あじわい
ケージの中で、すやすや眠る「ちち(仮名)」さん。三連休の初日、家にいる家族はまったりと過ごし、それに合わせて静かに寝て過ごした彼女。飼い主は、午後から映画を見に出掛けて、マニアックなものを2本見て、深夜のご帰館となりました。全国の映画館で絶賛上映中、っていう映画も良いのですが、知る人ぞ知る、っていうのを選んで視るというのもハマるとやめられません。
プラチナ萬年筆謹製のアマゾナス。アマゾネス、という表記も見かけますし、そちらの方がなじみがあるとも言えますが、ポルトガル語ではアマゾンのことをアマゾナスという・・・って、まぁ発音に近づけてカタカナで書いたらそうなる、ってことなんでしょうね。ピパピパという名のカエルの革を貼ってある萬年筆です。このカエルさん、和名はコモリガエルというのだそうです。
日頃、日に一度は「まりりん(たぶん雄)」さんを水槽から出して遊んでやっていますので、爬虫類の手触りにも慣れてきたのですが、両棲類であるカエルさん、こいつばかりはヌルッとしていて、あまり触りたくない感じです。萬年筆の外装としては、このボコボコした革がクッション的な役割を果たしていて、ちょっとソフトな握り心地です。この個体は結構使い込まれているので、かなり革もぺちゃんこと言うか、痩せた感じになってきていますが、それでもでこぼこはしっかりと感じられます。
古き佳きプラチナ、首軸に象嵌入りです。気合いを入れて探せば、このシリーズ、他にも爬虫類系統の革を使ったものがあるそうですが、これ以上萬年筆を増やすのもアレですので、できれば見つけたくないところです。見つけてしまうと、手元に置きたいと思ってしまいますから。
せっかくなので、これも調整などしていただいて、インクを通して使ってやろうかと思っております。
ただこれ、細字なんです。細字の萬年筆はそうそうたくさん要らないので、出番がないとも言えます。いつも胸ポケットに挿しているマット軸のキャップレスが抜群に良い書き味なので、それを超えるような調整をしていただけたら交代もあるかな、という程度。そう考えると、我が家にはそんな萬年筆が一杯転がっていますね。マメな人は毎日とか週替わりとかでどんどんローテーションして使っていくようですが、私みたいなのがそれを真似すると、インクを入れたまま干上がった萬年筆を大量生産することになってしまうでしょう。
金属部分は、緑青を吹いたみたいになっています。こうして腐蝕が進んでいくのでしょう。それならば、気にせずガシガシ日常使いしてあげた方が萬年筆も喜ぶのかもしれません。自分が使わないのであれば、お嫁に出してあげるのが良いのかもしれませんね。
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