もと暗し
旅行に出かけてきた妻と長女が戻ってきたので、さぞ安心した(ことであろう)と思われる「ちち(仮名)」さん。本日は気持ちよく眠っていて、ここ数日続いていた夜鳴きは出ておりません。家族の誰かが家にいない、ということは、ワンコにとっては気になる、或いはストレスになることなのかもしれません。
今週は火曜日からのスタートで1日儲けた! と思ったら、明日は出勤日。しかも、昔懐かしい半ドンです。かつて教員の週あたりの労働時間を40時間以内に抑えるべく、無理矢理学校を週5日制とした際、毎月第2、第4、場合によっては第5土曜日も、「学校のある日」として残して、その日に出勤した分は夏休みなどの長期か休業中に「強制的に」休ませることで調整する、というシステムが導入されていました。今の職場はまさにその時代を引きずっていて、誰も来館しないのに午前中のみ開けております。これぞまさしく、開店休業というやつです。
さて、昔話のついでに、最近はオークションなども面白くなくなってきたなぁ、というお話。かつて、開始価格1万円のビッグトレドに入札をしておいたらそのまま落札となって、そこからトレドの蒐集にはまり込んでしまった・・・という暗い過去があるわけですが、そういった面白いことは、まず起きなくなりました.出品者も、自信を持って開始価格1円とかで出品して、キッチリ数十万円で落札されていく萬年筆たち。今やロマンのかけらもありません。
そんなオークションですけれども、「標準器」たるM800の14Cペン先付き、なんていうのも時折出ていて、あぁこういうのは手に入れておかないとな、と入札に参加してはみるのですが、おい、それ、M800の値段とちゃうやろ、トレドが買えるわっ! という結末になることが常です。一体いつから、この狂ったような相場が普通になったのでしょうか。
まぁ、普通は14金より18金の方をありがたがるんだから、いいもんね、いらんもんね、とうそぶいていたら、我が家にもありました。なぜこれがここにあるのかは、例によって不明です。
惜しむらくは、まだオークションが「最後のフロンティア」だった時代、私は萬年筆は実用するものだからと、細字系ばかりを集めに走っていたことです。あの頃、今ではメーカーも出していない3Bなんかをどんどん落としておけば良かったのになぁ、と残念がっています。同じ趣味でも時間の経過と共に嗜好が変わっていくというのも、また面白いものですね。
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