ゆとり
寝込みを襲われた「ちち(仮名)」さん。カメラが来ると知っていたなら、サッと顔を背けるところだったのですが、さすがに対応できなかったようです。飼い主の方は姿勢の悪さが祟って猛烈な腰痛にウンウン言いながら恐る恐る歩いていますが、半日以上の単位で必ず5日以上年次有給休暇を消化せよ、という雇い主からの強いお達しで、月曜も火曜も休みということになったので、ものすごくゆったりとした日曜日を過ごしました。
あいにくの雨模様でしたが、京都は岡崎のみやこめっせまで行ってまいりました。新幹線もやってくる京都駅というのは、京都の中では外れではないけれども中心でもない、けれども交通の要衝、という微妙な場所。みやこめっせのある岡崎は、南北でいうと京都市役所と同じ位置で、東西でいうと少し東へ外れかけてるかな、ぐらいのところ。他所から行くには、不便というほどでもないけれど便利でもない、という場所です。
入場料1000円を払うと、チケットと案内、スタンプラリーの用紙に、入場記念のボールペンが手渡されます。このボールペン、カラーバリエーションがあって、受付のテーブルの上に何色も並べられているのですが、幸運なことにチケットや案内と同じカラーのものをいただくことができました。あくまで、たまたまですけれども。
手帳の市、いつもは何というか、見知らぬ人たち、違う趣味の人たちの中にポーンと放り込まれる感じで、どうにも落ち着かず、さささっと一回りしてすぐさよなら、という感じなのですが、雨のせいか、お邪魔した時にはとても空いていて、お陰でゆっくりとみて回ることができました。
会場内に知った顔があるはずもなく、、、ま、この背中、お二人とも、ゆったりとされてました。あくまで、私がお邪魔した時間には、ですけれども。
手帳の市ということで、カクノをニードルポイントに細く美しく研ぐ、という依頼があったそうですが、その出来上がりの書き味に依頼者は感動しきりであったとか。そのお話を聞くと、やっぱり萬年筆関連のイヴェントとは来場者の層が違うのだな、ということを実感します。
出展者の中に、A5サイズぐらいの手帳に色違いのボールペンだかマーカーだかをズラッと何本も挿している人がいましたが、手帳を愛用する人にも、ニードルポイントに研いだお手頃価格の萬年筆をズラッと挿すということをやっていただきたいものです。そういうところを攻めていくと、萬年筆の裾野はもっと広く大きくなっていくことでしょう。
会場内を何度か回らせてもらって、いろいろ興味を惹かれたものがありましたけれど、日本茶色普及協会さんの、萬年筆インクをボールペンで使う、というワークショップなんかは特に気になりました。独特の書き味、ということですけれど、いずれどこかで体験させていただければ、と思っております。
会場を出て、前から気になっていた洋食屋さんで遅めのランチ。何と、私が入店した直後にランチは売り切れ終了となっておりました。あくせくとしているときには入店前に終了、なんてのによく出会うのですが、ゆったりしているとそうならない、っていうのも不思議なものです。
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