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2023年2月26日 (日)

下っ手クソ

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 ペロリ、な「ちち(仮名)」さん。実にご機嫌です。朝、家人がみな慌ただしく身支度などをしている時でも、こたつの一番いい場所に陣取って悠然としているのですが、なかなかの強敵なのが他ならぬ飼い主。コイツは油断しているとこたつの特等席から彼女のお布団を撤去して、そのまま自分がドテッと寝てしまうので、そうなると、あとは寝ている飼い主に寄り添って眠る、という選択肢しか残されていないのです。

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 その飼い主の汚い手。美しくないのに加えて、インクの汚れまで付いています。キャップレスで字を書いて、終わったらペン先をしまう、ただそれだけのことなのに、きちんとできないのです。情けないにも程がある、ここまで来ると、自分に愛想が尽きるどころか憎しみや嫌悪といった感情すら覚えます。

 毎日シャツの胸ポケットに挿して職場で使っているのに、シャツにインクのシミは付いていません。となると、これは使っている自分の扱い方に問題があるとしか思えないのです。萬年筆趣味の人でありながら、実は萬年筆をちゃんと使うことができない人だった、というのは実に残念なことです。

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 件のキャップレスは、樹脂製多面体のマットブラック。ペン体を取り出してみるとこんな風になっています。

 このペン体、何をしてもインクが出ず、捨ててしまおうかと思ったこともあるのです。ペン先も特殊合金ですし、適当な金ペン先のものに取り替えようと思ったことも一度や二度ではありません。ペン先とペン芯との関係でインクが出るような手立ては一通り試してもらいましたし、萬年筆メーカーの工場に勤めていた人にエアコンプレッサーからの空気で吹いてもらったりもしたのですが、「詰まっている」状態は一向に改善しなかったのです。

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 メーカー修理に出すことも考えたのですが、それなら代わりのペン体に入れ替えた方が早くて確実、しかも無料、というところで、当時、日本での販売が始まったばかりのローラーアンドクライナーのライニガーに一週間ほど漬け込んで放置。もうどうなってもいい、ということだったわけですが、そこからは嘘みたいにフローが良くなったのです。ペン先は親方調整の細字ですから、潤沢なフローを得て、今や向かうところ敵無しの状態です。

 ただ、週に一度はペン体を取り出してフキフキしないと、このようにべっとりと付着したインキが外に出ていきそうで不安です。自分の使い方がヘッタクソなこともあって、このペンを愛用する限り、掌の汚れから解放されることはなさそうです。

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