きん
ひとりぼっちでお留守番しているので寝るしかない「ちち(仮名)」さん。朝は賑やかに人が行き交うリヴィングルームも、みんなが出かけてしまうとひっそりとして、そこにいるのは自分だけ。ワンコにとっては非常に辛い状況でしょう。彼女は幼少期を「くま(仮名)」さんといっしょに過ごしていましたが、とにかく仲が悪く、全く交流しようとしませんでした。その頃は二頭共に若くて悪さをする盛りでしたから、留守番はケージの中で。そういうことも、二頭が仲良くする機会を奪っていたのかもしれませんし、あるいは流血の惨事を防いでいたのかもしれません。
4月から3月までの1年間に20日の有給休暇が付与されているので、最低でも5日は取得するように、というお達しが出ていて、チョコチョコと取得していた私は十分に要件を満たしていると思っていました。しかし、我が職場の「フネさん」にあたるしっかり者の事務員さんが、それでは全く足りていないということに気づいてくれたのです。ここで言う5日とは、最低でも半日単位の休暇を積み上げての5日なのです。私は2時間とかそういう単位でチョコチョコ休んでいましたので、積み上げるとすでに6日ほど休んでいるのですけれど、半日とか1日とかの休暇を積み上げた場合、2日分しか取得していないことが明らかになりました。なので、金曜、月曜、火曜とまとめ取りで強制的にお休みを取ることに。突然降って湧いたようなお休みです。
先日、春の泉筆五宝展で入手したシェーファーのコノソアールっぽい萬年筆。米LEVENGERがSHEAFFERとのコラボで販売しtえいたものだそうです。通販の会社ですから、やはり安さが命。その頃のシェーファーならば勢いもあって、そうそうお安い萬年筆ではなかったということで、そこを傷つけないように、なおかつ買ってくれるお客さんには喜んでもらえるように、ってことでこういう製品が出てきたのでしょう。
外観は、あれ、透けてるコノソアールだ、というもの。信頼の証、ホワイトドットもしっかりついています。これを外すと、かえって製作コストがかさむ、ということだったのでしょうか。それとも、知ってる人はこれを見てニンマリ、ということを狙って残しておいたのでしょうか。
コノソアールより大幅に安い値段で販売された、ということですから、シェーファーの立場だったら無しにしたいところでしょうし、一方のレベンジャーはぜひつけておいて欲しい、ということでしょう。
キャップを外してみても、やっぱりコノソアール。コノソアールそのものなのですから当然です。萬年筆に詳しくない人を対象とする場合は、コノソアールではなくノンナンセンスをベースにして、安いものを高級なものと見せかける、あるいは美辞麗句をならべたセールストークで煽るところでしょう。今日、日本の通販会社で萬年筆などを扱っているのを見ると、後者の例が多いように思います。
合格祝いや入社祝いに萬年筆を贈る、なんてことがすでに少なくなってきています。高校入学おめでとう、何がいい?って聞いたら、どこそこの工房の木軸シャープペンシルが良い、なんて答える中学生も少なくないはず。贈る方もそれなりに知識がないと入手すらできませんね。
実際、新しい生活を共にスタートする萬年筆としてこれを贈られたら、大喜びですね。いや、よろこぶ、という意識はなくても、ちゃんとした萬年筆でスタートできるのは幸せなことです。本屋さんにぶら下げてある萬年筆で手頃なスタート、というのも悪くありませんけれど、これならはじめから金ペンですから。
ダイヤモンドなどの重さを表すキャラットと、金の配合比率を示すカラット、結構混同されている時期もあったようで、1キャラットはおよそ0.2グラムですが、1カラットの重さは???なんて生徒に質問すると、「おんなじやん!」という答が返ってくることも多かったです。それが狙いなので、実は・・・という話に入ります。日本語で「じゅうよんきん」と言うときに、表記が14Kとなっているのをそう読むのだ、と理解している人の方が多いのではないでしょうか。あれは「きん」じゃなくて「カラット」だよ、と言うと、少しだけ賢い生徒が「それダイヤ!」などと返してくれるので、その生徒を餌食にして先の話をしていくわけです。ウソや間違いを言ってくれた方が、その場にいるみんなの記憶に残りやすいので、そういう生徒は大歓迎なのですが、最近は減ってきました。間違えたらヤバい、ってことで、誰も何も言いません。ネットでは言わなくていいことまで山のように書き込むくせにね。
14÷24は0.58333と続いていくので、14Kは585と表記。18÷24はきれいに割り切れて18K。このペンの580という表記、24×0.58としますと、13.92ですから、繰り上げて14K。585っていうのを信じれば、14Kよりも少しだけ菌が余分にはいっている、ということなのかもしれません。その辺は、作っている人にしかわからない、ファンタジーの世界ですね。
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