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2023年3月

2023年3月31日 (金)

推測

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 お散歩中の「まりりん(名前はともかく雄)」さんです。この子が雄だろうというと、たいていの人は「じゃあマリオやね」なんて言うわけですが、そいつは飼い主としては一番言われたくない言葉なのです。特に「まりお」じゃなくて「マリオ」って言う人は好きません。いや、個人の性格とかそういうことを言っているわけではなくて、よく知られてるもの、流行りものだったら何でも良い、って傾向の人ほどそう言います。というのは単なる偏見、思い込み。私という人間は92.5%ぐらいが予断と偏見で出来ているのです。

 先日、なかなか出入りが難しいコインパーキングに車を駐めようとして駐車券をとったところで、出場すべく精算機の前に止まった車。その車のお尻のあたりへ鼻先を突っ込んでから切り返して駐車、というのが当然なのに、なぜかその隙間を詰めてくる次の出場車がプリウス。ホンマにプリウスってアホしか乗ってないなぁ・・・と吐き捨てたら、窓が開いたままでした。新型はミサイルからロケットに進化したそうですが、機構を言ったらどちらも同じ、使う目的が違うだけですから、いずれにしても危険なクルマ、邪魔なクルマの筆頭であることは間違いありません、とこれまた予断と偏見と悪意に満ちたことを吐き捨てておきます。どんな車種でも良くないドライヴァーが一定の割合で存在する、という前提に立てば、たくさん売れているトヨタやホンダのクルマは母数が多いですから、トヨタやホンダの嫌なクルマに出会うことは多くなるはずです。ノーストレス!なんて女性タレントが言い切っているクルマに路上で出会うとも横列なストレスを感じることが多いのもそういうことでしょう。

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 これ、いいお値段だと思いませんか。パッと見、昔は萬年筆も安かったんだなぁ、鉄ペンか・・・とよく見ればゼロがひとつ多い。こういう細身のどこと言って凝ったところのないペンが10000円だなんて、それが売られていたであろう時代を考えると、なぜなんだろうと思います。

 で、私のようなヘンタイさんになると、この軸のくすみ具合を見て、汚いとは思わずに、これはっ! と喜んでしまうわけです。ひょっとしてこれは銀軸ではないのか、と。尻軸のあたりが黒く写ってしまっているのは単に写真を撮るのが下手なだけですが、実際そのあたりは金色から黒へと変化していく途上にあって、角度によってはちょっと虹色っぽくも見えます。

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 ニブはとりあえず14K。18Kとかでも良かったのではないかと思いますが、この時代の製品の序列などからこれが適当だったのでしょう。ルーペで舐めるようにキャップから軸から見てみましたが、どこにも銀軸であることを示す刻印などはなく、ひょっとして銀を上から貼っているとかそういうものか、と思ったりもしますが、まぁ、私としては順調に黒くなっていってくれたらそれで良いので、気にしないことにします。

 今、こうして発掘された萬年筆たちを、できるだけメーカーごと、素材ごとにまとめて収納していくように心がけているのですが、整理したとして、それをどこに置いておくのか、ということが問題で、整理・整頓の整頓が出来ない状態なのが困ったところです。棚とか押し入れとか、まるごと全部中のものを放り出して、整理できたものからそこへ収めていく、というようなことでもやらない限り、実現は難しそうです。そして、これは何より終活の一環でもあるので、収めたものがすぐに出せる、これは何かすぐにわかる、ということも大切。週末になると、ちょっと腰を据えてやってみようか、と思うだけは思うのですが、実際に同様日曜は寝て暮らすか遊びほうけるかで終わってしまいます。とりあえず、5月6日に兵庫県民会館で開催される第14回の y.y.Day にむけて、景品やお土産などになりそうなものを取りよける、という作業に取り組みたいと思っております。

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2023年3月30日 (木)

猿から空へ

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 眠りこけている「ちち(仮名)」さん。本日はいつもより多めにお散歩をした、というか、うんちをするまで帰らないぞ、という構えであちこち引っ張り回されたので、相当にお疲れの様子です。お散歩に連れて行く側は春爛漫で桜も満開ということで、あちこち目を楽しませながら圧いていくわけですけれど、連れ回されるワンコの方は桜なんてどうでもいいから早くおうちに帰ろうよ、というわけです。けれど、普段ならおうちに帰り着いているぐらいの時間まで歩き続けて遠くまで行っていますから、さぁ帰ろうとなってもかなりの道のり。ご老体にはさぞキツかったことでしょう。

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 ペンケースに並んで入っていたので、一緒に並べて写真を撮りました。ご覧の通り、PILOTのカスタムレガンス、萬年筆とボールペンですと書いたら、どれほどの人が「そうか」とそのまま読み流してくれるのでしょうか。

 洋画や海外ドラマが好きでよく見るのですが、出てくる俳優さんの見分けがつかない問題というのがあって、特に女優さんなど、髪型を変えて出てきていたりすると同じ人物なのかどうか判然としません。ストーリーを追うことで、かろうじて同じ人、違う人というのを判断するという、実に情けない状況です。

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 他人のそら似、という言葉があります。「そら」の部分には、「空」という漢字が入りますけれど、そうなったのは江戸時代ぐらいからだそうで、もともとは「他人の猿似」と表記されていたのだそうです。人がお猿さんを見る場合、みんな同じような顔に見えて見分けがつきにくい、ということから、あかの他人なのだけれど非常によく似ていることを「他人の猿似」というようになった、と辞書では解説されています。

 そう、この2本、全く別のところで産み出されたもので、同じシリーズなどではありません。軸の模様ですとか、球クリップとか、そういうところに目が行くと、あぁ、これ同じシリーズなんだと思ってしまいますが、じゃあ何でボールペンの方は天冠が金色なの、という疑問を持つ事が大切であり、ヘンタイさんへの近道でもあります。

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 萬年筆の方、キャップリングにはしっかりとカスタムレガンスである旨の刻印があります。この2本はよく似た見た目ですけれど、メーカーも違い、何の関係もありません。そう、「あかの他人」なのです。

 では、あかの他人というときの「あか」って、漢字で書くとどうなるのでしょう。今は春休みですけれど、春休み前、授業の方は教科書も最後まで終わっていて、特にやるべきこともない、なんてときに、よくこういうクイズめいたものを生徒に投げかけて遊んでおりました。

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 答は簡単なもので、「赤」なのです。「赤の他人」と書くわけです。で、この「赤」ってのは、「あきらか」「明白」という意味。誰がどう見ても別のもの(人)だ、ということなのです。そもそも、「赤」にはそういう意味もあるようです。

 ボールペンの方はセルロイド製で、この続きにはHANDCRAFTと刻印されています。恐らくはカトウセイサクショカンパニーのものかと思います。面白いので、また同じように並べてペンケースにしまっておきました。

2023年3月29日 (水)

パルテノン神殿

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 珍しく(?)おとなしく眠っている「ちち(仮名)」さん。本日は比較的活動量が多かったのでご老体に堪えたのかもしれません。この状態で朝まで鳴かずに寝てくれるのが一番です。夜中に鳴くのはご近所にご迷惑をかけてしまうので、亡いにこしたことはありません。

 今の家に越してくるときに、まずご近所へご挨拶にうかがったわけですが、お向かいの二軒は非常に対照的で、かたや雨が降ったら洗濯物を取り入れておいてくださるようなおうちで、偶然とは言え知り合いの知り合い・・・ってまぁ他人なのですけれど、縁浅からぬ人のご両親だということも後にわかって、ますます濃厚なお付き合いに。と,そういう方に限って、老後をゆったり過ごすため、と海と山に囲まれた土地へとお引っ越しをされたのです。もう一軒のおうちはワンコが大嫌いなお母さんがいて、ご挨拶に行った3分後にはご近所ほぼすべてに「犬飼ってる人が越してくる!」っていう情報が周知されておりました。そのお母さんは歩くことも、かつてのように放送局の如く話すこともままならない状態になられましたが、娘さんがしっかりと意志を継いで、毎日、家の前の道路一面に犬が嫌がる液体を撒いてらっしゃいます。しかし、我が家のワンコは鈍いのか、飼い主に似てひねくれているのか、ワンコが嫌うはずの液体をものともせずその家に近づいていくのが困りものです。

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 たくさんたくさん萬年筆を買ってらっしゃる方と一緒に百貨店の萬年筆売り場に行きました折に、これ、安くしときますから飼ってくださいと在庫処分の申し出があったペン。型番はPTS-50000で、ホンマかいな、というような製品名で今もカタログに載っています。元をたどれば、かつてのプラチナ・プラチナの流れを汲むものらしいのですが、私はこれを買ってから長いこと、モデル名すら知りませんでした。なので、軸の外観から遺跡の柱を連想して、パルテノン神殿、と個人的に呼んでおりました。

 では、このペンを何と呼ぶか。ペン先にはしっかりと3776の刻印が入っております。そして字幅についても漢字表記。これを買った頃は萬年筆は手に入れたらインクを通すものだ、と思い込んでおりましたから,実用を考えて細字を選んだのか、それしか在庫が残っていなかったのかのいずれかでしょう。

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 こいつのモデル名は、銀無垢。そのまんまやないかい、という名前です。このモデル、プラチナ製のペン先をつけたら猛烈に高くなるから、ということで18Kのペン先。こういうのは、今のプラチナの状況を考えますと、遠からず廃盤になるか、ディケイド系の14Kペン先に置き換えられてしまうか、それ以前に廃盤になってしまうか、というところではないでしょうか。そうならないことを希望していますけれど。

 このペンを買ってすぐ喫茶店に入り、その場でペン先調整をして貰ったのです。そのときにペン先の入りが猛烈に固くて、ペン先を抜くのにコーヒーが冷めてしまうほどの時間がかかっておりました。こういうこともありますから、私のような不器用なものは手を出してはいけないのです。

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 夜目遠目笠の内、でありまして、一見すると美しいペンですが、我が手に握ってじっと見ますと、特に胴軸に結構な傷と汚れが見られます。それほど雑に扱ったという訳でもないのですが、傷がついたところは他の部分よりも硫化が早く進んでいるようです。パッと見、銀色の万年筆ですけれども、目をこらしてよく見ると、所々金色になっているところがあります。これが後に真っ黒になるところなので、こすってはいけません。重曹を溶かした液体につけて綺麗にしようなんて邪心を起こしてはいけないのです。

 キャップがお尻にささらない、と言われているようですが、この固体はしっかりとささります。ただ、その状態で握って書くとき、指がねじの部分に来ますので、嫌がる人は嫌がるかもしれません。例によって私は鈍いのでなんとも思いません。

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 天冠と尾栓に、このような刻印があります。それはそれで良いのですけれど、これ、この萬年筆を手に入れた当時、猛威を振るっていた萬年筆とカメラ系のYouTuberさん(当時はそんな言葉、まだ広まってなかったかもしれません)によれば、これは見つけたら工場へ持ち込まなければならないほどの大問題なのだそうです。クリップを時計の12時の位置とした場合に、SILVER 925という文字列は水平になっていなければならないはず。これはいわゆる「1時」なので、ダメなんだそうです。ねじの締め加減で、どうにでもなる問題でしょうし、こんな小さな文字を筆記時に確認できる人の方が少ないでしょうから、無問題ですね。

2023年3月28日 (火)

駿馬

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 今朝の「ちち(仮名)」さん。ご飯をほとんど食べず、そばへ行っても反応せず、ただただ丸まって寝ておりましたので、相当に調子が良くないのかと思っておりましたが、帰宅してみると晩ご飯はペロリと平らげたそうで、いつものように元気にしておりました。

 一方で、一回り広い住まいに引っ越した「まりりん(もはやセレブ)」さんは、餌を食べず、シェルターの中に引っ込んで1日を過ごしていたそうです。お昼過ぎに職場へのぞきに行ったときにそういう報告を受けましたので、少し遊んでやって、水量が増えた分、ヒーターの能力が不足気味でしたのでより能力の高いヒーターに取り替えてやり・・・とあれこれやっておりましたら、いつものように機嫌良く遊ぶようになりました。ワンコもカメも、なかなかに手がかかります。

