。先ほど記事の更新を試みたところフリーズしてしまい、デバイスの問題かと思ったらサイト側の問題で、こっのボケがぁ、と一人で怒っていたのですが、スッと顔を上げて「撫でて」と寄って来ました。ワンコは人の気持ちを感じ取る力がすごいのだなぁ、とあらためて思ったことでした。

 昨夜はあまり良くない状態でしたので朝まで添い寝でした。今の風邪、昼間はだるくも何ともなくて、早く治すため、と布団に入って身体が温まると猛烈に咳が出る、というけったいな症状。暖房も何もない部屋で布団も被らず朝までワンコの横で過ごすと、寒くてほとんど眠った感じがしないのですけれど、咳き込まないからとても楽。今夜はどちらを取ろうかな、と、悩むところです。

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 昨日に続き、他のものを探していたら出て来た、という一本。ラミーのペルソナです。同じことなら18Kのペン先がいいな、でも軸の仕上げは、などと決めかねているうちに廃盤になってしまったもので、あとになって手に入れた中古品。考えてみれば、手元に新品で買った萬年筆なんてほとんどないのでした。

 審美眼なんてかけらほども持ち合わせてない私が見ても、これは美しい萬年筆だとおもいます。これで握り心地や書き心地が良ければ最高なのですけれど、そういうことを言うのはスーパーカーを買って引っ越し荷物が乗らないと言うようなものです。意味がありません。

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 アンタ、やる気あんのか? というクリップ。見事にぺったんこ、軸と一体化しています。そういう人はほとんどいないでしょうけれど、これを胸ポケットに挿すためにクリップを起こそうとすると裏切られます。

 クリップの端っこ、天冠とは反対の側に、指を引っ掛けて持ち上げるのはまず無理。それは見た目から明らかです。よく見ると、誘うようにギザギザがあるので、ここに指をかけて天冠の側へ引っ張ってみても何も起こりません。

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 文字通り、持ち上げるんですね。普通の筆記具についているクリップなら、この写真の人差し指、下の方へと動かすはずですが、こいつは逆で、グイッと押し上げるわけです。

 慣れてくると、スイッと押し上げてポケットに収められるようになりますけれど、このペンで相違ことをする人がどれだけいるかは疑問のあるところです。やはりこいつは、字を書くためのものではなくて、見るもの、見せるものなのだと思います。

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2023年12月19日 (火)

さらなる心配

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 凛とした表情を見せながらも身体はしっかりこたつむり、という何ともいえないバランスを保つ「ちち(仮名)」さん。こたつむりの世界では先達であるはずの飼い主ですが、これは見習わなければ、と思うところです。

 本日、職場の車を運転中に横断歩道を渡ろうとする人を見て停止。その人が全く歩き出さず早く行け行けと手を振るのでありがたく先に行かせてもらったのですが、それを見ていた善意の市民が市役所に通報してくださいました。今若い皆さん、どんどん投資とかしてFIREを目指しましょう。そして早期退職して善意の市民となり、けしからん公務員を見つけて抗議の電話をかける、ということを生き甲斐に豊かな老後を過ごす、というのを目標にされることを強くおすすめします。

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 ナンバーや車体に書かれた事業所まで詳細に見てらっしゃることから、はじめ、私が完全に見落としをして横断歩行者を妨害した可能性を心配しました。何せ糖尿病なので、あれ、すでに視野の一部が欠け始めてるのかも、と本気で心配をしたのですが、場所を聞いてその点は安心。これからも、善良な市民の皆さんの生き甲斐となるように、あれこれネタを提供していこうと思います。このBLOGだって、善良な市民からのご指導により、一時休止しておったわけですから。

 さて、他のペンを必死に探しているときにポロリと出てきたのがこちらのペンケース。中身が何かはすぐにわかりましたので、手近にあったペンを並べて大きさ比較をしました。

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 これも昨年の秋に紹介しているものです。その昔、WIZADRYというゲームにアホみたいにハマっていた時期がありました。そのゲームの世界には、ヒューマン、エルフ、ノーム、ホビット、ドワーフなどという種族がいて、このペンはまさにドワーフ。いや、ホビットだろという意見に対しては、そんなに小回りが効くわけではないし、全体的なシルエットとか名前とか、それ考えたらドワーフしかないやろ、と答えておきましょう。

 ここら辺は、真剣に議論を戦わせすぎると友達がいなくなりますから、このくらいで。

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 キャップをしている状態で、国産ショート軸より短いのです。国産のショート軸は、キャップをポストすれば信じられないくらい長くなりますから、写真の真ん中の萬年筆、書きやすそうではないな、ということはすぐわかります。

 しかし、世の中にはカヴェコの萬年筆を愛用する人が結構たくさんいらっしゃいます。冗談やろ、と思うほど短いアレでガシガシ字を書けるのですから、この萬年筆だって大丈夫なはずです。

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 ドワーフなオッサンがドワーフな萬年筆を握っている図。普通に寝かせて書こうとすると大変です。なお、この写真はやや誇張気味に寝かせております。

 実際これ、きちんと字を書くならそんなに寝かせない方が良いのです。人より寝かせ気味にして筆記する私ですけれども、カチッとした字を書く(あくまで本人の気持ちとして、であって結果ではありません)ときは立て気味に持っています。

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 けっこう普通な見た目になりました。これは意識して立てていますので、実際の筆記時にはもう少し寝かせているのだと思います。いずれにしても、ブヨっとした不細工な手になかなか鮮やかなペンが握られている、という違和感は拭えません。イタリアの萬年筆は大好きなのですが、同時に一番持っていてはいけないものであろうと思っています。着るものと同じです。

 いつもみすぼらしい格好でうろついているので、洋服にお金をかけるのが嫌ならユニクロへ行けば良いのに、なんてアドヴァイスをいただくことがよくあるのですが、たとえお手頃価格であろうと、おしゃれな服を着てはいけないので、あのお店の中がどうなっているのか、知らないまま死んでいくのだろうと思います。

