節分
節分といえばこれ。後片付けをしなくて済むように、玄関で豆を撒いてワンコに食べていただく、というものです。かつては黒い鬼と白い鬼とがいたのですが、今は白い鬼のみ。遠からずこの鬼もいなくなってしまうのかと思うと寂しい限りです。
節分に太巻きを丸々一本食べる、しかも無言で、なんてのはコマーシャリズムの成功例としては良いものでしょう。そもそも花柳界での験担ぎ、あるいはお大尽の遊びというところから来ているもののようですし、大量に用意された太巻きがこれまた大量に廃棄される、といったことへの批判もあって、ここのところは一時期ほどの大騒ぎにはなっていないように感じます。
我が家でも一応、普段より上等な太巻きと、ローストビーフ巻き、カルビ焼肉巻き、なんてものを用意しましたが、やはり若い人は肉巻き優先。小腹の空いたお父さんが残った上巻を夜食に食べる、という不健康な状況でしたので、来年は本数を減らすことになりそうです。
節分と関係のありそうな萬年筆、というものを考えてみたのですけれど、結局、乏しい手持ちの中からはそんな都合の良いものは出て来ませんでした。かろうじて、節分に活躍する鬼さんをモチーフにしたケーキを。鬼のケーキで売れ残っていたものを買うついでに、これまた売れ残っていたくまさんのケーキを保護して来た、というのが娘の弁。くま、ではなくて、ベアー、なのです。見たら保護する、という性分も、遺伝するもののようです。
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