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2023年1月 6日 (金)

主役は?

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 悠然とお散歩する「まりりん(たぶん雄)」さんと、それをじっと見ている「ちち(仮名)」さん。この後、ワンコが亀にかみつく、という事態になったのですが、カメさんは電光石火で頭と手足、それに尻尾を引っ込めて事なきを得たのです。けれど、よほど恐ろしかったと見えて、その後10分ほど、すべてを引っ込めたまま、全く動くことはありませんでした。

 お正月休みが明けて、亀さんは職場の方に復帰しましたので、このような場面はもう見られませんが、お互い、いや特にワンコにとってはその方が幸せなのかと思います。

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 少し加水分解が始まってしまっていますが、古き佳き時代のPILOTの萬年筆が収まっていたケース。汎用と言えば汎用ですが、モデル名の銘板がついておりますから、一応それ専用のケースということでしょう。

 手に取るとずっしりと重くて、初めてだとどこに手をかけてどう開けたらよいのかわかりづらいのですが、大切な萬年筆、一生モノの萬年筆を買ったのだ、という満足感が得られるケースであったろうことは想像に難くありません。

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 ふたを開けると、連動して中敷きが持ち上がり、収められている萬年筆ともども、ぐぃ~んと持ち上がります。売り場などでは、こういう風にしてディスプレイしてあったりしたのでしょうか。街の文具店にしろ、百貨店にしろ、ガラスケースの中、客が勝手に手を触れることのできないところに展示されていたのではないでしょうか。

 外側は重厚な感じがしますけれど、この持ち上がる部分、安っぽい感じがします。もう少し頑張りましょう、と言いたいところですが、そこに力を入れすぎるとケースだけで相当なお値段になってしまうでしょうから、この辺が妥当なところなのでしょう。

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 ふたと中敷きとがひもでつながれていて、ふたを開けるとそれに引っ張られて持ち上がる、という仕掛けです。もう、こういうものは作られないのでしょうね。

 現在でも、限定品とかのキャップレスは結構立派な箱に入っておりますので、中身を取り出したあとは邪魔者でしかない、ということもありますね。昔のものでちょっと珍しいから、中の萬年筆よりはこの方が主役みたいな顔をしてBlogの記事になったりする、というのも、持ち主がヘンタイだからでしょうか。

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