 萬年筆のことを中心に日々駄文を垂れ流す、というコンセプトでありながら、なぜかいつも生き物が出てくる。そういうのは変だ,という話もありますけれど、萬年筆やヌルリフィルの話題を扱うのにもかかわらずお馬さんが出てくるというのもありますから、多様性を認めようという世の中ですし、よろしいのではないでしょうか。

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 ウォーターマン レタロンの経過報告。銀軸ですが、しっかりと金色がかってきておりまして、1本は黒ずむところも出てまいりました。普通に見ると、綺麗なのと少し綺麗でないのと,ということになりますが、綺麗な方は不良品というか、簡単に尾栓が外れてしまいます。対してそろそろ黒ずんできている方は健康体で、しっかりとしております。以前、この尾栓を接着剤で貼ろうか、という話もしておりましたけれど、時間がないのと踏ん切りがつかないのとでそのままにしてあります。

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 百貨店の萬年筆売り場へ行きますと、国産三社に加えてモンブランにペリカン、そしてパーカーとウォーターマン、ぐらいしかないというのが現状ではないでしょうか。もちろん、百貨店とひとくくりにしてはいけませんし、大型の文具店なども含めて論じないといけませんが、お値段もさることながら、なかなか食指が動かないものがほとんどです。アウロラなんかは取り憑かれたように限定品を連発しておりますけれど、これもお値段を見ますと出しかけた手が引っ込んでしまいます。

 パーカーやウォーターマンの現行品というと、とにかく固い、しっかりとしたペン先というイメージがあります。それはそれで速書きする人にも対応できて良いことなのですが、個体によっては固いチョークで字を書いているような感じがするので好きになれません。その点、レタロンの書き味は好みでして、それはこの特徴的なペン先の形なんかも関係するのかな、と勝手に思っております。

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 一時期、インクを入れて盛んに使っていたのですけれど、今は休眠中。この尾栓の取れている方はなかなか黒くなりそうにもないので、こちらにインクを入れてガシガシ使う、というのもいいかな、などと思っています。

 しかしながら、インクを入れたとて、本当にガシガシ使うのか、という問題があります。気がついたら書けなくなって(干上がって)いた、ということになりそうです。悪戯書きばっかりでも良いので、なんとか使ってやりたいところですが、それもできないとなればお嫁に出してあげるしかない、ということになります。萬年筆の終活、まだまだ緒に就いたばかりです。

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駿馬

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 今朝の「ちち(仮名)」さん。ご飯をほとんど食べず、そばへ行っても反応せず、ただただ丸まって寝ておりましたので、相当に調子が良くないのかと思っておりましたが、帰宅してみると晩ご飯はペロリと平らげたそうで、いつものように元気にしておりました。

 一方で、一回り広い住まいに引っ越した「まりりん(もはやセレブ)」さんは、餌を食べず、シェルターの中に引っ込んで1日を過ごしていたそうです。お昼過ぎに職場へのぞきに行ったときにそういう報告を受けましたので、少し遊んでやって、水量が増えた分、ヒーターの能力が不足気味でしたのでより能力の高いヒーターに取り替えてやり・・・とあれこれやっておりましたら、いつものように機嫌良く遊ぶようになりました。ワンコもカメも、なかなかに手がかかります。

 萬年筆のことを中心に日々駄文を垂れ流す、というコンセプトでありながら、なぜかいつも生き物が出てくる。そういうのは変だ,という話もありますけれど、萬年筆やヌルリフィルの話題を扱うのにもかかわらずお馬さんが出てくるというのもありますから、多様性を認めようという世の中ですし、よろしいのではないでしょうか。

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 ウォーターマン レタロンの経過報告。銀軸ですが、しっかりと金色がかってきておりまして、1本は黒ずむところも出てまいりました。普通に見ると、綺麗なのと少し綺麗でないのと,ということになりますが、綺麗な方は不良品というか、簡単に尾栓が外れてしまいます。対してそろそろ黒ずんできている方は健康体で、しっかりとしております。以前、この尾栓を接着剤で貼ろうか、という話もしておりましたけれど、時間がないのと踏ん切りがつかないのとでそのままにしてあります。

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 百貨店の萬年筆売り場へ行きますと、国産三社に加えてモンブランにペリカン、そしてパーカーとウォーターマン、ぐらいしかないというのが現状ではないでしょうか。もちろん、百貨店とひとくくりにしてはいけませんし、大型の文具店なども含めて論じないといけませんが、お値段もさることながら、なかなか食指が動かないものがほとんどです。アウロラなんかは取り憑かれたように限定品を連発しておりますけれど、これもお値段を見ますと出しかけた手が引っ込んでしまいます。

 パーカーやウォーターマンの現行品というと、とにかく固い、しっかりとしたペン先というイメージがあります。それはそれで速書きする人にも対応できて良いことなのですが、個体によっては固いチョークで字を書いているような感じがするので好きになれません。その点、レタロンの書き味は好みでして、それはこの特徴的なペン先の形なんかも関係するのかな、と勝手に思っております。

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 一時期、インクを入れて盛んに使っていたのですけれど、今は休眠中。この尾栓の取れている方はなかなか黒くなりそうにもないので、こちらにインクを入れてガシガシ使う、というのもいいかな、などと思っています。

 しかしながら、インクを入れたとて、本当にガシガシ使うのか、という問題があります。気がついたら書けなくなって(干上がって)いた、ということになりそうです。悪戯書きばっかりでも良いので、なんとか使ってやりたいところですが、それもできないとなればお嫁に出してあげるしかない、ということになります。萬年筆の終活、まだまだ緒に就いたばかりです。

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2023年3月27日 (月)

お引っ越し

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 いやぁ、よろしいですわ、と喜んでいる(と思いたい)「まりりん(確実に雄です)」さん。亀を飼うなら、水槽の広さはカメのフットプリントの10倍を目安に、なんて言われていますので、何事にも人に影響されやすい、というかされてばっかり、自分というものをまったく持たない飼い主ですので、このところずっと、大きめの水槽を探し続けておりました。

 昨年の秋口に職場の裏の排水溝で捕獲された「カメ(種別・性別不詳)」。外見上の特徴から見てニホンイシガメであろうということと、とにかくパクパクと口を開けていてお腹がすいていそう、というのでワンコのおやつであるササミを与えたら猛烈に食いついてきた、ということで職場のみんなに愛されて、その日のうちに「まりりん(性別・年齢不明)」さんとなったのでした。とりあえず、そこら辺に転がっていた小さな水槽に入れて飼い始めたのですけれど、何を食べさせたらいいのか、水槽に入れる水の量はどのくらいか、等々、わからないことだらけで、飼い主は一生懸命にお勉強をして、多分こんなもんだろう、という環境を作ってきました。最初の1週間ほどは、朝、職場に来て、「生きてるか?」という感じだったことを覚えています。

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 で、とりあえず手に入れたのがこちら。「カメ元気 カメの楽園」という飼育セットで、45センチ×30センチののガラス水槽にフィルターと陸場がセットになっている商品でした。このように見ると、かろうじてこの個体が10匹並べられるぐらいの底面積であることがわかります。カメさんの甲長はおよそ11㎝で、頭と尻尾を出した状態ではもう少し長くなりますから、30センチでちょうど2匹分。実際にはこの水槽の中にフィルターやらヒーター、そして大きめの陸場をセットしていますので、さらにカメの活動エリアは狭くなるわけです。

 実際、カメさんはいつもガサゴソと水槽のガラスに突進しつつ手脚をバタバタさせているのですが、これは居住エリアが狭いことにストレスを感じている可能性がある、ということらしいのです。本当であるならば、早急に改善してあげる必要があります。

 ワンサイズ大きくするとなると、一般的には、60センチ×30センチというサイズになります。しかし、それでは奥行きが少し狭いかも、ということで、あえて規格外の60センチ×45センチという水槽、そしてさらに高さも低いもの、という、滅多に見ない水槽を探していました。

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 探せばあるもんです。幅60センチ、奥行き45センチ、そして高さは30センチ。元の水槽が高さ26センチでしたので、本当はこれでも高いぐらいなのですが、この先、もう少し大きく成長することを考えると、あまりに低い水槽では脱走の恐れもあります。そして、水槽は一般的なカウンターの高さに設置してあるので、ここから脱走したら命の危険があります。少しだけお世話しにくくなりますけれど、これくらいが良いところかと思います。

 もともとの水槽に水位10センチほどになるように水を入れると、ほぼバケツ1杯分、10リットル弱というところでしたが、この水槽に同じような水位まで水を入れるとバケツ2杯半から3杯ほどになります。計算すると約27から30リットルというところ。これだけの水量でも、もともとフィルターをダブルで運用しておりましたので、むしろ水量が増えた分、水の汚れは軽減されるものと思います。この水槽にカメさんを入れたのが日曜日の夜。本日はお仕事を休んでおりましたので、職場の皆さんが世話をしてくれたことと思いますが、何も連絡がなかったということは無事だったということでしょう。あとは、彼女(?)の暮らしぶりがどう変化するか、観察しながら環境を整えていくことになります。

2023年3月26日 (日)

ゆとり

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 寝込みを襲われた「ちち(仮名)」さん。カメラが来ると知っていたなら、サッと顔を背けるところだったのですが、さすがに対応できなかったようです。飼い主の方は姿勢の悪さが祟って猛烈な腰痛にウンウン言いながら恐る恐る歩いていますが、半日以上の単位で必ず5日以上年次有給休暇を消化せよ、という雇い主からの強いお達しで、月曜も火曜も休みということになったので、ものすごくゆったりとした日曜日を過ごしました。

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 あいにくの雨模様でしたが、京都は岡崎のみやこめっせまで行ってまいりました。新幹線もやってくる京都駅というのは、京都の中では外れではないけれども中心でもない、けれども交通の要衝、という微妙な場所。みやこめっせのある岡崎は、南北でいうと京都市役所と同じ位置で、東西でいうと少し東へ外れかけてるかな、ぐらいのところ。他所から行くには、不便というほどでもないけれど便利でもない、という場所です。

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 入場料1000円を払うと、チケットと案内、スタンプラリーの用紙に、入場記念のボールペンが手渡されます。このボールペン、カラーバリエーションがあって、受付のテーブルの上に何色も並べられているのですが、幸運なことにチケットや案内と同じカラーのものをいただくことができました。あくまで、たまたまですけれども。

 手帳の市、いつもは何というか、見知らぬ人たち、違う趣味の人たちの中にポーンと放り込まれる感じで、どうにも落ち着かず、さささっと一回りしてすぐさよなら、という感じなのですが、雨のせいか、お邪魔した時にはとても空いていて、お陰でゆっくりとみて回ることができました。

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 会場内に知った顔があるはずもなく、、、ま、この背中、お二人とも、ゆったりとされてました。あくまで、私がお邪魔した時間には、ですけれども。

 手帳の市ということで、カクノをニードルポイントに細く美しく研ぐ、という依頼があったそうですが、その出来上がりの書き味に依頼者は感動しきりであったとか。そのお話を聞くと、やっぱり萬年筆関連のイヴェントとは来場者の層が違うのだな、ということを実感します。

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 出展者の中に、A5サイズぐらいの手帳に色違いのボールペンだかマーカーだかをズラッと何本も挿している人がいましたが、手帳を愛用する人にも、ニードルポイントに研いだお手頃価格の萬年筆をズラッと挿すということをやっていただきたいものです。そういうところを攻めていくと、萬年筆の裾野はもっと広く大きくなっていくことでしょう。

 会場内を何度か回らせてもらって、いろいろ興味を惹かれたものがありましたけれど、日本茶色普及協会さんの、萬年筆インクをボールペンで使う、というワークショップなんかは特に気になりました。独特の書き味、ということですけれど、いずれどこかで体験させていただければ、と思っております。

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 会場を出て、前から気になっていた洋食屋さんで遅めのランチ。何と、私が入店した直後にランチは売り切れ終了となっておりました。あくせくとしているときには入店前に終了、なんてのによく出会うのですが、ゆったりしているとそうならない、っていうのも不思議なものです。