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 キャップをポストした状態で、こんなに長さが違います。あらためて、国産ショート軸の素晴らしさというものを実感してしまいます。

 さて、これはこれで良いのですけれど、本来探していたペンが見つかりません。今夜はそれが気になって眠れないかも、と思うと心配で、とても眠れそうにありません。

2023年12月18日 (月)

ウジナリエ

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 これまでフローリングのままだったところに新しく敷かれたタイルカーペットをじっと見つめる「ちち(仮名)」さん。この部分に尻餅をついては起きられないと鳴いていたのに、ここに(滑り止めの)カーペットが敷かれてしまうと鳴く理由がなくなってしまう、と悲しんでいるのかもしれません。

 ワンコというのはけっこうあざといもので、頑張れば自分で起き上がれる状況でも家族の姿が見えると起こしてくれと鳴いてみる、というところがあります。そうやつ^_^て鳴かれるのを防ぐべく、飼い主は今日もせっせとカーペット張りに励むのです。

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 京都府宇治市の住宅地にある、その筋では有名なイエナリエ。地元の住宅会社の社長さんが毎年見せてくださっているもので、個人で家に電飾する、というレヴェルを超えています。

 10円硬貨の表面に刻まれた平等院鳳凰堂がある宇治川沿いからはかなり南に下ったところにありますが、それでもれっきとした宇治市内になります。この辺りは山ひとつ越えると滋賀県大津市になりますので、過去のお家のすぐそばにも平和堂があるなど、京都というよりは滋賀に近い感じですし、京都と奈良のほぼ中間地点でもあります。

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 このサンタさん、定期的に歌いながら腰を振って踊ってくれるのです。動画も撮影したのですけれど、まるでそこへ被せようとするかのように、通りがかったオバハン連中がフレームの中に立ち止まってワイワイガヤガヤと喋りまくってくれたので、速攻ボツにしました。これ、けっこう腹たってます。

 建設会社の社長さんの娘さんがご家族で住まわれているこのおうち。住んでいる皆さんはこの時期、恥ずかしくて外に出られないということですが、社長さんのすることと諦めてらっしゃるとか。電飾を設置するのに100万円ちょっと、月の電気代が6~7万円、だそうです。

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 12月26日ごろまで、日没から23時ごろまで、こうやって目を楽しませてくれているのですが、あくまで住宅街のど真ん中ですので、行ってみよう、という方は、節度を持って見せていただくようにお願いします。

2023年12月17日 (日)

どっち?

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 シャッターが落ちる瞬間に目を開けた「ちち(仮名)」さん。昨夜は夜遅くまで寝ないで鳴いていたようですが、飼い主は長距離乗車の疲れと風邪対策とでぐっすり寝込んでいて気がつきませんでした。

 風邪は寝込んだら悪化する、というのが私の経験則なのですが、今回もまた、しっかりと寝ていたことで声がリリアンになってしまいました。京橋はエェとかだっせ、というのには賛同しますけれど、この声で出勤したら、誰や、リリアン連れて来たん、と言われてしまいます。

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 家の中に溢れるガラクタを片付けるのに、まずは汎用の萬年筆の箱を処分することから始めています。中にプラスチックのケースが入っている場合、手に取っただけで空かどうか分かりませんので、ひとつひとつ開けて確認しなければなりませんが、怠け者なのでそれすら面倒に感じられてなかなか腰が上がりませんでした。

 しかし、今回の風邪はとにかく咳がすごい。で、布団やこたつに入っていたりすると余計に咳が出るので、楽に過ごすために寒い廊下に設置した棚の中身を探す、という対策に行き着いたのです。それをしていると、本当に咳が出なくて楽です。

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 通常は萬年筆とボールペン、何ならシャープペンシルまでセットになって入っているはずのケースなのでしょうが、萬年筆が2本。これは過去に譲っていただいたものをそのまま放置していた可能性が高いものです。

 大きな葛篭と小さな葛篭、お土産にどちらかあげますと言われたら小さい方を選ぶのが良いと昔話で学んでいますけれど、これでどちらか一本と言われたらどちらを選ぶべきでしょうか。

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 決めましたか? 私は左です。使われて少しテカリが出てはいますが、左はマット軸です。全日本マット軸協会の末席を汚している身としてはこれ一択です。

 我が家にある萬年筆は、必ずしも売られていた時の「正しい」状態のものとは限りませんし、このメーカーではペンクリニックで市場に出ていない仕様のペンが売られていたとの噂もよく聞きます。キャップを開けるまでは決めない、というのも一つの手でしょう。

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 答合わせ。今回は普通にマット軸で正解でした。マット軸を選んだら幸せになれる、というのは素晴らしいことです。

2023年12月16日 (土)

練習

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 何故か後ろ脚をヒョコっと上げて眠る「ちち(仮名)」さん。眠っている彼女を起こさないように静かに身支度をして家を出ます。

 飼い主の自宅最寄駅の始発は5時19分。そこから大阪市内まで行ってJRに乗ります。JR奈良駅から午前4時台の始発に乗るためには駅までクルマで行かねばならず、かつ、それによる時短効果はほとんどありません。1日あたり2410円で旅をしようというのに、その半分ほどの駐車料金を払うのはアホです。

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 などと考えながら玄関を出ると雨。その瞬間に傘をさして歩くのは嫌だ、となって駅までクルマで移動。初っ端から計画が狂います。

 大阪の鶴橋駅5時59分発の列車に乗って、大阪から姫路、そこから18きっぷの旅では難所のひとつとされる岡山までの間もスイスイときたところで、来春から営業運転が始まる273系の試運転列車に遭遇。慌てて撮った斜めの1枚です。

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 今回は、この駅から姫路まで走り通す1758Mに乗って帰る、と、決めていたので、広島まで行ってすぐ折り返し、瀬野駅で途中下車。この年末で廃止が決まっていたスカイレールに乗っておこう、というわけです。

