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2023年8月28日 (月)

未熟者

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 寝言を言いながらもぐっすりと眠っている「ちち(仮名)」さん。実は彼女の腹の下には私の靴下が敷かれていて、それは洗濯機に放り込真なくてはならないものなのですけれど、そいつを引っ張り出そうとすればさすがの彼女も目を開けてしまうでしょう。小さくウァンウァンと吠えているのは、お母さんがご飯の支度をしているのを見守りながら催促をしている、そんな夢でも見ているのでしょうか。

 本日、愛車のヘッドランプカヴァーにコーティングを施してもらうことになって、作業中の代車として最新鋭の軽自動車を借りたのですが、ノンターボでありながらトールスタイルで図体がでかいので、アクセルを踏んでも全く車が前に行かないような感覚を覚えました。職場の公用車はAGS変速機の付いたS社製の軽ハコバンですが、それよりも数倍鈍い動きなので、これはターボエンジン付きのものを標準にすべきなのでは、と思った次第です。特に同じ会社の日本人が大好きな花の名前の付いた電気自動車なんぞに乗ってしまったら、絶対に選ばれないはずです。

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 手持ちの萬年筆はとにかく数が多くて何を何本持っているかもわからない状態なので、どんどん断捨離を進めないといけませんが、これもお嫁に出さなければならない萬年筆に入る方、ウォーターマンのクルトゥールです。透明軸の萬年筆にしては安っぽい感じがしない、というのでこれまで手元に置いてあったのですけれど、どのみちインクを入れて使うことはないでしょうから、どなたか愛用してくださる方のところへ行くのが幸せというものでしょう。

 これ、確か一度もインクを通したことないんだよなぁ、などと思いながら、中に入っているカートリッヂをよく見ようと胴軸を回します。中に収まっているのは、どうやらブルー系のインクカートリッヂのようです。欧州標準規格のロングタイプのものです。

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 ペン先の槍にささる部分がお尻の方を向いているので、なんとなく「逆やん」と思って向きを変えてカートリッヂを収め、再度組み立てようとすると、何となく胴軸の回り方が重たく感じられます。以前の私、いや、ふだんの私なら、何か固いなぁ、と思いながらグイッと力を込めて回しきってしまうところでしたが、今日はなぜか、少しだけ賢かったようで、重たいんだから回すの止めなければ、と思ったのです。

 いや、アホの私にしては超ファインプレーでした。そして、「そうや、これ、アレと一緒なんや。」と一人で頷いておりました。アレというのは同じく欧州の雄、LAMYのサファリ。新品を買いますと、首軸と胴軸との間にコンクリート柱などを造るときに使うボイド管のひ孫みたいな小さな段ボール製のリングが挟まっています。それを取り除いてから首軸と胴軸とがきちんと接するようにネジを締めると、カートリッヂが槍にきちんとささるようになっているわけです。

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 クルトゥールの尾栓部。上が、もともとのカートリッヂの収まり方で、したが私のやった、槍にささる部分をペン先側に向けたときの収まり方です。お尻の部分は、軸の内側にリブが入れられて少し狭くなっており、カートリッヂのインクが出る口の部分は収まるけれど、お尻の部分だとふとくておさまらない、というようになっているのです。

 そんなこと、クルトゥール持ってる人なら誰でも知っているはずのことなのでしょうけれど、今日の今日まで知りも、気づきもしておりませんでした。こういうところが、私がいつまでも萬年筆初心者から抜け出せない原因なのでしょう。研究心、探究心に欠けているわけです。このペンを愛用してくださる方にお嫁に出すときには、「老婆心ながら」とこのことを伝えよう、と思ったことでした。

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コメント

車検の代車で、S社のペテン師とかやり手とかいう名前のトールワゴンを借りた際には、ノーマルエンジンでもそれなりに走りました。むしろアクセルペダルが軽く、すぐにスピードを上げようとする日本車らしい挙動に、力強さを感じたぐらいでした。ノーマルエンジンでもいける軽自動車は日本人の大好きな花の名前のクルマくらいのトールワゴンまでなのでは?
スーパーハイトワゴンはターボ必須かと(^_^;)

 くーべ さん

 実はS社のAGS、大好きだったりするのです。当たり前のことながら、シフトダウンするときにはキッチリ中ぶかしを入れていたりしますし、ここ重要なところなんですが、踏みっぱなしのAT社に慣れた人だと全くスムーズに走らせることができずがっくんがっくんと前後に揺れまくる、それをすぅ~っと走らせるのが楽しいのです。
 乗用の軽自動車、あまりにも装備過多で重たすぎるのもあるのかな、と。右折待ちから発進する時なんて、ホントに危険だと思います。

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