2023年3月25日 (土)

曝涼

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 美輪さんというより、ただのオッサンみたいなポーズを決めている「ちち(仮名)」さん。体の傾きなんかは同じでも、表情がオッサンです。寝ているところにいきなりカメラが来てパシャっとやられたので、まぁ仕方がなかったとも言えます。

パンク修理キットしか積んでいませんので、 本日は午前中のみ出勤する日でしたが、亀の世話をしてあちこち壊れたところを修繕してとバタバタやっているうちにお昼になって退勤。午後は昨日に続き、今度は娘のクルマを夏タイヤに替える作業。腰が痛くてどうしようもないので、現場監督的にあれこれ指示するだけで、実際の交換作業は娘にやらせました。今時の車はパンク修理キットしか積んでいませんが、なぜかタイヤ交換用のレンチは載ってるのが不思議なところ。どうせなら、と手歯止めも積んでお来ました。

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 お片付けをして出てきた萬年筆は、一応点検をして、必要ならば洗浄してから収納するようにしています。次、いつ出会えるかわからないから、というものじまいの悪さもありますけれど、ここでハネられたものはお嫁に出す、という、一応断捨離の基準みたいなものも持ってはいるのです。

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 お尻の部分が見事に凹んでいる、このペンは確か、そのことが原因で安く売り出されていて、ホイホイと乗せられて買ったものだったかと思います。凹んでいる部分はともかく、ほぼ固定されている吸入機構が生きていればいいか、ということだったはずです。

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 無事、生きてました。そう言えば、ウォーターマンのエドソンを入手するのが究極の目的、という若い人がいて、お金を貯めて見事新品を手に入れたところで、これまた見事にお尻を凹ませてしまった、ということがありました。何か適当な石でも嵌めておいたら、なんて無責任なことを言ってたのですが、確かに、お尻であっても凹んでる萬年筆って、何となく不憫でみてられない、ということはありますね。

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 こうしていろいろな萬年筆を取り出しては眺め、字を書き、洗って保管する、ってことを続けていると、生きてる間に終わるんかな、なんてことが頭をよぎります。どんどんお嫁に出してやるのが良いのかもしれませんが、なかなか踏ん切りがつかないのが現実です。

2023年3月24日 (金)

転がす

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 お散歩用のハーネスをつけたまま眠る「ちち(仮名)」さん。お散歩の時の様子を見て、あぁこれは夜中に鳴くな、と思われるときは、このような状態のまま置いておくのです。ハーネス自体は全くキツくないので、彼女もこれがついていても知らん顔で普通に過ごしています。

 最近、ヘッドライトが暗いなぁ、と思っていたのですが、先週火曜日の夜に片方の球が切れているのに気付きました。暗いのも当然ですが、片方切れてもわからないなんで、運転が下手くそなのもここまで来ると呆れるしかありません。

 急いで代わりの球を手配したのですが、これがなかなか難儀でして、交換できたのは本日。乗っているクルマが、不人気であまり売れず、現在は生産されていない上に後継車もない、というようなモデルですので、よし、これだ、というバルブを見つけても、メーカーの対応表にも?マークみたいなのがいっぱい、というような状況。合いそう、多分合うだろう、と買ってみたら装着できなかった、という危険性があるわけです。

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 何より、乗ってる人間が歳をとってるので、現在主流となっているくっきり真っ白、というようなランプでは、雨の夜などライトがついていないのではないかというほど何も見えないのです。ケルビン値が5000以下で、なるべくルーメン値の高いもの、っていうのはほとんどありません。

 何とか見つけた球はお取り寄せでなかなか入荷せず、発注してから10日も球切れの整備不慮車に乗っていた、というわけです。やはり、乗るならトヨタ車一択ですね。

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 日本の万年筆メーカーでは、PILOTがトヨタ、プラチナが日産、セイラーがマツダってところでしょうか。イタリアでトヨタ的な萬年筆屋さんといえば、アウロラかと。

 ま、日本で手に入るものの中では一番普通というか、買ってきてそのまま字が書けるというか、そういう感じでしょう。輸入代理店がないとか、しっかりしてないとかいうメーカーのものは、実際、イタリア製の綺麗な棒、と考えた方が精神衛生上よろしいかと。けれども、トヨタと違うところは、ただそこに転がしておいてもサマになるお姿、ということ。私が今のトヨタ車でそういう風に思えるのは、プロボックスしかありません。

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 アウロラのオプティマとオッタントット、どこが違うんだろう、と思っていました。最近まで88を持っていなかったので、しげしげと見比べたことがなかったのです。

 こうして並べてみると、あ、これは、プロフィットとプロフェッショナルギアの関係なのか、と気づくわけです。で、そう気づくということは、すでにヘンタイさんになってしまっている、ということなのです。永遠の初心者だと思っていましたので、そこまで病が重くなっているとは思ってもみませんでした。萬年筆って恐ろしいものですね。

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2023年3月23日 (木)

きん

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 ひとりぼっちでお留守番しているので寝るしかない「ちち(仮名)」さん。朝は賑やかに人が行き交うリヴィングルームも、みんなが出かけてしまうとひっそりとして、そこにいるのは自分だけ。ワンコにとっては非常に辛い状況でしょう。彼女は幼少期を「くま(仮名)」さんといっしょに過ごしていましたが、とにかく仲が悪く、全く交流しようとしませんでした。その頃は二頭共に若くて悪さをする盛りでしたから、留守番はケージの中で。そういうことも、二頭が仲良くする機会を奪っていたのかもしれませんし、あるいは流血の惨事を防いでいたのかもしれません。

 4月から3月までの1年間に20日の有給休暇が付与されているので、最低でも5日は取得するように、というお達しが出ていて、チョコチョコと取得していた私は十分に要件を満たしていると思っていました。しかし、我が職場の「フネさん」にあたるしっかり者の事務員さんが、それでは全く足りていないということに気づいてくれたのです。ここで言う5日とは、最低でも半日単位の休暇を積み上げての5日なのです。私は2時間とかそういう単位でチョコチョコ休んでいましたので、積み上げるとすでに6日ほど休んでいるのですけれど、半日とか1日とかの休暇を積み上げた場合、2日分しか取得していないことが明らかになりました。なので、金曜、月曜、火曜とまとめ取りで強制的にお休みを取ることに。突然降って湧いたようなお休みです。

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 先日、春の泉筆五宝展で入手したシェーファーのコノソアールっぽい萬年筆。米LEVENGERがSHEAFFERとのコラボで販売しtえいたものだそうです。通販の会社ですから、やはり安さが命。その頃のシェーファーならば勢いもあって、そうそうお安い萬年筆ではなかったということで、そこを傷つけないように、なおかつ買ってくれるお客さんには喜んでもらえるように、ってことでこういう製品が出てきたのでしょう。

 外観は、あれ、透けてるコノソアールだ、というもの。信頼の証、ホワイトドットもしっかりついています。これを外すと、かえって製作コストがかさむ、ということだったのでしょうか。それとも、知ってる人はこれを見てニンマリ、ということを狙って残しておいたのでしょうか。

 コノソアールより大幅に安い値段で販売された、ということですから、シェーファーの立場だったら無しにしたいところでしょうし、一方のレベンジャーはぜひつけておいて欲しい、ということでしょう。

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 キャップを外してみても、やっぱりコノソアール。コノソアールそのものなのですから当然です。萬年筆に詳しくない人を対象とする場合は、コノソアールではなくノンナンセンスをベースにして、安いものを高級なものと見せかける、あるいは美辞麗句をならべたセールストークで煽るところでしょう。今日、日本の通販会社で萬年筆などを扱っているのを見ると、後者の例が多いように思います。

 合格祝いや入社祝いに萬年筆を贈る、なんてことがすでに少なくなってきています。高校入学おめでとう、何がいい?って聞いたら、どこそこの工房の木軸シャープペンシルが良い、なんて答える中学生も少なくないはず。贈る方もそれなりに知識がないと入手すらできませんね。

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 実際、新しい生活を共にスタートする萬年筆としてこれを贈られたら、大喜びですね。いや、よろこぶ、という意識はなくても、ちゃんとした萬年筆でスタートできるのは幸せなことです。本屋さんにぶら下げてある萬年筆で手頃なスタート、というのも悪くありませんけれど、これならはじめから金ペンですから。

 ダイヤモンドなどの重さを表すキャラットと、金の配合比率を示すカラット、結構混同されている時期もあったようで、1キャラットはおよそ0.2グラムですが、1カラットの重さは???なんて生徒に質問すると、「おんなじやん!」という答が返ってくることも多かったです。それが狙いなので、実は・・・という話に入ります。日本語で「じゅうよんきん」と言うときに、表記が14Kとなっているのをそう読むのだ、と理解している人の方が多いのではないでしょうか。あれは「きん」じゃなくて「カラット」だよ、と言うと、少しだけ賢い生徒が「それダイヤ!」などと返してくれるので、その生徒を餌食にして先の話をしていくわけです。ウソや間違いを言ってくれた方が、その場にいるみんなの記憶に残りやすいので、そういう生徒は大歓迎なのですが、最近は減ってきました。間違えたらヤバい、ってことで、誰も何も言いません。ネットでは言わなくていいことまで山のように書き込むくせにね。

 14÷24は0.58333と続いていくので、14Kは585と表記。18÷24はきれいに割り切れて18K。このペンの580という表記、24×0.58としますと、13.92ですから、繰り上げて14K。585っていうのを信じれば、14Kよりも少しだけ菌が余分にはいっている、ということなのかもしれません。その辺は、作っている人にしかわからない、ファンタジーの世界ですね。

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2023年3月22日 (水)

提供

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 夏日だったというのに、こたつの麓で気持ちよく寝ている「ちち(仮名)」さん。もう何年も前から換毛のサイクルも狂いっぱなしなので、そういうことはあまり関係ないのかもしれません。落ち着いて、安心して眠れる場所、ということが大切なのだと思いますが、この場所は家族の誰もが頻繁に通るところで、朝などは室内干しの洗濯物を物干しにかけるためにお母さんが作業をする場所でもあります。毎朝、踏まれやしないかとハラハラしながら見ているのですが、本人(犬)は全く気にしていないようです。

 この室内干し、やむにやまれず始めたもの。隣家のおばさまがある日突然、我が家との境に背の高い木をズラッと植え、その並木目掛けてホースで水をやるという「お手入れ」を始めたのですが、その放水で我が家の洗濯物は樹液まみれで乾くことがない、という状況に。意地になって、茶色く染まった下着を着ていたりしましたが、当時は朝早く家を出て暗くなってから帰るという生活だったこともあり、面倒だから室内に干すか、となって、以来、楽しみを奪われたおばさまは回覧板さえ回してくれなくなりました。そもそものきっかけは? 何をいけないことしちゃったのか、いまだに不明ですが、放置してあります。

 あと、問題があるとすれば、これからの季節、窓を開けますから、おばさまのお友達から電話などかかってこようもんなら、三軒向こうまで強制的に電話の内容を聞かされるという罰ゲームに参加させられてしまうことぐらいでしょうか。

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 罰ゲームで思い出されるのは、かつてWAGNERの会合で行われていた迷惑じゃんけん大会。私はこのすばらしい文化を名古屋以西のみならず首都圏で開催される会合にも広めたい、という崇高な理想の元、千葉で行われた会合に豪華景品を多数送りつける(自分は怖いから参加しない)という暴挙に出たことがあるのですが、それが祟ってか、はたまたコロナ禍で大声出すのは禁止となったせいなのか、じゃんけん大会というものはまったく行われないようになってしまいました。

 もし、今もそういうものがあったならば、提供したい景品は山のようにありますが、その多くは頭の中に目録だけがあるもので、現物がどこに存在するのか定かではない、という上州新田郡三日月村みたいなものでしたが、最近はお片付けも進み、おぉ、まだこんなものが、という発見もあって、これはもう、一刻も早く手元から消さなければ、という感じになってきております。