 ロープウェイの鋼索を鉄骨とタイヤに換えたようなもので、駅構内を除いては鋼索で駆動されているため、まんまロープウェイなのですけれど、特認で軌道の扱いとなっているため、日本の鉄軌道としては最も急勾配の路線です。

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 高低差160mを1.3kmでのぼるスカイレール。維持費も含めた採算性の面から電気バスへの転換が決まり、そちらが3月末から運行開始となるため、スカイレールも4月末で廃止となることが決まったようです。これ、春の18きっぷシーズンにもう一度来て、スカイレールと電気バスの乗り比べをする、っていうネタができそうです。

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 沖縄のゆいレールなどと同じく、乗車券のQRコードを改札機に読ませる方式。ゲートが開くまでの微妙なタイムラグが何とも気持ち悪く感じられるのは、イラチだからでしょうか。

 朝イチの列車に乗って長時間乗車の練習、という趣旨でしたが、それだけではあんまりなので、時間がある、というだけでねじ込んでしまいました。

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 瀬野駅に隣接するみどり口と山の上のみどり中央駅ではリニアモータによる駆動でゴンドラが転回します。昼間は15分間隔での運行ということですが、降りたらすぐ後ろに次のゴンドラが来たことから、状況により続行運転をしているのでしょう。

 無くすのは惜しいような気もしますが、山の斜面全部切り開いた巨大な住宅地で途中駅ひとつ、というより、電気バスで停留所が16箇所、という方が利便性は上でしょう。風邪ひきでゴホゴホ言いながらの電車旅、周りの皆さん、誠にすみませんでした。

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2023年12月15日 (金)

いただきもの

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 いっちょまえに炬燵に入ってくつろぐ「ちち(仮名)」さん。放っておくとこのように、どうやるのか自分でずんずん中へ入っていき、水を飲むために起き上がりたいときはひとしきり暴れて、結局炬燵の反対側から出てくるのです。そういうことが自分一人(頭)でもできるくせに、助けて起き上がれない、とぎゃんぎゃん鳴くのはやめていただきたいものです。

 職場の同僚が、天下一品のラーメンを食べたら味が濃く感じられた、というので、それは私も同じ、ひょっとして歳をとったからでは、などとひとしきり天下一品の話題で盛り上がったことでした。工場で作られたスープをお店で丼に移すのですから、お店で味が違うわけでもないのに、私が一番好みの味、と思っていた店舗が先日閉店してたいへん残念。今みたいに風邪気味なときは天下一品のラーメンで直したモンや、なんてことを言っておりましたら、その同僚、自宅でお昼ご飯を食べて帰ってくるときに「天下一品そっくり」という冷凍食品のラーメンを持ってきてくれたのでした。

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 天下一品そのもの、なんてことでネットでも評判になりました。絶対音感を持つ人が曲を聴いたらフルスコアが再現できる、なんていうのと同じで、日清食品始め各社の開発担当者は食べ歩いた名店の味を再現できるものなのでしょうか。

 冷凍食品のラーメンってどういうモノなんだろう、と思っておりましたが、こいつはお皿に載せたカチコチのラーメンをレンチンして丼に移してから熱湯を注いでスープを溶く、というものでした。なるほど、そういう手があるのですね。

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 ここはお湯少なめ、濃いめの仕上げを選びます。そういうことしてるから糖尿病になったのだし、それでどんどん寿命もQOLも下がっていくのですけれど、全然懲りないオッサンなわけです。しかし、もともとからだが丈夫な方というわけでもないので、最近は食べられる量も減ってきました。正確には、頭はもっと食いたい、と言ってるのですけれどお腹がそれを受け付けない、という感じです。そこを無理矢理に突破しますと太田胃散とかそういうモノのお世話にならないとしんどくて横になっていてもうなり続けている、という状態です。

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 この中袋ごとレンチンですか。レンチンし終わったものは、当然ですがぐにゃりと柔らかいので、それを上手に丼に移すのは私のように不器用な人間にはなかなか難しいことです。

 今回はまず袋の口を切って、そのまま丼の中に設置したのち、袋の口を切っていない側を持ち上げてツルンと丼の中へ、という作戦でなんとか成功しました。私にしては上出来でしたが、そのとき、少しコツンという音が。レンチンし足らなかったようです。

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 ま、そういうところは熱湯で誤魔化して、何とか完成。お味の方は確かに天下一品のこってり味。私のようなバカ舌では、まぁ同じかな、というぐらいのことしかわかりません。とりあえず今日はこれをいただいて早く寝ます。明朝明るくなる前に起きられたら、最寄り駅から始発列車に乗って青春18きっぷの旅に出ます。

2023年12月14日 (木)

放置

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 浅い時間から熟睡中の「ちち(仮名)」さん。昨夜は全く目を瞑ることなく朝までずっとキュンキュン言いながらガサゴソしていて、時折起き上がってあたりを歩き回っては尻餅をついて動けなくなり、さらに大きな声で助けを求める、ということの繰り返しでした。

 傍で夜伽をしていた飼い主も朝まで半分寝ているような起きているような、まさに夢の中で誰かが何か話しかけてくるなぁ、と思ったら、「お散歩よろしくね」という妻の言葉でした。妻も私も風邪気味で、こんな時こそ風呂入って酒呑んで屁こいて(早よ)寝る、べきなのですけれど、薄いブランケット被ってワンコの夜伽をしていては、治るものも治りません。

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 お、ドリルケースだ! と心踊る瞬間。中に入っているのは何かな、とワクワクしながら取り出してみると、1年以上前に自分が収めものが出てきました。昨年の10月に、このペンをネタにした記事を書いていて、そこには修理に出す、と書いてあります。そう思って、持ち出すか送るのか、そのための準備としてドリルケースに収めてそれっきり、だったのです。

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 ムーアの96B。レバーフィラー式ですが、インクサックが崩れ去っているので誰かに修理をお願いしよう、と決めたのにこの有様です。最初、これって修理してもらって帰ってきてたんだったかな? とも思いましたが、それならそれでインクなり水なりを吸入して、治してもらったことを喜ぶ記事を書いているはずです。

