« アドリブ全開 | トップページ | ひくつ »

2022年12月22日 (木)

古き佳き

51c579b0ab3d431884a9b08336416035

 久々にこたつ布団の上でくつろぐ「ちち(仮名)」さん。実は、彼女の後ろには大好きなお兄さんが寝転がっているのです。こうして時折、気に入った人のそばまで行ってクグッとお尻を押しつけて寝る、そこがワンコの可愛いところです。

 ニャンコではこうはいきません、などと知ったようなことを書こうとしたのですが、最近のトレンドワードのひとつに、猫の犬化、というものがあるのだそうです。にゃんこがその特徴であるつれないそぶりを捨て、それこそゴロニャンと擦り寄ってくる傾向を強めているのだとか。しかし、猫にはやっぱり、可愛くないままでいて欲しいものです。

Fe394bc498c849e4b141368a6c290d40

 今朝から太ももやふくらはぎが張るような感じがして、つま先も痛むので、これはいよいよ糖尿病が進行して脚にきたのか、切断せねばならぬのかと暗い気持ちになってのですが、よくよく考えてみれば、昨日サンタクロースに扮した際に窮屈なゴム長靴を履いていたことを思い出して、つま先が痛いのはそのせいではないだろうか、と。さらに、何度もサンタ公演をする中で、ちっちゃな子どもたちにプレゼントを渡すべく、中腰というかほとんどウサギ跳びやコサックダンスみたいな姿勢でズリズリと子どもたちに近づくということを人数分繰り返した、あれで脚に着たのではないか、と思い至りました。もし本当にそうであるならば、酷使した翌日に早々と「身が入る」というのは、むしろ若々しくて良いではないか、などと一転してポジティブに。人はこうやって、体のトラブルのサインを見逃して寿命を縮めていくものなのでしょう。

 同年代で萬年筆系のBlogをやっている人がいまして、私とは正反対で身だしなみの正統なルールをわきまえて気を遣い、美食を追求して人生を楽しんでいらっしゃるご様子。当然、お持ちになっているペンも王道を行く立派なものばかりと推察いたします。何を着ても似合うことがないと言われ、どうやってそこまで健康で大きくなったんだと驚かれるほどの偏食でバカ舌、所有しているのはガラクタとしか言えないペンばかりという私とは対照的なのですが、ともに「萬」年筆という表記を好んでいるところ、無理に共通点を探すとすればそんなところでしょうか。

5b517484f0334551ad28b6c1682ea88d

 この記事なんて、実に示唆に富み、役に立つ内容で、お、そういうことなら自分も求道者になってみるかな。と思わせてくれるもの。暇つぶしにもならない駄文を垂れ流す当方とは全く違いますが、そう、「萬」年筆なんですよ。「万」年筆ではなくて。こればっかりは松鶴屋千とせさんの世界ですから、わかんない人にわかってもらおうとは思いませんし、自分でもよくわかっているのかどうかわかりませんけれど、ピンと来るのです。ここ、大事です。テストに出ます。ノートに書いて赤線引っ張ってついでにラインマーカーで塗り固めて単語カードにして持ち歩いて覚えましょう。

 で、全く普通のペンポイントですけれど、ふと、ちょっと古いのをもう少し使ってみよう、ってことで、古くて、なおかつたいして柔らかくもないもの、というので、このところはこいつを使ったりしています。これまでは尻軸までシルヴァーのを愛用していて、なんでこんな中途半端にちょこっとお尻だけ普通のプラスチックにしたヤツ、なんで出したんだろう、と見向きもしなかった方を、敢えて使っていたりするわけです。歳をとっていくと、余計に変になっていくものなのですね。

 考えてみれば、文字を書くことが何よりも嫌いなくせに萬年筆を蒐集し、毎日続けるなんてめんどくせぇ~と思いつつ毎日駄文を垂れ流して、そもそも、人前で話をするなんてことはもちろん、人前に立つだけでも緊張して声が出ないような子どもだったのに先生という人前でしゃべる、なおかつ良き人としてのお手本を示さなければならない仕事に40年近く就いているなんて、おかしいです。間違っております。

5eeee8308499408eac000e10256d6f3a

 で、これまでまったく気にもとめていなかったんですけれど、その、散々中途半端だ、誰かにあげちゃおうか、なんていってた方にはエリートって刻印が入っているんですね。で、そうでない方はエリートとは入っていない。

 そういうことなんだなぁ、と。真面目に努力して、正論をのべ、正しいと思うことに邁進していく人を見て、ついていけない、自分はあんなの嫌だと思いながらの仕事人生でした。実にちゃらんぽらんで、天の邪鬼で、良いと思っていることでもみんながやってるから自分はやらない、という酷い仕事ぶりでしたから、エリート、なんて書いてあるペンは恥ずかしくて使えなかったんでしょうね。

 うちにあるペンはガラクタばっかりだぁ、って、それもそのはず、持ち主がポンコツだったということに、最晩年になって気がつくというのもポンコツらしさと言えますし、あぁ、それこそが自分の個性だったんだなぁ、と愛おしくなったりもするわけです。爺さんになるのも悪いことばかりではないものですね。

 

« アドリブ全開 | トップページ | ひくつ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

最近のトラックバック