お勤め先は・・・
粗相をし手しまった現場を見つめる「ちち(仮名)」さん。こたつの麓で気持ちよく寝ていたのですが、お気に入りのクッションの上で粗相をしてしまったことに気づいたようです。通常は知らん顔をするのですけれど、匂いで家人に気づかれてしまったのです。そこどいてみぃ、と命じられて、文字通り重い腰を上げて退避しつつ、復旧作業のようすを見守っているのです。
15歳というとワンコとしてはかなりの高齢ですので、食欲があって、朝夕のお散歩にも嫌がらずに出て行くことを喜ぶべきなのですが、問題はお散歩と排泄、それぞれのタイミングが全く噛み合わないこと。しかも彼女、ワンコのくせに雨の日のお散歩を極端に嫌がりますので、お天気の悪い日の夜やその翌日などは、あ、やったな・・・ということになりがちです。
お掃除をしていて見つけた、今では使えないものシリーズ。おそらく、これを入手した当時はPalmを使っていたのではないかと思います。現在でも感圧式のディスプレイを持つものなら使えます。とはいえ、手持ちの機器はほぼすべて静電式ですので、これの出番はないのです。
数年前に全国展開されたGIGAスクール用の端末も、今時のものですから静電容量式タッチペン対応がほとんどでしょう。逆に、今、感圧式のタッチペンを使うようなものってどれほどあるのでしょうか。よく言われるのはカーナビゲーションのタッチパネルですが、運転者がわざわざペンをもってタッチするようなことも考えられません。助手席に座った人がナビの画面を操作するのに使う、ということになるでしょう。また、ナビのディスプレイが静電容量式に対応したものだったら、これまたアウトです。
結局のところ、ボールペンとシャープペンシルが使える、ということで活用していくしかないのでしょう。反応しないということは、逆に言うとこれでPCやタブレットなどの画面を指し示しながら操作の説明などをするのに使える、という考え方もあります。
PCはどうもうまく使えません・・・という方の大半が、画面を見ていない人だ、というのが私の持論です。使えない、わからないという人に対しては、「社長さんみたいにいふんぞり返ってみてください」と言うことにしています。画面から顔を離すことで、画面全体を視野に入れると見えていなかったアイコンやラジオボタンなどが見えることもあるからです。特に、電話サポートをするときにこの手が有効です。
先端のチップがオレンジ色というのも、画面上を指し示すのに都合が良さそうです。今の職場でも、PCの操作は苦手です、なんて人がいますので、そういう人の手助けをするときのために職場に置いておこうかと思います。
電話サポートになりますと、この手は使えません。コロナ最初の年に、児童生徒にGoogleのアカウントを付与したまでは良かったのですが、そのアカウントを使って家庭のPCでサインインしてください、っていうのが実に難関でした。ご両親共に働きに出られているような家庭では、祖父母のところに子どもさんが預けられていることも多く、もう何年も使ってないけどなぁ、なんてPCを起動してサインインを試みるも、残念なことにIEしか入ってません、ということも少なくなかったのです。
ええっと、画面から離れて全体をよく見てください。赤と黄色と緑のドーナツ、浮き輪みたいな形のアイコンはありませんか、って何度言ったかわかりません。恐ろしいことに、職員室でこの電話を聞いている先生方でさえ、それ、何?とか言ってるわけです。
で、あ、ありました、と弾んだ声で返事が来ると、ここからがまた難儀で、それをクリックして、画面の右上の隅の方を診てください、となるわけです。そこに、小さな点々が9つ並んでいるんですが、見つけられますか? と。いや、個人的には「男性化粧品のタクティクスのマークみたいなやつ・・・」ってイメージなんですが、実はそのタクティクスのマーク、ドットが6×6なのです。Googleは3×3ですから、実に4倍。全然違うんですね。人間の認識って、すごいのかえぇ加減なのか、よくわかりません。
このちっちゃなスタイラスペンの再就職先を心配していたら、本日もまた、私自身の再就職先についてお電話をいただきました。今、どうされてますか、というところから、すでに内容はわかります。私自身、遠い昔、中学校社会科の教員として採用されるべく試験を受けたのですが、なぜか合格通知には「技術」と書かれておりました。一次試験は社会科で受けたけれど、技術で合格としたので、二次試験は技術で受けてね、と。それだけ、技術の先生ってのは人材不足だったわけです。体育の先生で日曜大工が得意な人が教えるもの、と相場が決まっていた時代でした。
で、そういう「希少な」技術の先生たちがどんどん退職して、仕方なく新規採用となるわけですが、技術なんて教科は週に1時間しか授業がないわけで、その担当者は「他の仕事」をたくさん抱え込まないと仕事が暇すぎるということになり、結果、初任者の時からいくつもの教科や業務を掛け持ちすることになって、結果、心を病んで休んでしまったり辞めてしまったり。その補充は、退職したお爺さん達に、となるわけです。
正直、今、学校で仕事をしている人達って本当に凄いと思います。高度な知識や技能、経験が必要とされる専門職でありながら、その専門的なことよりも「どうでも良いこと」に忙殺され、世間からはさげすまれ、批判されてばかり。そんな仕事、もう十分、私には絶対にできません。
でも、同年代の人たちは、そんなに困ってるんなら恩返しの意味もあるし・・・と果敢に飛び込んで行っているようです。歳をとっている分、いろいろな外圧にも強いので、結果、学校の中はお年寄りばかり、ということになります。本当に大丈夫なんでしょうか、日本の教育。
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