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 毎日駄文を書き散らすというのは、とても気楽なように見えてそうでもないのです。強制的にお休みさせられた期間、もうこのまま辞めてしまおうと思ったりもしたのですけれど、ごくわずかな読者の皆さんとの交流はとてもありがたいものですし、まぁワンコがいる間だけでも続けようか、と。

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 そういうことになると、本当にちょっとしたつまらないことでも写真を撮って拾っていかないと、すぐにネタ切れになってしまいます。

 今度こそ忘れないように、早めに、そう、年末の泉筆五宝展に行ったときにでも師匠にお伺いを立ててみることにしましょう。ガラクタではあるのですが、文化財、でもありますのでね、もはや。

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2023年12月13日 (水)

事始め

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 専用のクリスマスリースを飾ってもらった「まりりん(アイドル一直線)」さん。まりりんさんは可愛いけれど、このリースも欲しい、という子どもが続出です。

 教員生活の最後の職場では、どこのチームへ行っても先発ローテーション入りとクリーンナップ、というような先生方に恵まれましたが、今の職場でもそれは変わりません。事務職員さんは磯野家におけるフネさんそのものですし、日々子どもたちと接するスタッフは他の施設の館長から欲しがられるような人ばかり。このような素敵なリースなども、お金も手間もかけずにパパパッと作ってしまうような人が揃っているのです。子供の頃から、お前は何にもできん奴やなぁ、と大人たちに言われ続けてそのまま大人になりましたが、そんな無能で頼りない私が持っている、たった一つの力。それが、周りの人たちに支えてもらえる、助けてもらえるという強運です。実にありがたいことです。

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 すみません、いけないことをしてしまいます。ニュース記事の画像を拝借しました。今日は京都の花街で精進している皆さんの事初め、というニュース。本日は、お正月に向けての準備を始める日なのだそうです。

 おめでとうさんどす、とか、よろしゅうおたのもうします、という挨拶に対して、おきばりやす、と受けて舞扇を贈る、という事だそうです。残念ながら私の家では、まだまだお正月に向けた準備どころか、その前段階のお掃除にすら着手できておりません。そしてギリギリになって慌てて片付けるものですから、また萬年筆が何本も行方しれずになる、というわけです。

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 またつまらぬものを買ってしまった、と呟きつつ、いそいそと箱を開ける私。目新しいものではありませんが、我が家には初お目見えとなる「お正月 小トトロ」です。

 まだ長女が幼女であった頃、彼女はナンバのことを、お約束通りに「とうもころし」と発音しておりました。映画に出てくる5月の姉妹、その妹の方と同じですので、めい、めいと呼ぶと嫌がって怒っていたものでした。その頃、我が家で活躍していたのはポルコロッソの蚊遣。引退するする詐欺のオッサン、その思想には同調できませんけれど、そのヲタクっぷりにはおおいに共鳴、賛同してしまう私なのでした。

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 全然可愛らしくない、汚いオッサンの手に載せてみました。こういう大きさなのです。購入時に箱を開けて破損していないかを確認されますので、見た目の通り陶器なのでしょう。

 仕方のないことではあるのですが、この品もやはり隣の大きな国で作られたもの。まぁ見たものをそっくりに作ることにかけてはかつての日本も真っ青になるほどの技の冴えを見せる国ですから、出来栄えは悪くありません。

 あとは、私が重い重い腰をできるだけ早く上げて、家の中を綺麗に片付け、お掃除をすることができれば、とっても良いお正月を迎えられるはずなのですが。

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2023年12月12日 (火)

今はBAL

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 危険な状況のもとで熟睡している「ちち(仮名)」さん。彼女の肩からうしろはフローリングの上にあります。この状態で目覚めて、お水、お水と起きあがろうとした時に、後ろ脚はむなしく滑り、立ち上がることができません。家族が皆寝室へと引き上げた後にそれが起こると、真夜中の住宅街に彼女の鳴き声が響き渡ることになるのです。想像しただけで恐ろしい話です。どうか、このまま朝までぐっすり眠れますように。

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 丸善130周年記念の檸檬。電子機器がなければ、レモンを漢字で表記することができないまま生涯を終えることになっていたはずの私。社会人一年目の職場で、校長室に鎮座していた「ワープロ」は、クセのある操作性のキャノワードでしたので、業界に満ち満ちていた機械モンはアカン、手作業で丁寧に、という雰囲気もあって、そのままデジタル全くダメおじさんへの道をまっしぐらに進んでいた可能性もありました。そうならなかったのは、大学生時代から「マイコン」MZー2000を使っていたおかげなのでしょう。

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 教諭としての最後の時期から教頭としての時期にかけて職場を共にした同僚は、京都で学生時代を過ごし、下鴨神社で結婚式を挙げた京都を愛する国語の先生。彼女のペンケースには、あろうことか萬年筆が入っておりました。

 かつて師匠がインクか何かの実験のためにプレッピーを30本ほどまとめ買いして、それが迷惑ジャンケン大会に出された時に、笑われながら欲しい欲しいと手を挙げて貰い受けました。それを彼女にそのままお渡し。国語の授業の中で、ペン習字をやってみたい、と言っていたからです。

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 あまりの成り手不足に困り果てた教育委員会が私を校長に登用してくれて職場を移る時、彼女が餞別として贈ってくれたのがこのインク。この時点ではまだ、140周年の檸檬しか持っておりませんでした。写真の130周年は、その後に手に入れたものです。

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 手元にあったインクのほとんどは処分してしまいましたが、このインクはこのまま手元に置いておきます。彼女は今も、万年筆を授業に取り入れてくれているでしょうか。自分は逃げ出してしまったキツい職場ですけれど、彼女の歩んでいく先に幸多かれと祈っています。

