電気が行ってる
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猫のいる風景。神奈川県三浦市、剱埼灯台近くの細い道を行くと突如現れる駐車場です。拙Blogは、萬年筆なども出てくる犬のBlogということになっておりますので、ヌルリフィルや萬年筆なども出てくる馬のBlogとも相互リンクしているほどです。そこにニャンコが出てくるなんてとんでもないことですけれど、まぁ旅先のことですので。
駐車場にこうしてニャンコがいても、わぁ可愛い、で済んでしまうのですけれど、これがワンコですと、怖い、危ないという話になってしまいますので、いたといてもつながれた犬ということになってしまいます。この付近の磯で遊ぶ人を対象にしているようですが、灯台へ行くというと1回(1日)700円の常呂を00円にしてくれた駐車場のオーナーさん。灯台へ行きたいのですけれどどちらへ行けば、と一応聞いてみますと「あぁ大丈夫、灯台へも電気が行ってるから」とのこと。ですので、曇り空を見上げて電線をたどっていくことにしました。
車止めがされている方へ進入禁止とも、まっすぐ下っていく方へ進入禁止とも読めますが、まっすぐ下っていくと行き止まりですし、普通の車であれば転回して戻ってくるのにも相当に神経を使うことでしょう。どちらの方へも電気が行ってますけれど、ここは右へ行きます。海辺らしく石灰岩でしょうか、穴ぼこの空いた軽石の親分みたいな石を敷いた道が続きます。
劔埼灯台へ到着。トンビか何かが上空で旋回していたので、一緒にフレームに入ってくれるように念を送ったのですけれど断られました。ここには皇太后陛下行啓記念碑が建っておりますが、1941年に貞明皇太后、すなわち大正天皇妃が来られたことを記念したものだそうです。現在の上皇、上皇妃と今上天皇陛下も1988年に来られているそうです。おそらくは灯台まで来るまでお越しいただいたものと思われますけれど、軽自動車にぴったりなサイズの道ですので、どのように行啓されたのか、そういう変なところに興味を持ってしまうヘンタイな私です。
城ヶ島公園の駐車場にて。電気が行ってる、と言われた劔埼灯台へも、そこからここ城ヶ島へも、右の白いクルマ、トヨタC+podで来たのです。京浜急行三崎口駅前にHello Mobilityのステーションが設置されているのを知って、こりゃ乗らねばなるまい、と。ただしいざ乗るぞという1時間前からでないと予約できないので、夜行高速バスを降りて三崎口へ向かう京浜急行の電車に乗り込んだところで空いてるかな、と覗いて予約して、おさえとして三浦海岸駅前で予約してあったカーシェアを取り消し。灯台巡り、最寄り駅から先の交通機関にはいつも苦労させられます。
城ヶ島公園の中を歩いて安房埼灯台へ。こちらは建て直された当代の灯台で、先代はこの先、さらに海に近いところ、というより波に洗われる磯の中に建っていたようです。先ほどの劔埼灯台とは違って、旋回しているトンビか何かが自らフレームに入ってきてくれました。建て直すに際して、近隣住民の皆さんの意見も聞いて・・・ということで、海上保安庁も大変ですね。
三浦半島先端の灯台巡りでお世話になったクルマは、買うことのできない電気自動車。リースのみです。最高速度60キロ、平坦な直線で少し頑張ってみるとメーター読みで65キロぐらい。下り坂が続く所でもう少し試そうかという気にはなりません。エンジンがないのでヴァキュームサーヴォはありませんから、ディーゼル車みたいにポンプ回して圧をこしらえているのでしょうか。ペダルに足を触れたら止まるものだ、という風に甘やかされて育ったトヨタ車ユーザにとっては、このクルマのブレーキは違和感のある踏み心地だろうと思います。いや、そもそもブレーキを踏んだときの感触とか感覚なんてものを感じたりはしないのかもしれませんが、「効かない」ということぐらいならわかるでしょう。オッサンなら、若い頃に乗ってたクルマはこんな感じだったな、で済む話なのですけれど。
で、次は城ヶ島灯台へ。城ヶ島京急ホテルの駐車場から・・・なんて紹介記事も見かけますけれど、そのホテルはすでにありません。城ヶ島の中にある公営駐車場は、1日450円で複数箇所で利用できますから問題ありません。つい先日、秋分の日に公開されていた城ヶ島灯台。そんなに高さのある灯台でもないので、ぜひ入ってみたい、というほどでもないのですが、少し残念です。このときは他に誰も来ていませんでした。
ここも、灯台よりも付近の磯で遊ぶところ、という感じですね。雨は降っておりませんでしたけれど、今にも降り出しそうな空模様。城ヶ島の磯に降る雨、という写真は撮れませんでしたが、むしろ降らなかったことに感謝、です。三浦半島へ行く人、それは海の幸の求めて、あるいは磯で遊ぶ、釣りをする、という人がほとんどでしょう。私みたいに他のものには目もくれずひたすら灯台を目指して写真撮っておしまい、といった人の方が少ないはずです。
今回の足、トヨタC+podはメカキー仕様。最近普通になっているスタートボタン仕様もあるようですが、レンタル用ということでこの仕様を選ばれたのかもしれません。みんな、手探りでキーを挿すのでステアリングコラムは傷だらけ。簡素なクルマですけれど、ミラーも電動だし、衝突回避のためのアラームもついてます。こんな小さいクルマなのに、バックで障害物に近づくと警告音が鳴るのには笑います。小さいけれど、ハンドルはしっかりとした手応え。これも、トヨタ車だと思って乗ると裏切られるところです。ちょっと前の営業車みたいな感じの、ゴリッ、とした、そして固いゴムをねじっているような反発力を感じるものです。これもまた、オッサンにとっては、昔はみんなこうやった、ですけれど。
で、三浦半島でもう一つ、諸磯崎灯台。クルマを駐めて、もうこの先、そこにある、というところまで行ったのですけれど、断念しました。草が生えこんで、道が見えない状態。米粒くらいの芋虫ですら恐ろしいと感じる私にとって、背丈ほどある草をかき分けていくことは不可能です。「こち亀」に出てくるホンダと同じで、どんなに生え込んでいても刈り払い機さえもっていれば平気でずんずん分け入っていくのですけれども。実に残念です。いずれ、草が生えていないような時期を狙って行ってみたいとは思いますが、そもそも、この先は通るな、みたいにバリケードが設置されているところを進んでいかなければならないのも気になるところです。
C+podを三崎口駅前に返却したあと、何と宇都宮に向かい、ライトレールに乗って終点まで往復。アホです。将来的には宇都宮駅を越えて西側にも延伸されるとか、快速が運転されるとかいう計画もあるようですから、そのとき、まだ生きてればお邪魔したいと思います。
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