大見得
クッションに埋もれ、こたつ布団にもたれて、気持ちよさそうに眠る「ちち(仮名)」さん。こんなふうに呑気に毎日を過ごすことができたらなぁ、などと思うのですが、土曜日曜とゴロゴロしているだけで何故か頭痛がひどくなるという私、だらしないけれども、何かやってないと収まらない、まぁ、貧乏性というやつなのでしょう。
その意味では定年退職後も週5フルタイムでお仕事をさせてもらっている、というのはありがたいお話ですが、中身は現役時代のままですから、相変わらず凡ミスやらうっかり忘れてた、なんてことが後を断ちません。本日もまた、そういったことがあって、管理部門で一番きっちりとした、非常に恐ろしい女性に叱責されておりました。
そのこと自体は、前職においても日常茶飯のことでありましたし、能力に欠ける人間がそこそこ責任のある仕事を任されているのですから、毎度毎度お叱りを受けるのは何の不思議もないことなのです。最後は校長先生だった人、という扱いではあるものの、それにしたって人がいなくてどうしようもないから不適格な中でもあんまり上に楯突かなさそうなのを選んで仕方なくポストに座らせた、ってだけの校長なので、ま、そこは仕方のないこと、と自分では納得です。
けれども、周りの人たちはそうは思っていないようで、あれやこれやと心配をしてくれて、結構な騒ぎになったので、実に申し訳ない気分になりました。若い頃から変わらず底は浅く罪は深い、実に情けないオッサン、これぞ老害です。
細かな文字をびっしりと埋めていく、そういう仕事にはプラチナの極細字を使っていたのですが、良いのか悪いのか、少しペン先が柔らかいので、下手くそな文字がさらに見苦しく読みにくくなってしまいます。ちゃんとやらんかいっ、と叱られてるのに、まるでふざけて書いているような文字で書類を出す、流石にそこまでのアホっぷりは発揮できませんので、このペンがそばにいてくれて助かりました。
さて、ようやく仕上がった書類を提出しに出かけようとしたところで、また次の問題が。私が入るよりずっと前からこうやってきた、と会う仕事の進め方に上の方からダメ出しというか、真剣に考えてるのか?なんて指摘が入ったのです。これで職場は騒然となって、上は現場のこと何にもわかってないのに文句ばっかり、などと蜂の巣をつついて地面に叩きつけたような大騒ぎになりました。
結局、私のミスをお詫びしつつ書類を提出して、頭下げるだけ下げまくったあとで、ところで、これは困りまっせ、と折衝に入るという、先に私を叱責してくれた女史がご覧になったら頭の血管何本切れるかわからない程の修羅場となりました。
結局、機関車顔負けというほどに頭から煙吹き出しながら論議をして、現場としての考え、そしてそれに基づくこの先の進め方について、何とかこちらの方針を通すことができました。あまりの恐怖に、終わった後は足が震えておりましたけれども、まぁ、終わればしめたもの。すぐに忘れて、呑気に夜の街に消えて行きたかったのですが、職場に戻ると主任さんが待っていてくれました。やはり、待つべきもの、守るべきものはは良き同僚ですね。
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