 今回あらためてインクを箱から取り出してみて、あれ、こんなところに見知ったお名前が、と新しい発見。萬年筆趣味に限りませんが、人との繋がりが広がっていくこと、それが一番の嬉しいところなのかもしれません。

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2023年12月11日 (月)

疎通

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 ハッとした顔の「ちち(仮名)」さん。寝顔を撮ってやろうとあれこれ画角を試していた時に突然こうなったのですが、すぐにストンと顔を落として寝てしまいました。おそらく、写真を撮られていたことにも気がついていなかったのではないかと思われます。

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 今年はもう買うたんかなぁ、と長女に尋ねたのが昨日のこと。神棚や仏壇にお供えする小さな鏡餅、どうせなら面白いもの、可愛らしいものにしようと、毎年干支の飾りなどが付いたものを買っているのですが、これ、うかっとしていると売り切れてしまうのです。

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 で、長女の答は「まだぁ・・・」でしたので本日早速買って来て、やぁ間に合って良かったと喜んでおりましたら、怪訝そうな顔の妻曰く「それ、どこに飾るん?」

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 すでにお仏壇に載っていたのがこちら。私が買い求めたものより可愛らしい。さらには、荒神さんも一緒にお祀りしている神棚にも、私が探して見つけられなかった三段重ねのお餅が。

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 家族を信じる、ということについて、一晩じっくり考えてみるべきでしょうか。

2023年12月10日 (日)

謎のまま

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 突如顔を上げた「ちち(仮名)」さん。そこに飼い主がゴロンと寝転がっているのを見て、安心したように顔を下ろしました。すかさず喉元をわしゃわしゃしてやると、ゴロゴロとニャンコみたいに喉を鳴らして、再び眠りの世界へと戻っていったのでした。

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 色が変わり、崩れかけている紙箱。おそらく萬年筆関連の会合でいただいたか購入したか、そんなところだと思うのですが、肝心の本人に記憶が全くないので、これまた謎の品です、

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 購入したのだとすれば、ペントレあたりかなとは思うのですが、それだとしても、ただそこに置かれているものを面白がって、ということだった可能性が高いと思われます。

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 まだ機構が活きているメカニカルペンシル。しかも黒、赤、緑(青?)の3色を切り替えて使える繰り出し式です。

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 カチッ、カチッと気持ちよく3色を切り替えることができて、今何色なのかもわかります。壊しそうなので詳しく見ていませんが、おそらく先端から芯を入れるのだろうと思います。

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 芯のケースにもこのブランド名が書かれています。セットにブレードが2枚付いた折りたたみナイフが入っているのは、これで芯を尖らせなさいということでしょう。こういうものは、捨てるに捨てられず、かといって使うアテもなく、なかなか処分に困ります。

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2023年12月 9日 (土)

鍋島灯台

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 土曜日なので、朝はゆっくり。そう思って起き出して来た飼い主でしたが、「ちち(仮名)」さんは朝ごはんとお散歩を終えて、さあこれからしっかり寝ようか、というところです。

 飼い主の本日の予定は灯台に上ること。今日は鍋島灯台の「点灯時内部公開」ですので是非行かなければ、と予定を練っておりました。

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 目的地は瀬戸大橋の与島パーキングエリアから徒歩15分ほどのところにある、という話。残念ながら青春18きっぷは明日からですが、なるべく安く行って帰ってくる、ということであれこれ考えました。

 最終的には、瀬戸大橋線の児島まで普通列車を乗り継いで行き、そこからレンタカーで与島PA、というピストンコースに決定しました。途中ダイヤが乱れていて、網干駅で瑞風を見送ることになるなど、なかなか楽しい道中になりました。

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 与島の島内へは一般車の乗り入れが制限されています。与島PAの駐車場に車をとめ、建物を正面に見て左手にある築山展望台。ここを目指せば徒歩で与島へ行けるというので、階段を登って左手にある歌碑の前を通り、築山を回り込むように裏手に回ると、PAから外に出ないようにぐるりと囲んでいるフェンスに切れ目がありました。

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 ここから細い道を辿ると、ほどなくして瀬戸大橋の下をくぐることになります。この道を行けばどうなることか、と迷いつつ進む者にとってあまりにも厳しい草むした道。瀬戸大橋をくぐるトンネルがある、という情報だけが心の支えです。

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 これですね。このトンネルをくぐると、そこは与島。いや、PAだって与島なのですけれど、この先には与島の集落があるのです。実際橋の向こう側には集落が広がっていました。学校も見えます。

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 意外に人少ないな、と安心していたら、ガヤガヤとお子様の団体が到着されました。これはもしや、子供燈台守の任命式か、と落胆したら、やはりそうでした。セレモニーをされている間にチャチャっと内部の見学を済ませます。

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 灯室まで上って、一通り見て写真を撮って、あとは点灯されるのを待つのみ。灯具に点灯された状態でもこの灯室に入れてもらえるということなので、一旦外に出て待ちます。

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 まだまだ明るいのですが、日没時刻ごろの様子。このあと、お子様たちを避けてもう一度中を見て、完全に暗くなる前に灯台を後にしました。

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 灯具の外側だけが回転し、船舶からは赤と緑が交互に8秒ずつ見えるということです。また桜の季節に公開されることを期待して、完全に暗くなる前に与島PAまでもどり、児島駅からはひたすら電車に揺られて帰宅、なのですが、やっと大阪まで帰って来た、と思ったら、大阪城公園駅で電車と接触した人がいたとかで大阪環状線が止まってます。明日から青春18きっぷの利用期間ですが、こういうことがついて回るので、ギリギリの計画はダメですね。

2023年12月 8日 (金)

インペリアルブラス

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 本日登場のクリスマスツリーがチカチカするせいか、こちら側に顔を向けたまま眠り続ける「ちち(仮名)」さん。そんな彼女を寝かしつけながら、先に寝落ちしてしまい、深夜に夢の世界から還って来た飼い主。いいコンビです。