 写真の箱も、雑誌の付録であった中華萬が入っているものですが、それでなくても仏壇萬年筆を山ほど持っているのに、なんでこの雑誌を買ったのか、未だに謎です。こういうのは萬年筆に興味を持ち始めてラメ入りインクでも何でも怖がらずに入れちゃうよ、という人に愛用していただければ、なんて思うわけです。

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 こちらは罰ゲームものではなくて、ある程度マシなもの。ペンケースってものは真剣に条件設定して探すと意外に見つからないものですし、これだっ、これこそが探していたものだっ、なんてものに出会ってみれば、お値段が現実的ではない、という哀しい現実があるわけです。

 こいつは一応革製にみえる、それっぽい材質で、運が良ければ本当に革なのかもしれませんが、そこそこしっかりとした造りですし、中に入れたペンを護ってくれる強さもありそうです。

 さて、1ヶ月後には、ゴールデンウィーク突入まであと少し、なんて思いながら日々の仕事に打ち込んでいるわけです。ゴールデンウィークにお出かけするなんて愚の骨頂、とおうちでくすぶるか、高くて人が多くて・・・なんて悪条件を平気で跳ね返せるような目的地に行ける人であれば、しっかりとお出かけして楽しむことができるわけですが、どちらの人にとっても、ゴールデンウィークの終わりという寂しい日はやってくるわけです。その、去りゆくゴールデンウィークを悲しむのではなく、楽しく萬年筆しちゃいましょう、というのが「y.y.Day(たぶん14回目)」なのです。皆さん、5月6日、兵庫県民会館、というのを覚えておいてください。こどもの日に神戸周辺にお泊まりする、あるいはその翌日に神戸周辺にお泊まりする、いやいやバーンと当日乗り込んで目一杯楽しんでおうちに帰り、1日骨休めしてからお仕事、っていうのもいいでしょう。

 本日はしょうもないものだけ、紹介しましたけれど、例年通り、y.y.Dayでは豪華景品をご用意して皆様のご参加をお待ちしております。さてこれから当日まで、メンバー一同、おやかたにシバかれながら準備を進めるという、花粉症より辛い日々に突入するのです(ホンマかいな)。

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2023年3月21日 (火)

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 寝床に入っても寝付けず、こちらのようすをうかがう「ちち(仮名)」さん。案の定、この後深夜にさしかかる時間帯でぎゃんぎゃん鳴き始めたので、撫でさすってやったのですが収まらず、長男が深夜のお散歩に連れだしてようやく収まったのでした。

 しかし、ケージには入ろうとしないので、結局朝まで飼い主が居間で添い寝。時折飼い主が寝転んでいるのを確認しながら、朝まで落ち着いて寝ておりました。夜鳴きをするワンコ、そろそろ痴呆が始まっているのかもしれません。

 お彼岸の中日なので高野山へ墓参。毎月21日は弘法大師のご縁日なので、かつては山内各所にたてられたテントでお茶の振る舞いをしてくださっていたのですが、コロナ禍以降取りやめとなっています。この先、復活することはあるのでしょうか。

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 高野山のお土産に麩善のあん麩を買って帰ろう、などと考えていたのですが、お店がメインストリートから撤退してしまって少し不便な場所に移転したのに加え、お墓参りを済ませたところでぽつりぽつりと雨が落ちてきたので、早々と引き揚げることにしたのですが、その途中、いつもはご縁のないお店のショウケースにこれが並んでいて、引き寄せられてしまいました。どうも私、変なモンが引き寄せるパワーには抗えないようです。

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 我が家は伝統的に、すき焼きには大きめの麩を入れるのですが、先日、すき焼きの具材を買い出しに行ったときに、売られている麩がどれもこれも小さくて大いに不満だったのです。出汁を吸った状態で最低でも長さ5センチぐらいになってくれないともの足らないのですが、この麩ならそういう不満は出そうにありません。アウロラの萬年筆と大きさ比較。これがお汁を吸うというのですが、大きさはそれほど変わらないのだとか。

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 ヒガシマルのうどんスープが家にあったにもかかわらず、永谷園を買い求めました。これ、お茶づけ海苔のおまけ、というイメージが強いのですけれど、立派に独立した製品として売られておりますね。これだけを買い求めたのは初めてです。

 説明書に沿って、麩の底面にボコボコ穴をあけます。お汁がしみこみやすくするためで、この麩は、大きくなるよりも汁を吸ってネットリとした感じになる、ということでした。

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 お吸い物に麩を浮かべてしばし待ちます。良い大人はここでじっくりと待つのですが、私はお子ちゃまなので、お箸でつついてしまいます。その結果、美しかった麩の表面にもお箸の形がついて少し惨めな姿になってしまいました。ここはじっくりとお汁がしみこむのを待つべきでしたが、今後とも、待てる自信はありません。

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 お味はどうなのか、それはもう、松茸の味お吸い物そのもの。麩ですから、そんなに自己主張はしません。お汁を吸ってとろりとした食感になったところを楽しむものです。できれば美しい方が良いので、こんな風にお箸でおさえて、速く汁を吸え、なんてことをしてはいけません。ちなみに、何も高野山からかさばるものを持って下りてこなくても、製造しているのは愛知県の会社ですので、ネットで探せば簡単に見つかるのでしょう。小腹が空いたときに、お吸い物を楽しみたいと思います。

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2023年3月20日 (月)

はんごろし

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 定位置たるこたつの麓を追われて、少しテンション低めな「ちち(仮名)」さん。それでもめげることなく、こたつを占領している飼い主のところへ来て、グイグイとお尻を押し付けてきてグゥグゥと眠る、という展開に持ち込むあたりはさすがというほかありません。

 今日は、お昼休みに外出させてもらって、創作おはぎのお店でお買い物。しかしながら、この呼び名については全面的に賛成というわけではありません。春のお彼岸なら「牡丹餅」ではないかというのが私の考えです。

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 お萩、っていうのだからお盆や秋のお彼岸だろう、と思うわけです。夏であれば「夜舟」で、冬ならば「北窓」とよぶ、という話もあります。餅と違って音を立てて「搗かない」ので、夜の船みたいにいつ着いたのかわからない、で夜舟。闇舟ではありません。「搗き」を知らないのは北側の窓から見てるから、というので北窓。昔の人の洒落はなかなか高度です。

 子どもの頃、年の瀬の私の誕生日は餅搗きの日でした。蒸し上がった餅米を臼にあけてそのまま搗くと米粒が飛び散るので、杵で少し押しつぶす、この「半殺し」が実に美味しいので、私たち子どもはつまみ食いが止まらず、「餅無くなるやろがっ!」と大人たちに叱られたものでした。

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 おはぎというもの、まさしくこの半殺しにあんこを塗りたくったものですが、体だけ大人になっている私は好きではありません。甘いものがダメなのであって、「半」殺しだから忌んでいるわけではないのです。萬年筆とは関係ありません。

 半殺しというのは、萬年筆で言えばどんなものなのでしょう。百貨店のショーケースに並んでいるような、定番品の、言ってみれば面白味のない萬年筆なのかもしれませんが、そういった萬年筆の中にも、後年、半一族(現在の一般的な用法)の魂を掴んで離さないようなものになるものがあるのかもしれません。

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 大和歳時記、と名付けられたおはぎ、鹿と大仏と古墳。残る二つは季節限定のこぼれ桜と檸檬です。ここに丸善の黄色い萬年筆を持ってきて記念撮影、という名前考えたのですが、それはあまりにもベタですのでやめました。ぼたもちの記事ですので。

2023年3月19日 (日)

とても綺麗

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 お布団に向かって盛んに吠えていた「ちち(仮名)」さんですが、「よしよし、お布団あかんなぁ、お父さんが怒ったろ」などと言いながら撫で撫でしてあげると、すぐに落ち着いて寝入ってしまいました。吠えまくっていた割には、お布団の形はそのままです。要するに入眠儀礼というか、人間の子どもが寝ゾロをいうのと同じなのでしょう。

 いいお天気でしたので、お昼前からフラフラと外出して、用もないのに電車に乗ってあちこち回って時間を潰す、という実に非生産的な日曜日を過ごしました。そんな暇があるなら冬タイヤを外して夏タイヤに付け替えるなど、やるべき事はいくらでもあったのに、です。ダメなおっさんです。

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 毎年、キャップレスの変わり種が出されると知っていながら、いつも売り切れてからその存在を知る、というのが常です。もっとも、ウォッチしていたからと言っていつもしっかりと手に入れられるか、というとそうでもありません。だいたい、常日頃から販売店に通ってお店の人と仲良くなっておかなければ、そういった情報も得られません。ですので、我が家にある萬年筆はそのほとんどが一度は人の手に渡ったものばかりなのです。まぁ、萬年筆にしてみれば、こんな時の不自由なオッサンに死蔵されるより、一度はきちんと使われた方が幸せというものでしょう。

 よく似た軸のネットブラックというのは、なぜか2本もウチにあるのですけれど、このリンクブラックとはご縁がありませんでした。どちらも胴軸にエンジンターンが施されているところが特徴で、キャップレスに限らずこういう軸が大好物という人も少なくありません。キャップレスの場合にはそもそも軸が黄銅製ですから、しっかりとした重みも感じられて余計にすばらしく思われます。

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 日本国内では通常手に入れることができない黒いニブ。どうクリアしたのか知りませんけれど、このモデルには黒いペン先がついてくるというのが最大の特徴であり、値打ちのあるところでしょう。ネットブラックの方はクリップその他、黒くない部分がありますが、このモデルは少なくとも外観についてはすべてが真っ黒です。このように胴軸を分解してペン体を出さない限り、黒くないところは見えません。

 少し前までなら、気楽にアメリカあたりの文具店に注文を出して、こういう黒いニブのついたペン体を手に入れることもできましたが、昨今はそれをすると損をしたような気分になってしまいます。

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 先日の泉筆五宝展で、たこ娘さんの手が空いたところを見計らってペン先を診ていただいたのですが、まぁ削るまでもないでしょう、ということで段差を修正していただきました。私のような素人がルーペで覗いてみても、非常に綺麗な形の球でしたので、段差を直していただいた後、すぐにインクを入れて、滑らかな書き味を楽しんでおります。

 けれども、こいつをキャップレスらしく持ち歩いて使っていると、写真に写しているあたりがどんどんと剥げてくることでしょう。それもまた味わいではあるのですけれど、躊躇してしまいます。そうやって、どんどん死蔵されるペンが増えていくのですね。

2023年3月18日 (土)

ありふれた日常

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 ご飯はまだかなぁ、とウロウロする「ちち(仮名)」さん。老齢ですが食欲は衰えず、今もまだ、肥満防止のためにと低カロリーなドッグフードを食べているほどです。横から見るとよくわかりますが、後ろ脚の筋力が衰えていて、歩くことはできますけれども簡単に尻餅をつきます。このようなフローリングの床で尻餅をつくとうまく起ち上がることができず、その場でキュンキュンと鳴くことしかできません。

 飼い主も、脚力の衰えを強く感じます。若い頃はどこへ行っても、「俺の前を歩かせはしないぜ」なんて感じで、一緒に出かけた妻や友人などは「もっとゆっくり歩いてくれないとはぐれてしまう。」と苦情を言ってくることが多かったものです。ところが最近は、決して歩くのが速いとは思えないお兄ちゃんやお姉ちゃんにも抜き去られてしまう始末。非常に情けなく感じます。

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 たくさん萬年筆があるというのに、いまだにオークションサイトなどを覗いてしまいます。そうした場所では、各社の周年記念萬年筆などはとても手が届かないようなお値段でやりとりされていて、皆さん、普段の生活は大丈夫ですか、などと要らぬ心配をしてしまいます。けっして良いお給料を貰っていたわけではない私ですけれども、萬年筆など蒐集しないでしっかりと貯蓄したり投資したりしておれば、今頃悠々自適な毎日を過ごしていられたはずで、そういう意味では、良くない趣味に身を投じてしまったなぁ、と反省しきりなわけです。

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 けれども、この趣味を持っていたことで知り合うことができた人たち、そしてそこから広がるこころの豊かさ。そういったものは、教員なんていう狭い世界で仕事だけに打ち込んでいては決して得られなかったものですので、形のない、それでいて大切な財産だということもできます。

