実用品

お食事を楽しんでいる「まりりん(たぶん雄)」さん。年末年始からこちら、あまり食欲がなかったのですが、ここのところは毎朝きちんとお食事を楽しんでいます。しかも、亀さん専用に作られたというドライフードを、パクパク食べています。どこかで、食べ物の好みが変わったのか、ドライフードの味に慣れたのか、あるいは単に食欲が増進したのか。いずれにせよ、よく食べるのは良いことです。その結果として、水槽の水は毎日取り替えてやる必要がありますが、亀が元気にしているのなら良いことです。
誰もが称賛するものは好きに慣なれない、なっちゃいけないと思い込んでいる、哀れな天邪鬼、それが私です。だからというわけでもないのですが、その製品としての素晴らしさは認めつつも、一本も持っていなかったのが146。人に相談されたらトヨタ車を買いなさいと言うくせに、自分では絶対に買わないというのと同じでしょう。
ところが、気がつけば手元に2本の146。一本は実用品、もう一本はコレクション、という感じになっていますが、実際にはその役割を反対にした方がよいのかもしれない、と思っています。
実用しているのは、いわゆるガッチャマン。さまざまな時期のモデルからパーツを寄せ集めて組み上げられたものだと聞いております。こいつがまた、しなやかに撓むペン先で、かつ、柔らかすぎるということもないので、楽しみつつ実用的に文字が書けます。ただし、筆跡がミミズの足跡なのはお約束です。
クリップの形、違うんでしょうか。こういった細かな部分の違いにも気を留めて研究されている方には敬意を表しますが、自分もその世界に入ったら寝食を忘れて打ち込みそうなので、敢えて無視するようにしております。何事もほどほどが一番です、なんて言いつつ、そのほどほどってのがすでに相当危ない領域だということについては、死ぬまであえて気づかないふりをしているしかありません。
髪の上にペン先を落としてグッと筆圧をかけてみると、しなり具合が違うことに気づきます。なので、スペックで萬年筆を探している人には、数字だけじゃないんですよ、とよく言うのですけれど、このモデルに限って言えば、18っていう数字ばかりが一人歩きしているような印象もありますね。
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