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 金曜日なので金色、久しぶりにやろうか、と金色の萬年筆をガサゴソ漁って、結構たくさん手に握ったものの、どれもピンと来なかったので、入れ物からしてから金色、というブラスのシェーファーです。

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 例によって、手元に来た時はこの状態でした、というもの。タルガ・インペリアルプラスの萬年筆とボールペンが同じケースに収まっており、インクカートリッヂのケースには本来より多めのカートリッヂとコンヴァータが入れられていました。

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 これだけ蒸発してしまっていると、こんなカートリッヂ挿しても大丈夫なんかな、というところ。実際にこういうのを挿して使うと、明らかにインクフローが良くないのを実感できます。興味のある方は、お掃除のやりやすいペンで試してみられるのも一興かと思います。

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 特に何ということもない、ただ金色というだけのタルガ。タルガの軸、全部集めたらどれくらいあるのでしょうか。同じ金色でも、メッキのようなものなどいろいろありますが、これは素材の色。教員時代にお世話になった素材です。放っておいても金色のままということは、何らかの表面処理がされているのでしょうか。

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 ペン先は実に綺麗な、エボ焼けしたような赤みがかった色になっています。こういうのを見てしまうと、色が変わったらいけないからと使わずに見るだけ、になってしまいます。たくさんペンを持っていて、順番にインクを入れて使っている人、本当に尊敬します。

 あるペンにインクを入れて使う、しばらくして別のペンにインクを入れて使い始めるとともに先のペンは洗浄して保管、この流れをこなすことができないのが致命的ですね。

 

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2023年12月 7日 (木)

安直に更新

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 ガタン、と音がしたと思ったら、「ちち(仮名)」さんがこちらを見ていました。イビキが聞こえていたので寝ているものと思っていましたが、荒い息遣いをしながら寝返りを打って、その弾みで目が覚めたので、そこにいた飼い主をぼんやりと見ていた、ということだったのでしょう。

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 BLOGを書く、そして毎日更新する、と決めてスタートしたのが2008年。途中、教員のくせにこんなことやってる奴がいる、というタレコミが教育委員会に寄せられて、いやぁ、別に悪いことは書かれてないんですけれども、と申し訳なさそうに電話をくれた教委職員さんがあまりにも気の毒なのでお休みした期間もありましたが、気がつけばもう15年も、毎晩、さぁ寝よう、あっ、まだ書いてない、ということを繰り返してきました。我ながらつまらんことに手を出したものだと後悔しています。

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 木曜日だから木軸、なんてことは数回しか続きませんけれど、今日はそれでやってみます。

 PILOTのカスタムカエデ、萬年筆とボールペンのセットです。ボールペンはツイスト式のようですが、リフィルの繰り出し、収納はすでに機能しなくなっています。

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 台紙の下にあります、と書かれてはいますが、すでに説明書は失われていて、カートリッヂインクだけが残っています。今はビニール袋に入ったカートリッヂが1本だけ、というのが普通ですが、このセットには4本入りの箱が付属していたのでしょうか。

 しかもこれ、ブルーです。こういうのは、販売店がお客さんと相談してアレンジしていたのだろうと思います。私は木軸や銀軸が大好物なのですが、それらには基本、青系のインクを入れることにしています。ただ、こういうセットは自分用というより、贈り物として買うことが多いでしょう。

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 かつて、全国各地でペンクリをされていたHさんは、女性には青インクを強く勧められていました。そのトーク内容は、それなら男でも青インクだな、と思わせられるものでしたけれど、やはり仕事に使うとなると黒インクが無難というか、青インクはダメというか、いつのまにかそんな感じになってきたので、女性がお手紙を書くのなら、ということで推されていたのでした。

 私の場合、仕事で様式に文字を埋めるのには黒インク、封筒の表書きにはブルーブラック。職場内での伝言メモには、一際目立つラミーの青いインクです。かつて大量に保有していた各色のインクは、バッサリと捨てました。残り少ない人生、選択と集中、です。

2023年12月 6日 (水)

渋いかな?

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 いつもと反対の向きで眠る「ちち(仮名)」さん。なぜなのかは本人(犬)だけが知っています。いつもは写真左上のキノコを枕にして彼女の夜伽をする飼い主ですが、本日は写真の撮影位置でゴロンとしています。

 週4日勤務で土日と水曜がお休みなら、勤務日はいつも休日明けか休日前になってむしろ生産性が上がる、という話もありますが、確かに水曜日はワンコの横でゴロンとしているとそのまま寝てしまいそうになります。

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 3本並んだショート軸萬年筆、本日は一番右側のプラチナ萬年筆です。この3本の中では一番コンパクトですが、いずれもキャップの長さが違う程度で、実用上の違いはほとんどありません。見た目が同じ銀色ですから、パッと見て掴んだら思ったのと違った、なんてこともありそうです。でも、普通に実用している(いた)人がこんなのを3本も持っている(た)とは思えません。そんなのはヘンタイです。

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 だいたい、プラチナとPILOTの違いというか、別のメーカーであるということすら知らない人も結構いるようですし、このロゴを見て「プラチナム」と読んでしまう人だって普通にいます。ただ、それは萬年筆に限らずどのようなものについても同じで、興味がなければブランド名なんて知らない、というのも普通のことです。

 私などはファッション関係のブランドなんて何にも知りませんし興味もありません。「えっ! 字ぃ書くだけやのに何万も出すんか? おかしいんとちゃう?」と良く呆れられるのと同じ。粗忽者の私には、おろしたその日に引っ掛けたり穴開けたりする服にお金なんてかける意味が見出せません。

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 で、その字ぃ書くだけのモンですが、3本の中でこのプラチナだけはキャップトップがスラント仕上げ。クリップからキャップトップへと滑らかにラインが続いています。

 これも実用上はどうでも良いことなのでしょうけれど、胸ポケットに挿している場合の見た目は違ってきますから、造形を考えた人が頑張ったところなのでしょう。

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 ペン先は18K。首軸は当然の象嵌入りです。そしてペン芯はプラチナお得意の透明なタイプです。中字なので、渋くてカリカリだその名を轟かせてきたプラチナでも少しは滑らかに書けるでしょうか。