 写真は、いつ頃、どのようにして手に入れたのか、もう忘れてしまったセイラーの75周年記念萬年筆。カーボンを素材としているのが特徴ですが、それ以外は特にこれといったところのない、普通の萬年筆です。ペン先にしても14K、ホンマに記念萬年筆かいな、という感じです。

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 大丈夫、きちんと12時です。この碇のマーク、上下を貫く線が時計の12時と6時を結ぶ線のように垂直でなければならない、ということになっております。その基準は、もちろんクリップ。工場で組み立てるときに、天冠を締め付けすぎても締め付けが足らなくても12時にはならないわけですから、ここは重要なところ、なのだそうです。

 たしか、どこかに箱もあったはず。そういうことも含めて、その辺に放り出しておかないで、綺麗に洗浄して箱に入れて、必要としている人にお嫁に出す、ということも考えていかないといけませんね。持っている萬年筆すべて、棺桶に入れて貰うなんて、とうてい無理ですから。

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2023年3月17日 (金)

お勤め先は・・・

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 粗相をし手しまった現場を見つめる「ちち(仮名)」さん。こたつの麓で気持ちよく寝ていたのですが、お気に入りのクッションの上で粗相をしてしまったことに気づいたようです。通常は知らん顔をするのですけれど、匂いで家人に気づかれてしまったのです。そこどいてみぃ、と命じられて、文字通り重い腰を上げて退避しつつ、復旧作業のようすを見守っているのです。

 15歳というとワンコとしてはかなりの高齢ですので、食欲があって、朝夕のお散歩にも嫌がらずに出て行くことを喜ぶべきなのですが、問題はお散歩と排泄、それぞれのタイミングが全く噛み合わないこと。しかも彼女、ワンコのくせに雨の日のお散歩を極端に嫌がりますので、お天気の悪い日の夜やその翌日などは、あ、やったな・・・ということになりがちです。

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 お掃除をしていて見つけた、今では使えないものシリーズ。おそらく、これを入手した当時はPalmを使っていたのではないかと思います。現在でも感圧式のディスプレイを持つものなら使えます。とはいえ、手持ちの機器はほぼすべて静電式ですので、これの出番はないのです。

 数年前に全国展開されたGIGAスクール用の端末も、今時のものですから静電容量式タッチペン対応がほとんどでしょう。逆に、今、感圧式のタッチペンを使うようなものってどれほどあるのでしょうか。よく言われるのはカーナビゲーションのタッチパネルですが、運転者がわざわざペンをもってタッチするようなことも考えられません。助手席に座った人がナビの画面を操作するのに使う、ということになるでしょう。また、ナビのディスプレイが静電容量式に対応したものだったら、これまたアウトです。

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 結局のところ、ボールペンとシャープペンシルが使える、ということで活用していくしかないのでしょう。反応しないということは、逆に言うとこれでPCやタブレットなどの画面を指し示しながら操作の説明などをするのに使える、という考え方もあります。

 PCはどうもうまく使えません・・・という方の大半が、画面を見ていない人だ、というのが私の持論です。使えない、わからないという人に対しては、「社長さんみたいにいふんぞり返ってみてください」と言うことにしています。画面から顔を離すことで、画面全体を視野に入れると見えていなかったアイコンやラジオボタンなどが見えることもあるからです。特に、電話サポートをするときにこの手が有効です。

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 先端のチップがオレンジ色というのも、画面上を指し示すのに都合が良さそうです。今の職場でも、PCの操作は苦手です、なんて人がいますので、そういう人の手助けをするときのために職場に置いておこうかと思います。

 電話サポートになりますと、この手は使えません。コロナ最初の年に、児童生徒にGoogleのアカウントを付与したまでは良かったのですが、そのアカウントを使って家庭のPCでサインインしてください、っていうのが実に難関でした。ご両親共に働きに出られているような家庭では、祖父母のところに子どもさんが預けられていることも多く、もう何年も使ってないけどなぁ、なんてPCを起動してサインインを試みるも、残念なことにIEしか入ってません、ということも少なくなかったのです。

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 ええっと、画面から離れて全体をよく見てください。赤と黄色と緑のドーナツ、浮き輪みたいな形のアイコンはありませんか、って何度言ったかわかりません。恐ろしいことに、職員室でこの電話を聞いている先生方でさえ、それ、何?とか言ってるわけです。

 で、あ、ありました、と弾んだ声で返事が来ると、ここからがまた難儀で、それをクリックして、画面の右上の隅の方を診てください、となるわけです。そこに、小さな点々が9つ並んでいるんですが、見つけられますか? と。いや、個人的には「男性化粧品のタクティクスのマークみたいなやつ・・・」ってイメージなんですが、実はそのタクティクスのマーク、ドットが6×6なのです。Googleは3×3ですから、実に4倍。全然違うんですね。人間の認識って、すごいのかえぇ加減なのか、よくわかりません。

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 このちっちゃなスタイラスペンの再就職先を心配していたら、本日もまた、私自身の再就職先についてお電話をいただきました。今、どうされてますか、というところから、すでに内容はわかります。私自身、遠い昔、中学校社会科の教員として採用されるべく試験を受けたのですが、なぜか合格通知には「技術」と書かれておりました。一次試験は社会科で受けたけれど、技術で合格としたので、二次試験は技術で受けてね、と。それだけ、技術の先生ってのは人材不足だったわけです。体育の先生で日曜大工が得意な人が教えるもの、と相場が決まっていた時代でした。

 で、そういう「希少な」技術の先生たちがどんどん退職して、仕方なく新規採用となるわけですが、技術なんて教科は週に1時間しか授業がないわけで、その担当者は「他の仕事」をたくさん抱え込まないと仕事が暇すぎるということになり、結果、初任者の時からいくつもの教科や業務を掛け持ちすることになって、結果、心を病んで休んでしまったり辞めてしまったり。その補充は、退職したお爺さん達に、となるわけです。

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 正直、今、学校で仕事をしている人達って本当に凄いと思います。高度な知識や技能、経験が必要とされる専門職でありながら、その専門的なことよりも「どうでも良いこと」に忙殺され、世間からはさげすまれ、批判されてばかり。そんな仕事、もう十分、私には絶対にできません。

 でも、同年代の人たちは、そんなに困ってるんなら恩返しの意味もあるし・・・と果敢に飛び込んで行っているようです。歳をとっている分、いろいろな外圧にも強いので、結果、学校の中はお年寄りばかり、ということになります。本当に大丈夫なんでしょうか、日本の教育。

 

 

2023年3月16日 (木)

懲り懲り

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 なぜか飼い主の腕によじ登ってくる「まりりん(もう絶対に雄)」さん。日に何度か水槽から出して甲羅干しを兼ねて遊ばせるのですが、本日は盛んに飼い主の指を噛み、挙句にこうして腕をよじ登ってきたのです。その理由はお察しの通りで、ワンコを飼っている人ならすぐにわかることだと思います。春めいてきたことですし。

 かつて中学校の技術科教員として働いていた頃に教科の研究会でたまに役員をしていた仲間から電話があって、エクセルのマクロをいじって欲しい、という依頼を受けました。

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 その人は現役の校長で、市内中学校の進路指導部会の部長さんなのですが、卒業生の生徒指導要録抄本を高校へ送るのに困っている、と。

 これまでは全員分を印字して進学先ごとに分けて送る、という作業でしたが、今年から県立高校については全て電子データでの送付となったので、私立高校へ進学した生徒の分だけを印字したい、というわけです。指定の様式に合わせてエクセルでフォームを作り、生徒の成績データから各項目を転記して印字、という動作をサイトのデータが終わるところまで繰り返す、という簡単なマクロなのですが、その中の一部だけ、というのが難しい、というわけです。

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 その昔、やっつけ仕事でお粗末なマクロを組んだのが私だったので、アフターサーヴィスしてよ、というわけですね。突然のことでもあり、なおかつ本日中に、なんて言われましたので、とりあえず生徒の成績データを収めているシートに一列追加して、そこに印字するかしないかを記述し、その値を見て印字するか飛ばすかはんだんさせる、という、これまたやっつけ仕事で片付けました。本当なら、進学先を記述する列を作り、その学校名が私立なら印字、なんてできれば良いのですが、今回は断念しました。

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 帰宅後、本日のネタは何にしようかな、と探して古ぼけたペンケースを引っ張り出したところで、今度は教頭時代に一緒に勤めていた先生からお電話。今の仕事、3月いっぱいで辞めるなんてこと、ありませんか?というお尋ねでした。その人が今勤めている学校の技術課の先生が心を病んで休んでしまった、という話は半年前に聞いていて、その時はそこの教頭先生から「今、暇?」なんて電話をもらっていたのですけれど、結局その先生は4月以降も復帰の目処が立たない、ということで、まさやと淡い期待をしてくださったようです。

 まぁお声がけいただけるのは光栄なことですが、今の学校で私が通用するはずがないと思っておりますから、仮に現職を退いだとしても、学校でお世話になるつもりはありません。ましてや中学校へ行けば、授業だけしていれば良いはずもなく、校務分掌に部活動の顧問で、夜がふけるまで学校にいてだよう日曜も休めない、ということになるのは必定。今より良いお給料をいただけますけれど、それでも見合うはずのない仕事内容です。

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 仕事の分量に見合うだけの人員配置をすることと、本来、業務に含まれないはずの部活動その他の「お仕事」をタダでやらせようとしないこと、この二つをきっちり何とかしない限り、5年、いや3年経たずに日本中の学校が次々と運営不能になっていくことでしょう。

 教員免許なしでも雇いまっせ、とか、大学2年や3年の頃から内定出しまっせ、とか、小学生にも笑われるようなアホな対応しか考えつかないお役所が担当官庁なので、もう教育崩壊は南海トラフ地震の発生より高い確率で起こるのです。少子化が問題になっていますが、産んでも満足な教育なんて受けられないのが見えてるのですから、国民はちゃんとわかっているのです。何にもわかってないのは政治屋の皆さんだけ、なのです。

2023年3月15日 (水)

重なる

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 かなり遅い時間にもかかわらず、未だケージに入ることなく、こたつの麓で寝ている「ちち(仮名)」さん。朝夕の食事の際にはビオフェルミンを飲ませているのですが、にもかかわらず本日はお腹が急降下。夕食はほとんど残すという珍しい状態となりました。

 その後、うまく気持ちの良いポジションを見つけてこの場所で眠り始めて、何度か目を覚ますものの、おやつをくれたらケージに入るよ、というおねだりもせず、また眠るということを繰り返しています。

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 プロピオネイト樹脂を採用したPILOTのカスタム。天冠や尾栓の部分がくるくる回ることもないので、まだまだしっかりしているように思えますが、手にとってよく観察すると、やはりこのモデルならではの衰えぶりがわかります。

 胴軸はなんとなく波打っているように見えますし、端から端まで軽く撫でてみると、不自然な段差があることに気付きます。

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 キャップリングのところにしっかりと溝があります。キャップが痩せてきているのもはっきりとわかります。これが他人のペンであれば、ちょっと拝見、とやる時にネジ式なのか落とし込みなのか分からないのでそっとキャップを引っ張ることになりますが、優しく引っ張ったのでは外れませんので、ならばと回してみることになります。

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 で、くるくると回すと胴軸が外れ、そこから引っ張っていくと吸入機構が見えるのですが、この位置で引っかかります。胴軸が痩せているのに対して造り付けのコンヴァータは痩せていませんのでこうなるわけです。少し力を入れるとするりと抜けますので、まだ軽症というべきなのでしょう。

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 エリートやシルバーンなどのベローズ内蔵のタイプと違って、これはこれで十分に反発力を感じさせ、しっかりと吸入できています。吸入機構が壊れることはあまり心配しなくてもよさそうです。それより、いずれ軸に収まらなくなることの方が心配です。

 ワンコも、萬年筆も、そして我が身も、静かに、体も確実に衰え、滅びに向かうのです。

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2023年3月14日 (火)

