通過前夜
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このままの画角で、しばらくじっと待ってみましたが、頑としてこちらを向いてくれないので諦めてシャッターを切りました。「ちち(仮名)」さんは頑強に正面お顔バッチリの写真を撮られることを拒否されます。ワンコは飼い主に似る、といわれますが、まさにその通り。飼い主も写真を撮られるのは大嫌いで、つい先日、師匠のお求めに応じて、二右衛門マスター、広島半の両氏とのスリーショット撮影をいたしましたが、たいへんに稀なことであります。
中学、高校時代はその傾向が一番に強く出ていた時期で、遠足などで集合写真を撮るときにも、「はい、チーズ」の「ズ」のところで他の生徒の影に入ったり、しゃがんだりするなど、実に写真屋さん泣かせの生徒でした。当時は授業参観の際に集合写真を教室に貼り出して、それを見て保護者が購入申し込みをする、というシステムでしたが、いつ来ても我が子の写っている写真が一枚もない、というので、よく母親に叱責されたものです。今時の保護者ですと、これは学校の責任だ、とクレームを入れてくるのですが、まだ母はまともだったということでしょう。卒業アルバムに載せる集合写真にも写っていないので、丸囲みで空きスペースに入れますか、なんて聞かれて「いいえ」と答えたので、これまた母が激怒する原因となったのでした。この妙な頑固さというものは、その頃から全く変わることがなく、むしろ強まってきているのかもしれません。
明日は私の暮らしているあたりに台風7号さんが訪ねていらっしゃるので、鉄道各社は特急列車の運転を取りやめるなどして失礼の無いように準備をしておりますし、子ども関連の施設に関しても、気象警報が発表されることを前提に軒並み「休所」という決定されております。市内の子ども関連の施設で、何の対応もしていないのは私の勤め先ぐらいのものです。その対応の鈍さたるや、実に腹立たしい限りですので、職員には、無理して出てくるな、できれば休め、と指示を出しました。きっとまた、勝手なことするな、と叱られることでしょう。
さて、先日PILOTのエリート黒軸を探していたときに、キャップだけスターリングシルヴァー製のものは見つけたのですが、そのときには対象外といたしました。よくよく考えるとこのエリート、取り上げられることもなく、それでもずっと我が家にいてくれている萬年筆です。尻軸も同じくシルヴァー製のものばかりを大事にして、この銀キャップのエリートはほとんどほったらかしでした。
そしてこのたび、よくよく比べてみると、全部シルヴァーの方には、エリート、という刻印がないのですね。その、エリートという刻印を入れる部分までずぅ~っと格子柄が続いています。そう考えると、このエリートのキャップの方が手がかかっているともいえるでしょう。
それにしても、どうしてこういう差別化をしていたのでしょう。それより何より、このキャップだけでなく尻軸も銀製のモデルは、何というのでしょう。エリートと書いていませんから、エリートではないのでしょうか。それならば、何というモデル名なのでしょうか。外は激しい雨と風で、すでに避難所へ自主避難をして蒸し暑い中で過ごしている方もいるというのに、こうして涼しい部屋で呑気なことを考えている私なのです。
明日の朝には、雨風がさらに激しくなっていることでしょう。そんな中でも、私の職場に「お客さん」は来るのでしょうか。私の職場のような子どもが遊ぶための施設、親と子が一緒に来て遊ぶための施設というものが、あんまり繁盛するのは考え物だと思っております。そういう施設が整備されていることは良いことですが、そう考えると現状はあまりにも貧弱な施設ですし、そういうところ「しか」遊びに来たりする場所がないというのも、貧しい話だと思うのです。そして明日のように暴風や大雨の警報が出されている中、子どもたちが遊びに来たりするのは、それこそ本当に社会の貧しさをあらわすものですが、一方で、施設の管理者としては、来館者をもっと増やせ、と上から言われているので、嵐の中でも、誰かが来てくれたら喜ばなければならないわけですが、はたしてそれでいいのでしょうか。
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