 子供の頃、両親がよく「プラチナは渋い」と言っていたので、それが刷り込まれてしまっている私。今と違って萬年筆なんて買ったらそのまま使うもので、調整なんてほとんどの人が思いもよらないことだった時代。販売店に器用な人がいれば、チョコチョコっとやってもらえたのでしょうけれど、あくまで実用品。気持ちよく書ける、よりも、普通に書ける、ということが大切だったはずです。やはり、私の趣味、歪んでますね。

2023年12月 5日 (火)

一転、まとも

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 陸場に上がってくつろぐ「まりりん(みんなのアイドル)」さん。男性アイドルといえばこの事務所、というところにようやく逆風が吹き始めたところですが、この人懐っこいカメさんの人気は鰻上り。先日はついに、うちの亀と交換してくれ、などと冗談とも本気ともつかないことを言う大人まで現れたほどです。

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 本日は背の順に並んだうちの真ん中のペンを取り上げます。余談ながら、背の順に並んで、なんてことは今の学校では御法度。そんなこと知るかぃ、と相変わらず脳筋な姿勢を崩さない偉い先生も少なからず生息してはいるようですが、そういった皆さんは皆、面白いほどICT機器を嫌う人たちでもある、と言うのが私の持っている予断と偏見に満ちたイメージ。でも、真実からそれほど大きく外れてはいないはず、と勝手に思っています。

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 一昨日のヘンテコな「ガッチャマン」と思われるペンとはうって変わって、これはちゃんとしたセイラーのショート軸。銀一色のボディにキャップリングのように黒い帯が入れられ、その一部がこんな感じになって、そこにメーカー名が入れられています。

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 ペン先は18Kです。大先には象嵌も入れられています。そこそこ良い(高い)ペンだったのでしょう。

 汚れてるなぁと思ったら、インクカートリッヂが挿さったままになっていました。おそらく手に入れた時点でそうなっていて、そこから今までそのまま。これをきれいに洗浄するのは結構骨が折れる作業になるはずです。

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 ショート軸の平均的なバランスです。キャップの先端部にかなり余裕がある感じです。キャップをポストして書くときに十分な長さになるように、かつ、収納時にはコンパクトに、と考えると、キャップを長めにした方が見た目もバランスも良い、ということなのかと思います。

 ショート軸で、胴(首)軸、セイラーの言うところの大先を長くすると、筆記状態にしたときのバランスが良くなさそうです。

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 会社の体制が変わってから高級萬年筆路線に邁進しているセイラーですが、ショート軸でも何か出してくれないかなぁ、と。セイラーらしい、ちょっとヘンタイなショート軸。たぶん実現することのない夢ですけれど、何かの弾みでショート軸に人気が出ればあるいは、という期待もあるのですが。

2023年12月 4日 (月)

薬売り

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 ようやく寝ついた「ちち(仮名)」さん。小さな子供が眠たいのになかなか眠らずにグズグスいう、というのはよくありますが、彼女も最近、そんな「寝ぞろをいう」ことが多くなってきました。

 そういう時はすぐそばに寝転んでやり、体の一部をトントンしながら声をかけていると、少しずつ落ち着いてきて気がついたら寝ていた、となります。深夜にもかかわらずギャンギャン鳴いているとこちらも気が立ってきて、つい叱るような言葉が出てしまいがちですが、そうなるといよいよ寝ませんので、まずは見守る方が気持ちを穏やかに保つことが大切。でもそれは、まだまだお子ちゃまである私にとっては大変に難しいことなのです。

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 昨日のヘンテコな萬年筆は忘れて、もう少しまともなショート軸はないのかと漁ってみた中から、とりあえず銀色に輝くものばかりを。

 なんとなく並べてみたら、長さが少しずつ違います。メーカーもそれぞれ別。ですが、この中にPILOT社の萬年筆はありません。

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 3本の中で一番長いのがこちら、モリソンのショート軸。奈良県御所市から高市郡にかけては製薬産業が盛んな土地柄で、富山のそれと同じく、全国各地への配置薬販売が行われていました。

 今ほど交通も物流も便利ではなかった時代、配置薬の点検と補充、交換にやってくる薬屋さんは、薬だけでなく、その土地の人に頼まれたものを買って来る、ということもよくあったようで、そんなによく頼まれるのなら自分のところで作って売ろう、というのも、モリソン萬年筆創業の理由の一つなのだそうです。

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 萬年筆の市場が萎んでいなければ、今も国産4社の一角をなしていたであろうモリソン萬年筆。製造から手を引かれていることは実に残念でなりません。

 このモデル、多くのショート軸と違って尻軸側に雄ねじが切られています。胴(首)軸側に雄ねじの切られたタイプの方が、カートリッヂを挿した時の「見た目の安定感」は増すのでしょうが、実際にはどちらであってもたいした違いはありません。このように会社やモデルにより色々と違っている方が面白くて良い、というのはヘンタイの考え方でしょうか。

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 キャップにはシンプルに会社名のロゴのみ。マークや飾り模様などはありません。普及品、実用品ですから金ペンでもありません。でも、アルミニウムなのかステンレスなのか、銀色に輝くボディは、昭和にあってはスマート、かっこいい、といったものであったはずです。

 当時のビジネスマン、いや、まだそんな言葉はなくて、サラリーマン、でしょうか。そんな人たちはスーツのポケットからこれを取り出してサラサラと手帳にメモしていたのでしょう。古き佳き時代、ですね。

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2023年12月 3日 (日)

えっ?