保留

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 そういえば今日はワンコもカメも写真を撮ってない、と思い出して、暗い中、慌てて撮りに行きましたら、「ちち(仮名)」さんは起きておりました。意識レヴェルが低くて、飼い主を見ても特に何も反応しなかったのは幸いでした。

 帰宅途中に車の燃料を補給しに寄ったガソリンスタンドで、事務所のガラスに映る愛車を見て、ヘッドランプの球切れに気がつきました。昨夜は無事点灯していましたので、ご臨終は本日のことだったようです。今となっては旧式のHIDですけれど、多分この車が最後の愛車になるはずですから、ちょっと上等なバーナーを買うことにしました。LEDにする、という選択肢もありましたけれど、歳をとると白すぎる光ではかえって走りにくいので、あえて低ケルビンのものを選びました。球が届くまで、明るいうちに帰宅するように努めなければなりません。本当なら、車動かしてはいけないのですけれど。

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 先日取り上げたパーカー45と一緒になっていた手帳、、、のようなもの。どうせ使わないので萬年筆ごとひとにあげようか、と中身を確認してみましたら、手帳ではありませんでした。

 パカっと開けてみると、ん、中身は?と思ったのですけれど、いわゆるジョッターのようなものだったのです。

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 クリーム色の紙片が何枚か、その上下をカヴァーに差し込んであります。この紙が、また萬年筆で書くのに具合の良さそうな紙なのです。

 私はとにかく吝嗇なので、あ、これよさそう、と思うと使わずに抱え込み、結局そのまま放置して、最後には捨ててしまう、という愚かな行動を繰り返してきました。これなども、書きやすそう、と思うのなら、持ち歩いてあれこれメモすれば良さそうなものですが、こんな良い紙に自分の汚い筆跡をなすりつけるのは、、、となってしまうのです。ならば、山のように集めた萬年筆、あれはなんなのだ、ということにもなりますね。

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 予備の用紙も、色違いのものがちゃんとセットされています。さて、どうしましょう。使う使わない以前に、メモを取る、っていう習慣が全くない、そのことを問題視すべきなのはわかっておりますが、、、

2023年3月13日 (月)

羊の皮を、、、

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 気持ちよさそうに眠る「ちち(仮名)」さん。もうそろそろおやつをもらってケージに入る時間なので、お母さんの動きを気にしてちょろちょろしていたのですけれど、どうやらまだその時期ではないようだ、と、判断すると、このように仮眠に入るのです。

 このような時こそ、シャッターチャンス。起きていると顔を背ける彼女ですが、さすがに寝ている時は無防備です。しっかり寝顔をいただきました。

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 プラチナ・シープというのですけれど、この、巻かれている革は羊の革なのでしょうか。そう思ってメーカーの商品説明を見ると、「耐久性に優れた羊の革を使用し」とはっきり書かれています。ま、そうでなかったらそれこそ羊頭狗肉みたいなことになってしまいますね。

 羊の皮を被った狼、なんてのは、特に自動車好きにはよく刺さる言葉ですけれど、この狼は仕留めた羊の肉を喰らって、綺麗に残した皮を被って相手を欺き、近づいて仕留める、ってことですね。なかなかの戦略家です。

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 この萬年筆は羊の革を巻いてあることで、細身、かつ見た目の優しさから女性にも使いやすい、というコンセプトであったようです。老眼を凝らして軸をくるくる回してみても、継ぎ目を見出すことができません。

 聞くところによると、革の下はアルミ製の軸なのだとか。そのあたりも、全体として細身に仕上げるための工夫のひとつなのかもしれません。世に出たのが昭和41年と言いますから、樹脂に関する技術は今ほどではなかったはずで、それもうなづける話です。

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 革の継ぎ目を探すなら、胴軸よりキャップの方が良い、とも言われますが、手元にあるものは「当たり」らしく、キャップからも継ぎ目を見つけることはできませんでした。

 天冠や尾栓部にもしっかりと革が貼られています。こういう、細かなところまでしっかりと作り込んだ製品というのは、これから先、なかなか出てこないように思われます。そんなことを考えると、ますますインクを通さないペンが増えていってしまうのですが。

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2023年3月12日 (日)

ぶらぶら

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 調子が良いらしく、気持ちよさそうなイビキを立てて眠る「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰宅しても知らん顔です。

 昨夜は五宝展のあと、ご飯を食べながら軽く呑んで、水道橋にとったホテルへ。東京で泊まる時はいつも、部屋に洗濯乾燥機が付いているホテルを選びます。今回はどこのホテルもアホみたいに高いお値段をつけていたのですが、ほんの一週間ほど前に覗いてみたら適価で泊まれる部屋が空いていたので、ついフラフラと宿泊を決めてしまったのです。正直、2日目となる今日をどのように過ごすか、たいしたプランはありませんでした。

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 プランその一は、東京近辺の個性ある文具店を巡る、というもの。写真のつくし文具店は一度行ってみたいと思っていた聖地ですけれど、午後からの営業なので、帰りの列車の時間を考えると少し難しいところです。今回は場所の確認だけ、ということにしましたが、これが最初で最後になる可能性も高いのではないかと思われます。

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 万年筆がたくさん置いてあるお店に行く、という選択肢もありますけれど、それだと余計なお金を使ってしまうことになります。お天気も良いので、武蔵小金井の駅で降りるたびに気になっていたこの公園へ。もうかなり前に家族で来たことのある場所ですけれど、電車とバスを乗り継いで、というのは初めてです。

 写真は大漁桜、という早咲きの桜で、熱海に原木があるのものだそうです。公園ですのでとにかく子供だらけで、それだけで疲れます。

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 江戸東京たてもの館、二度目の訪問です。子供達がまだ子供だった頃には、ワゴン車の後ろに布団を敷き詰めてピューっとひと走り、夜が明けたら東京、ということをよくやっていました。体力はない方ですが、年齢が若かったのでなんとかなっていたのですね。

 展示されていたバスの銘板に反応して一枚。今日は人の多さに辟易して、さささっと駆け足で見て回っただけでしたが、全面改装中である両国の江戸東京博物館ともども、またの機会に、じっくりと見てまわりたいものです。

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2023年3月11日 (土)

春の五宝展

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 薄暗がりの中、お耳を3時にしてもの思う「ちち(仮名)」さん。飼い主も本日のことがありますから、そんなに遅くまでお付き合いはしていられないので、ここで「おやすみ」です。

 朝、平日と同じ時刻に妻に声をかけてもらって、一瞬、今日は土曜日やん、起きんでも、、、と思ってしまった自分が怖い。ほんの数時間前、あれもよし、これもよしと準備万端整えてから床に就いたというのに、綺麗に忘れ去っているのですから。

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 そのような危機を乗り越えて無事に自宅最寄り駅まで歩き、そこから京都駅まで出て無事新幹線に。春の青春18きっぷシーズンですから、東海道筋にはまた中国からの観光客が押し寄せているかもしれませんので、今回は行きも帰りも新幹線利用です。

 早めの予約で安くなるこだま号のグリーン車で、空いてるわいと背もたれを倒して寝ていたのですが、途中から後ろの席に座った巨漢が、おそらく映画館に行ったことのない、猛烈にお行儀の悪い奴でした。何か恨みでもあるのか、というほどにこちらの背もたれを蹴りまくるので、あぁ、少し起こせよ、ってことだなと思ったのですが、おまえ、伝え方が悪いのでやり直し、などと思いつつ、そのままにしているうち、また寝てしまいました。さらにイカレてる人であったなら、シートごとブスっと刺されるかもしれんな、なんて思いながらまたウトウト。小田原か新横浜あたりで消えてくれたらしく、とりあえず生きて東京に着くことができました。

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 平日であれば、お昼休みが今終わりました、っていうような時刻に会場に到着。今回の会場入口の表示、何やら味わいのある字体で書かれています。この時点ですでにひたいに汗を浮かべていたのですが、会議室内はさらに暑くて参りました。

 一通り会場内を見渡して、今日は割合に普通だな、と思いつつ、参加されてる皆さんと歓談。人出はそれほどではなく、出展者も含めて60人を少し下回るほど、というのが本日の参加者数であったようです。

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 Taku★さん、だったでしょうか、海外のペンショウなどにも参加されて、オーダーを受けてペン先の魔改造に取り組まれている、という方から、色々とお話を伺うことができました。キャップレスの小さなペン先に、同じくキャップレスのペン先の一部を重ねて、夢のような書き味を実現。久しぶりに、うわぁ〜、と力が抜けるような感覚を味わいました。

 そのほか、H-WORKS製総チタン萬年筆を巡って、あぁでもない、こぅでもないと論議をするなど、たっぷりしっかり萬年筆した一日となりました。遊んでくださった皆様、ありがとうございました。

2023年3月10日 (金)

趣味の1日

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 寝ているところを撮られているのに気づいて顔を上げた「ちち(仮名)」さん。結果的に、バッチリお顔を撮られてしまいました。

 年次有給休暇をほとんど消化してない、最低でも5日は取ってもらわないと困ります!と事務局さんに叱られたので、本日はお休みをいただきました。今月1日から利用期間に入った青春18きっぷを使って、普通列車で東京入りして前泊し、春の泉筆五宝展にのぞむ、というのが当初の計画だったのですが、これと思ったホテルがどこも満室で断念。後に、土曜日に空室が出たので、後泊に切り替えて、明日はこだま号のグリーン車でゆっくり安く行きます。18きっぷで東海道を進むと、この時期、復活した中国からの観光客とかち合う公算が高い、というのも理由の一つです。

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 午前中は主治医を受診して、ほぼ潰れました。地域密着型の医院ですので、とにかく爺さん婆さんが列をなしているような状態です。しかも、お年寄りは朝に強いので、早めに行って受診してさっさと帰る、という技が使えません。みなさん、とても太刀打ちできないほど早くから来て待ってらっしゃいます。

 受診後、お昼ご飯を食べて、こんな良い天気なのでとドライヴ。南北に長い奈良県の北の端から、南北の真ん中よりはまだ北寄りという吉野を目指します。桜の季節にはまだ早いのですが、狙っていたものを手に入れて、続いて宇陀へ。看板のお菓子を手に入れるためです。

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 あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る

 大海人皇子と結婚して子までもうけていた額田王ですが、その後別れて、大海人の兄、天智天皇(中大兄皇子)と恋仲に。で、その男性二人が出席している宴会の席でこの歌を詠んだというのです。この歌の「君」は大海人。かつての関係をネタにされたわけです。

 イジられた大海人も負けずに、

むらさきの にほへる妹を憎くあらば

人妻ゆゑに 我恋ひめやも

と返したと言われています。おおらかな時代だった、というべきでしょうか。

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 歌に出てくる標野、これが現在の宇陀市あたりにあったとされていて、

東の 野に炎の 立つ見へて 返り見すれば 月傾きぬ

という歌が詠まれたと言われている阿騎野もこの辺りではないかと言われています。

 お菓子そのものは、メレンゲをサイコロ状に整形して周りに黄身をつけてやいた?と思われるもの。甘いので私は苦手ですが、なんとなく不思議なお菓子なので、奈良へ来る人にはよく紹介しています。

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 で、夜は夜で、こんなイヴェントに。奈良に昔からあるホテルの社長と、僧籍を持つ新聞社の社員さんが、お水取りについてのトークを繰り広げる、というものなのですが、二月堂に張り付いてお水取りの声明などを聞いた人にとっては、あるある、な話の連続で、参加者は皆、静かに盛り上がっておりました。

 そして、明日もまた趣味の1日です。

2023年3月 9日 (木)

途中経過

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 こちらへ歩み寄ってくる「まりりん(もう確実に雄)」さん。日に何度か、こうして水槽から出して遊んでやると喜びますし、来館者の希望で水槽から出すこともあります。いずれの場合も、甲羅を撫でると前脚をグッとたてた後継姿勢になってぐんぐんと前に進みます。そのときに顔の前に指などを出しますと、グッと首を引っ込めて立ち止まり、前脚をひょいひょいと振ります。カメ、それも雄の習性で、これは単なる求愛行動に過ぎないのですけれども、人間から見ると「お手々振ってくれるのかぁ・・・可愛いなぁお前は(でれでれ)」となるのです。

