ケースに救われる
お鼻を突き出して眠る「ちち(仮名)」さん。ケージの柵の間に鼻先を突っ込むと安定して寝やすいらしく、彼女が大好きな寝方の一つです。
おそらくは人生最後のノートPCになるであろう、第6世代のThinkPad X1 Yogaさん。持ち運んで使うこともあるので、外装を守るためのものを探さなければ、と思っておりました。こういうものが合う、というかこのマシンに見合ったもの、とは思いましたが、お値段の方もご立派ですので断念しました。
大昔、TOSHIBAのリブレットというミニPCに惚れ込んで、当時は代官山にあったオーソドキシーというショップでボディスーツをオーダーしたことがありましたが、実に馬鹿げたことだと後になって気づきました。進化、というより劣化の激しいPCにオーダーメイドの革ケースを誂えるなんて、ご乱心であった(ホンマに過去形?)としか言いようがありません。
こういったケースの類は、たいていMacBook系をメインに開発されているようです。というか、ノートPCの大部分が、MacBookのサイズに寄せて作られているように思います。私のマシンは14インチ液晶搭載ですが、このような、13.3インチ対応、というのが合います。14インチ対応なんてものだと、むしろガバガバなのです。
自分のマシンのサイズと、ケースの内寸とを比較して、できる限り開きのないもの、と探していたら、最初に入った家電量販店であっけなく見つけてしまいました。
ファスナーで閉じるものではなく、スリーヴタイプのもの。そのままですとストンと抜け落ちてしまうので、このケースには「ストッパー」なるものが備わっています。たいそうなお名前ですが、実態はただの耳。ケースの端っこを折り返すだけ、という簡単なものですが、ウェットスーツのような素材ということもあって、しっかりと抜け落ちを防いでくれます。
で、こうしてきっちり収まったマシンを見て、よしよし、というところで感じた違和感。最近のThinkPadはきっちりと蓋が閉まらないんだな、そういえば、例の片手で外れるロックもないしなぁ、なんて呑気に構えていたのですが、やっぱり変です。写真の左下、何やら隙間のようなもの、こんなの、あるもんだろうか、と。
どうやら、内臓のSSDをより大容量で高速なものに取り替えた際、しっかりと裏蓋をはめ込まないままネジを締めていたようです。ThinkPadといえば、ほとんどのパーツを簡単に取り替えることができるノートPC、という認識でしたが、昨今のモデルはメモリすら交換することを許さず、SSDや無線関係のモジュール、場合によっては内蔵バッテリー、このあたりしか交換できません。その代わり、蓋を開けることそれ自体はとても簡単になっています。このマシンを手に入れてから今まで、隙間が空いたまま使ってきたことになります。お気楽極楽、知らぬが仏ですね。
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