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 昼下がり、くつろぐ「ちち(仮名)」さん。飼い主は日曜日を過ごす計画をあれこれ立てていたのですけれど、結局、家から出ることなく一日を終えました。

 最近、少しだけ賢くなってきたようで、どこかへ行こう、と思い立っても、それにどれほどの意味があるのか、とまず考えるようになりました。それは歳をとって気力が衰えてきたということかもしれず、そうであれば大変危険なことですが、そのことの危機感だけは持ちつつ、この「ちょっと賢く」なってきた状況を大切にしたいと思います。

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 本日の萬年筆は、とあれこれ物色して、手に取ったのがこちら。セイラーのショート軸ですが、こうして見るとなんの変哲もないのですが、これがなかなかの曲者でした。そして、そうであることを知らずに手に入れて、その変なところに今まで気がついていなかったという、これいったい何?というペンなのです。

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 筆記状態にしたところで、すでに少し変。ショート軸の萬年筆、こうしてキャップをポストすると結構まともな長さになるのですが、このペンは少し短いように思います。

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 キャップに収まる部分、首軸というべきか胴軸というべきか、その長さが少し短いのではないかと思います。収納した時、キャップの長さに余裕がありすぎるような感じです。

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 もう一つ気になるのは、この萬年筆、どうやって書くのだろう、ということです。書くのにはインクカートリッヂを挿すか、コンヴァータを使う必要がありますが、え? これホンマに入るんか? という感じがします。

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 カートリッヂを挿してみたところ、こんな感じになりました。尻軸を取り付けることができません。

 さて、この萬年筆は何者なのでしょうか。各部のパーツの組み合わせが間違っているのでしょうか。これが現役だった頃には、適合するカートリッヂがあったのでしょうか。セイラーに詳しい人に聞いてみようと思います。やはり私も関東風の「半」なのかもしれません。

2023年12月 2日 (土)

迎春準備

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 お気に入りのブランケットで気持ちよく過ごしている「ちち(仮名)」さん。少しでも立ち歩くとすぐに尻餅をついて鳴き叫ぶので、ずっと寝ていてくれた方が楽ではありますが、それでは彼女の生活が成り立ちません。朝夕のご飯の量も減ってきましたが、まだお散歩にも出かけられるので良しとしましょう。とにかくしっかり食べてもらいたいので、美味しい、と彼女が思うようなものを与えるようにしています。そんなに長くいてくれるわけでもないので、せめて好きなものを、ということです。

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 お昼まで寝ていて、そろそろ夕方の雰囲気が出てくる頃から京都へ。年始の準備で、四条通にあるお店で毎年飾っている「ハリコーシカ」の干支を買い求め、錦市場を抜けて三条寺町のTAGさんで文具を見て、bun2をいただきます。

 いつもはそのまま帰宅するのですが、今日はそのまま出町柳へ出て、京阪特急でゆったり座って大阪市内へ向かいました。まだ子供だった頃、阪急は梅田から河原町まで38分、京阪は淀屋橋から三条まで45分、とスピードを競っていたのですが、国鉄が新快速を定着させてからは速度よりも利便性へと舵を切りました。それでも、出町柳から淀屋橋まで、結構細かく停まって53分というのは、昔より速くなっているということですね。

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 我が家のお雑煮は丸餅、大根に人参で、白味噌仕立てです。この時期だけのこの白味噌、これをたっぷり溶いて濃いめのお雑煮、というのが好みで、お正月の体重増の主な原因です。

 最近はよく知られるようになってきて、12月中盤からそろそろ品薄になってきますので、早めの確保が大切です。何でもかんでも情報がワッと広まりますから、昔からこれやねん、という者にとっては油断がなりません。

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 BUN2の方は、文具大賞ということでページ数多めですが、例によって萬年筆関連の記事や広告はほぼない状態。唯一、コレクションについて書かれた記事の中で、写真入りで超高額な萬年筆が何本か紹介されているだけでした。

 何よりけしからん広告は、メモ用紙や付箋などにニャンコの姿がプリントされた商品、これが1ページ丸ごと使った広告で、おい、ワンコのはないんかい、とツッこんでしまいました。

 ワンコと萬年筆を、大切に。

2023年12月 1日 (金)

さいご

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 陸場に上がっている「まりりん(職場のアイドル)」さん。亀には甲羅干しが必須、それをしなければ高確率で病気になります、というのですけれど、少なくとも日中は水から出ているのを見かけることがほぼありません。どうにも心配なので紫外線ライトを当て、天気の良い日には外へ連れ出して完璧に乾くまでお散歩させているのですが、今のところ健康状態に問題はなさそうです。

 今の職場に目一杯いられたとしてもあと3年少し。さよならする時には彼も連れて帰りたいところですが、職員にも来館者にもたいへんに愛されているので、それは叶わぬ夢でしょう。私以外の職員は誰一人彼に触れない(怖い?)という状況を、私がいる間になんとかしておく必要があります。

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 プラチナ萬年筆謹製のメカニカルペンシル、その名もZ。車やバイクにおいては、究極の、とか、これ以上はない、ということでこの文字をモデル名にいただくものがありますし、時計の世界にも同じ意味合いと思われる大名跡があります。筆記具でもそれは同様ですが、Zというとこのシリーズがまず出てきます。

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 扱い方を知らない人が言われるままに繰り出した状態、というとこんな感じです。軸の後部をカチャッと音がするところまで回すのがポイント。写真のように恐々回した状態ですと、芯を出すためにノックすること自体できません。

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 今の時代、「作家」さんの木軸ものならこれくらいのお値段も普通ですけれど、このモデルが現役で売られていた頃にこのシールを見た人は大抵手を引っ込めたはずです。

 きちんと筆記状態にするとこんな感じ。軸の途中の一段細くなった部分、ここがこうなっていなければノックすることができません。当然ですね。

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 正しい状態。欲を言えば、軸から先、円錐状の部分だけが飛び出しているような形であった方がすっきりしているようにも思います。審美眼というものを全く持たない私の感想ですから、おそらく、いろいろ検討してこの形の方が良い、ということになったのでしょう。もしくは、単に機構その他の制約からこうなったのかもしれません。いずれにしても、変な筆記具が大好物、という私が飛びついたのは当然のことですね。懐かしの逸品です。

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