 馴れている相手には、さらに近づいてきて鼻を突き出してふんふんと匂いを嗅ぎ、時にはカプッと指を噛んでくることもあります。歯はありませんからたいしたことはないのですが、まぁ噛まれたという感覚はしっかりあります。本来ならそろそろ冬眠から醒めて活動し始める時期なのでしょうが、この冬はずっと温泉に浸かって起きておりましたので、今もまださかんに甲羅の脱皮が続いています。

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 PILOTの国内には出していないコンヴァータを装着すべく、エリートやシルバーンの系統を探してこのペンケースに行き着いたのですが、仲間はずれも入っています。右端のカスタムは「悪名高い」前期型でしょうか、あちこち痩せてきていて、各リング類はくるくると回ります。

 その中でも、冬木立がさらに黒さを増してきているようですので、撮影してみることにしました。

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 ここまで黒くなってくると、もったいなくて普段から使うなんてことはできません。硫化しているのですから、使っていても銀色に戻ることはないのでしょうけれど、手の脂がついたりしてまだらに黒くなるとか、黒くなりつつある部分をこすってしまって少し銀色の方に戻るとか、そういう変化はあるかもしれないので、使わずに待機させています。本来なら、今日は木枯らしが吹きそうだから冬木立、なんていいながら、毎日のように使うペンをとっかえひっかえ、っていうことをやってみたいのですが、朝は起きて10分で身支度して家を出るような、そんな余裕のない生活をしている私にはとてもじゃないですができることではありません。もし、時間に余裕があったとしても、今度は使ったペンにインクを入れたままにして干上がらせる、という結末になるのが見えています。

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 ピカピカに磨いても、それはそれで綺麗だと思います。この模様なら、磨いて綺麗にすることができるでしょう。けれど、銀軸の最大の魅力はこの硫化だと思っていますので、せっかく黒くなっているものを磨いてどうするんだ、ということなのです。

 右の方が、より黒くなっているように見えますけれど、部分部分により硫化の度合いは違っていて、残念なことにまだらに黒くなってしまっているところなどもあります。そこはさらに時間をかけて、まだらが見えないくらい黒くなってくれることに期待しましょう。

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 右の方がまだらな感じですね。写真を撮って、少し明るく補正をかけていますので、実物のどっしりとした黒さがよくわからないのですけれど、冬木立という柄は、硫化していく銀軸のためにあるようなものだと思います。

 この冬木立、復刻してもそんなに人気が出るようには思えませんし、このご時世に銀軸なんてとんでもない話かとも思いますが、いつかそんな夢が実現すると嬉しいなぁ、と。そしてその折には、CON-40をつけて誤魔化すのではなくて、ぜひ、ほぼ本体と一体化されている吸入機構も復活させていただきたいものです。

2023年3月 8日 (水)

思った以上に

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 なかなか寝付けない様子の「ちち(仮名」さん。ケージの中でじっとしてはいますが、目は開いたままです。生ものですから、そういう日もあることでしょう。しかし、今夜はいつも以上で、一定時間ごとにキャンキャン鳴いたりしています。

 本日は館長が全員集合する会議があって、駐車スペースがないことが予想されたので、会場まで公用車で送って貰いました。スズキの軽自動車でAGSが装備されていますが、これが職員の中では実に評判が悪いのです。40代から50代の女性ばかり4人、みなこの車を悪く言います。曰く、変なところでつんのめる癖が強い車だと。要はマニュアル車のクラッチ操作と変速操作を自動でやってくれるものなので、私などは便利で楽ちんだと思いますし、クラッチを踏むタイミングで少し右足に込める力を抜けば、実にスムーズに変速・加速してくれるのです。けれど、AT限定免許の人はそもそもクラッチなんて存在すら知らず、加速するのだからとずっとアクセルは踏んだまま、というのが当たり前ですから、変速のたびにグンッとつんのめる感じがしてとっても嫌だ、というのです。

 本日は助手席に座らせて貰って、ようやくその意味がわかりました。下手くそな人がマニュアル車でシフトダウンするときと同様のショックが来るのです。2速発進で40キロも出れば5速までシフトアップするのですが、その間3回、前後に揺すぶられるわけです。運転してくれている職員も、なんで館長はこのショックなしに運転できるんですか、なんて言うので、クラッチ踏むタイミングで・・・なんて言うと、えっ? 左足も使うんですか、などと驚かれたことでした。バスの運転手さんがね・・・なんて説明しようにも、最近はATのバスが増えていますしね。

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 ちょっと興味を引かれたので、某巨大オークションで落札してみたパーカー45のメモ帳付き。私にとってパーカーは、アメ横のダイヤ商会でオレンジ色のデュオフォールド「平和のペン」を買ったことがあるぐらいで、他は中古で何本か75系統のものをもっている程度。これから萬年筆を使ってみたい、けれど国産の仏壇はちょっと・・・という人におすすめする際に口に出す程度のブランドです。しかも45ですから、萬年筆への興味はあまりなく、あ、昭和だな・・・ということで手を出してみたのです。

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 こういうケース類は、おそらく国内の代理店が用意したものなのでしょうね。何よりこの、中に入っている名刺サイズのカレンダー。こいつは昭和の時代には仕事をしているオッサンに必須のものだったようなイメージがありますが、最近はとんと見ません。こんなものがなくてもスマホでチラッと確認すれば良いだけですし、そう、そもそもスケジュール帳もデジタル化している人が結構います。

 私など、かつてファイロファクスなどのシステム手帳がブームになったときには、中味のリフィルよりもカヴァーにこだわってあれこれ手に入れて結局ほとんど活用しませんでした。オリヂナルのリフィルを作るぞ、と真っ白なリフィルを大量に買い込んで、それらは今もそこここから発掘されるので、そのたびに苦笑いです。まぁ当時は、今のように何でも写真を撮ってPDFにしてはスマートフォンに取り込む、なんていう情報の持ち歩き方ができませんでしたから、必要になりそうな情報はとりあえず紙にきちんとプリントして綴じて・・・となるわけですけれど、もしそんなことをきちんとやれる人間であったとしたら、今頃私はもっともっと成功した人になっていて、違う人生を歩んでいることでしょう。ただの爺さんとして日々だらだらと過ごしている現状からは、システム手帳の活用とか、7つの法則とか、そういうものとは無縁な人だというのがよくわかります。

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 今回は45をお買い求めいただきましたけれど、次はぜひ、という感じで、上級編のペンを紹介しております。45のペン先を引っこ抜いて違うものに取り替えたとしても、それはあくまで字幅違いということですから、次はぜひ金ペンを、ということですね。

 1973年、私は小学校6年生。前年の72年は日本の鉄道100年ということで、当時から鉄っちゃんだった私などは大いに盛り上がっておりました。今は京都鉄道博物館の一部になっている梅小路なども、その当時、現役バリバリの機関区から一般向け展示施設に転換したばかりの頃で、構内を歩くにも1本ずつレールを乗り越えなければならないような、逆に言うと、それだけ「生」な状態でした。今のように、歩き始めたばかりのお子さんを連れて行けるような場所ではなかったのですが、今よりもよほど楽しかったのも事実です。

 ものすごく便利にはなってきましたけれど、人間の能力とか、対応力とか、そういうものはどんどん衰えていく方向です。それでは一体、その便利なものを産み出している人たちって、この先も「供給」され続けるのでしょうか。そのことが一番心配ですけれど、それが問題になる頃にはこの世にいないので、心配しても仕方のないことですね。

2023年3月 7日 (火)

プリミティブ

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 寝起きの「ちち(仮名)」さん。この後、お姉さんが起き出してくると、目やになどをとり、爪が伸びているとパチンパチンと切られるなど、彼女にとってはあまり嬉しくないイヴェントが発生します。目やにが出てくるというのはやはり歳をとっている証拠でしょう。食欲の方は全く衰えず、早いときには朝5時過ぎになるとキュンキュン鳴き始めます。それに応えて寒い中、起き出して餌をやり、散歩に連れて行ってくれている妻には感謝しかありません。

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 海外向けにはこういうのを出してるのだよ、という情報を得て、手に入れてみました。PILOTのコンヴァータ、CON-Bなどという名前だという情報もあります。とりあえずCON-20と並べて記念撮影。

 これ自体は、大昔の、本当にプリミティブなコンヴァータそのもの、といった構造、見た目です。槍にささる部分に取り付けられているゴムサックを、U字形に折り曲げた金属で覆うような構造で、その金属部分を指でつまむようにすることでゴムサックが押し潰されるようになっています。

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 何か手持ちの萬年筆に取り付けてみよう、というところで思いついたのは、旧エリートとかシルバーン系。手持ちの中からゴソゴソ探し出してこの2本を見つけました。

 キンキラキンのエリートと、シルバーンの菊の模様の軸。かつては、ここにほとんど造りつけに近いコンヴァータがついているものばかりを探しまくっていて、こういうタイプのものは「ハズレ」だったのですけれど、今回はそれが役に立ってくれるわけです。

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 取り付けてみるとこんな感じ。下の方、菊の模様のシルバーンについているのが件のコンヴァータです。こんな風に、指でつまむだけですので、CON-20にはあったPRESS HEREという表示は当然ありません。シンプルな構造ゆえ、ほぼゴムサックの容量一杯に入るようで、そういうことでこれを逆輸入する人もいるようです。

 かつてはCON-20なんて・・・という感じだったのですけれど、こうして並べてみると、なかなかにしっかりとした造りであったのだなぁと改めて思います。これからは目についたら保護する、ということを心がけようと思います。

2023年3月 6日 (月)

ケースに救われる

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 お鼻を突き出して眠る「ちち(仮名)」さん。ケージの柵の間に鼻先を突っ込むと安定して寝やすいらしく、彼女が大好きな寝方の一つです。

 おそらくは人生最後のノートPCになるであろう、第6世代のThinkPad X1 Yogaさん。持ち運んで使うこともあるので、外装を守るためのものを探さなければ、と思っておりました。こういうものが合う、というかこのマシンに見合ったもの、とは思いましたが、お値段の方もご立派ですので断念しました。

 大昔、TOSHIBAのリブレットというミニPCに惚れ込んで、当時は代官山にあったオーソドキシーというショップでボディスーツをオーダーしたことがありましたが、実に馬鹿げたことだと後になって気づきました。進化、というより劣化の激しいPCにオーダーメイドの革ケースを誂えるなんて、ご乱心であった(ホンマに過去形?)としか言いようがありません。

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 こういったケースの類は、たいていMacBook系をメインに開発されているようです。というか、ノートPCの大部分が、MacBookのサイズに寄せて作られているように思います。私のマシンは14インチ液晶搭載ですが、このような、13.3インチ対応、というのが合います。14インチ対応なんてものだと、むしろガバガバなのです。

 自分のマシンのサイズと、ケースの内寸とを比較して、できる限り開きのないもの、と探していたら、最初に入った家電量販店であっけなく見つけてしまいました。

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 ファスナーで閉じるものではなく、スリーヴタイプのもの。そのままですとストンと抜け落ちてしまうので、このケースには「ストッパー」なるものが備わっています。たいそうなお名前ですが、実態はただの耳。ケースの端っこを折り返すだけ、という簡単なものですが、ウェットスーツのような素材ということもあって、しっかりと抜け落ちを防いでくれます。

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 で、こうしてきっちり収まったマシンを見て、よしよし、というところで感じた違和感。最近のThinkPadはきっちりと蓋が閉まらないんだな、そういえば、例の片手で外れるロックもないしなぁ、なんて呑気に構えていたのですが、やっぱり変です。写真の左下、何やら隙間のようなもの、こんなの、あるもんだろうか、と。

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 どうやら、内臓のSSDをより大容量で高速なものに取り替えた際、しっかりと裏蓋をはめ込まないままネジを締めていたようです。ThinkPadといえば、ほとんどのパーツを簡単に取り替えることができるノートPC、という認識でしたが、昨今のモデルはメモリすら交換することを許さず、SSDや無線関係のモジュール、場合によっては内蔵バッテリー、このあたりしか交換できません。その代わり、蓋を開けることそれ自体はとても簡単になっています。このマシンを手に入れてから今まで、隙間が空いたまま使ってきたことになります。お気楽極楽、知らぬが仏ですね。

2023年3月 5日 (日)

再会

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 撮られていることに気づいた「ちち(仮名)」さん。一生懸命にお顔を洗っていたので、表情が定まってません。お休みの日の、のんびりとした空気感とよく合っています。

 飼い主はやっぱりじっとしていられずに大阪日本橋へ。もう、秋葉原とは比べるべくもない、零落した電気街ですけれど、秋葉原にしても、上京するたびに必ず行かなくては、なんて街ではなくなってきています。それでも、大型量販店にはないものが手に入る可能性も残されているので、やっぱり行ってしまうのです。

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 で、お買い物をしてお釣りをもらうと、1200円のものを買って5000円札を出したのにもかかわらず、「まず4000円」などとお札を渡され、ん?となっている間に100円玉を2枚出しながら、「あっ!」なんて言ってますので、こちらもお札を1枚返して、そこで違和感。自分の手に2枚しかおさつがない、と思ってよく見たらコレがまじっていたのでした。

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 お店の人も、厄介払いしたかったのでしょうね。沖縄では今も普通に流通しているそうですが、それとて在庫限りですね。沖縄には修学旅行の引率で15回、個人的に2回行っておりますが、飛行機に乗らずに済むものならまた行きたいものです。

 さて、このお札、どこかに飾っておいた方が良いのでしょうか。

2023年3月 4日 (土)

ノト

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 ふと気づいたら、じっとこちらを見ていた「ちち(仮名)」さん。こういうときには注意が必要です。あまり目を合わせていると、遊んで欲しいと鳴き出しますので、知らん顔して、できれば違う部屋に行った方が安全です。

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 一旦はきれいに整理して、何にも無くなった棚の上に、気がつくと大量のアレやコレやが。場所が空いたのならば、と奥様がそこらじゅうからガラクタを集めてきて、アンタのでしょ、ときれいに積み上げてくれたのです。納戸も同じで、スペースを開けてさぁここに物を整理して保管するぞ、という段階で、またもやものが積み上がります。賽の河原で石を積む方が、まだ効率が良いのではないかと思います。

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 同じような箱が積んであるな、と覗き込んだら、馴染みのあるアルファベット4文字。これ全部サファリとかだったら悶絶やな、と恐々中身の確認に移ります。

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 幸か不幸か、萬年筆ではなくてボールペンでした。深澤直人デザイン、ということで話題になったものですが、何でこうもまとまったか数があるのか、あれこれ思い返してみると、これ、異動の際の餞別へのお返しに、と買ったものではなかったかと。ちょっと安かったのです、確か。

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 それでも、まだ限定カラーだか何だか、そういうものも残っていた時代。ボルドーとシルヴァーのツートーンになったものは自分用だったかもしれません。もう、何もかも忘れています。

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 三角形で、特徴的なクリップ。結局のところ、もっと餞別のお返しに適したものを見つけて、そちらを返したか何かで、これはそのまま手元に残ったのではなかったかと。アホです。こういう無計画さ、これがダメなのですね。

 春の泉筆五宝展にしても、日帰りで行くか一泊するかなんて今頃考え始めて、アホみたいにどのホテルも高いので参っています。計画性、大事ですね。

2023年3月 3日 (金)

恐怖

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 また撮ってるの・・・止めてほしいんやけど・・・という表情を見せる「ちち(仮名)」さん。本日は退勤後にいったん帰宅して、あろうことかひな祭りということでちらし寿司などをいただいて、それからまた家を出て映画館へ向かい、最終バスで帰宅したのです。この写真を撮ったときは深夜とも言うべき時間帯。寝てるのになんで邪魔するのよ、という感じです。

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 小田原のかまぼこ屋さん、お商売が上手なので、何年か前にもまんまとのせられて通販でおひな様かまぼこなんてものを買っているわけですが、今年もまた、やられてしまったというわけです。こういうことを防ぐ方策はただひとつ、情報を遮断すること。今度、こういう萬年筆が出るらしい、なんてことを知ってしまうと、結構な確率で欲しくなってしまうわけですが、知らなければそれまでのこと。後に、首尾良く手に入れた人に見せて貰ってえぇなぁ、と残念がっておしまいです。それを下手に知っていた場合、買うことができたならお金がなくなりますし、購入できなかったら後々まで後悔することになります。知らないのが一番幸せです。

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 自宅から1時間以上かけて京都の真ん中あたり、烏丸御池の新風館にあるアップリンク京都まで映画を見に出かけるのか。もともと奈良県にはほとんど映画館なんてものがないのですけれど、県境に沿って建つショッピングモール内の映画館など、車で5分10分で行けてしまうところもあるにはあります。しかし、まぁ他所では上映されていない、今後もされないであろうちょっと変な映画、マニアックな映画というものを見るのが目的ですので、「アップリンク」が自宅からいけるところにできた、というだけで、私には大満足です。

 比較的コンパクトなシアターが4つ。今回この映画は、その中でも一番席数が少ないシアターでの上映でした。こんな映画、見ようという人は少ないはず、ということなのでしょう。

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 とにかく、痛くて、汚くて、臭くて、恐ろしい映画。しかもドイツ語です。映画の中で、ポイントとなるシーンでは、字幕ではなく、キャストが日本語でセリフを言ったり、日本語の歌が流れたりします。日本人の投資家、っていうのが映画の設定の重要な部分でもあるので、そういうことになっているのでしょう。

 映画自体、わぁ痛そう、臭いやろなぁ、と思いつつ見るわけですけれど、狭いとは言え38席もあるシアター内、わざわざ良くない隅っこの席を取ったというのに、どうしてこうも近所に他の人が座ってくるのか、私にはそれが一番の恐怖でした。自分で座席表を見てチケットを買っているというのに、わざわざ見ず知らずの他人の隣、それも決して見やすいとは言えない席を取る神経がよくわかりません。今まで、先行逃げ切りと思って早めに自分の思う席を取っていたのですけれど、これからは締め切り前ギリギリに、できるだけ人と離れて座るように席を取るようにすることが、ほぼ唯一の防衛策ですね。

2023年3月 2日 (木)

捜し物

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 なぜか頭にリクガメのおもちゃを載せられている「ちち(仮名)」さん。正月休みに自宅に滞在していた「まりりん(当時はたぶん雄)」さんと反りが合わなかった彼女ですが、そのことを面白がった長女がカメのおもちゃで遊んでいたようです。

 「ちち(仮名)」さんはカメそのものが嫌いというより、家族の皆がカメをちやほやするのが気に入らなかっただけ。なので、カメが家からいなくなった今では、もうそんなこと、どうでもいい、というところなのでしょう。

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 シェーファー社のWebページを見て、ダメだこりゃ、となったので、手持ちのコンヴァータを確認したところ、国産三社用を除くとこれぐらいの在庫がありました。大きめの文具店とか、かつてはセイラーの萬年筆を扱ってたよ、なんて文具店に行けば、あるいはまだシェーファーのコンヴァータを見つけることができるでしょう。とにかく、これから行動することにします。

 この中にも、これシェーファーのだな、と思うようなものがあります。それと、スリムタルガに嵌まりそうなものもあります。ウォーターマンのCFに合うヤツもあったのですけれど、すでにゴムの部分がぺちゃんこになっておりました。こういう場合、槍に挿す部分だけをうまく取り外してセイラーのコンヴァータと合体させれば使うことができますので、捨ててしまってはいけません。

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 コンヴァータばっかりを入れていた抽斗の中に、PILOTのキャップレス、ダブルのカートリッヂを使うためのカヴァーですとか、ペン体がまるごと入っていたりしたのには笑いました。これ、キャップレスの外側はどうなったのでしょうか。ロジウムメッキの18Kですから、お洒落にいろんなキャップレスに組み込んで使えそうです。

 真剣に発掘作業を続けて、しっかりと記録を残していけば、なかなかにいいものが見つかって、なおかつそれをいつでも取り出せるようになるのでしょう。それが実現するのが早いか、自分自身がこの世からいなくなってしまうのが早いか。もはやチキンレースです。

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 そういえば、こういうものもありました。下の方、セイラーのシャレーナ用のコンヴァータです。小さくて短いので大抵の萬年筆に使える、というカヴェコのコンヴァータと並べて記念撮影。これ、コンヴァータとして意味あるんでしょうか。いや、カートリッヂにしてもあの容量ですから多くは期待できないのですけれど、もうカートリッヂ作らないからこれでご勘弁を、っていう製品なのでしょうね。

 少なくとも、手持ちのシェーファーの萬年筆を片っ端から調べて、必要な本数のコンヴァータを確保する。今年上半期の目標です。

2023年3月 1日 (水)

かっちり

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 水槽の前を行き来する人たちに必死でアピールしている「まりりん(もう確実に雄)」さん。彼女?は自分より大きな動くものを見るとすぐに求愛行動に入るのです。両手を振って、さかんに呼び寄せようとします。水槽のガラスの前で指を左右に動かしてあげると、それを追いかけるように上下左右に移動するので、それが可愛いと皆さんに評判です。

 実際、カメにも個性があるので、全くといってよいほど反応しない個体も少なくないようです。本来なら冬眠している時期にこうして起こしてあるので、恋の季節かどうかもわからなくなっているのかもしれません。

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 こういうケースを見つけると、中味を確認するのですが、それがあたりだったことはあまりないのです。グリーンだということで飛びついたこのケース、とりあえず中に何を入れるかなんて考えずに入手して、タイミング良く入れようという萬年筆があれば埋まりますし、そうでなければ放置となります。私のえぇ加減な性格、生き方が如実に表れているところだと思います。

 それなのに、ペンケースを選ぶときの基準は、基本的なハードなもの、なのです。布製のふわっとしたもの、それはそれでたくさんあるのですけれど、好みとしてはかっちりとした形のもの、固いもの。工房楔の、無垢の木を削って作るというコンプロットなんかは、その意味では大好物なのですけれど、最初期のもの、まだ10本入りが7万2千円、という「お安い」ときに買ったものがひとつあるだけです。今ではとても手が出せるお値段ではなくなっていますし、我が家にある工房楔の製品もそれひとつだけになってしまいました。ご縁が切れた感じですね。

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 開けてみると、モンブラン様のネームが入っていて、けれども収まっているのはシェーファー君。いつごろこれらを収めたのか、すでに記憶が飛んでしまっておりますが、スリムタルガが2本に、普通のタルガが1本。とにかくシェーファーと名がつけば手を出して集めまくっていた時代のものでしょう。今や、そんな姿勢で臨んでいたとしても、スリムタルガなんて滅多に見ないようになりました。

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 落とし込み嵌合がしっかりしていて、キャップを嵌めたまま胴軸を回すと、シェーファーに特有の、猛烈に速いネジゆえに、一瞬で胴軸を取り外すことができます。シェーファー対大橋堂なんかで対決させたら・・・なんて、対決になりません。それほど、シェーファーのネジは速いのです。

 スリムタルガだと思っていたらTRZだった、ハズレ!ということもよくありましたけれど、今やそのTRZですら、ほとんど見かけることがなくなりました。我が家にも何本か眠っているはずですので、いずれ発掘されることでしょう。

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 で、その速い速いネジを回して胴軸を外してみたところ。残念なことに普通のタルガにはコンヴァータがついていませんでしたが、スリムの方は2本ともきっちりコンヴァータがついておりました。

 シェーファーのコンヴァータは、現状、通販サイトなどでもほとんど記載がない状態で、わずかにインクカートリッヂはラインナップされていますけれど、萬年筆本体のラインナップを見る限り、今後、入手が難しくなりそうな予感がします。今のうちにしっかりと確保しておきたいところですが、そもそも、山のように転がっているシェーファーの萬年筆、アンタ、ほんとに使うの?というのが最大の問題であったりするわけです。

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