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いつものように手を振る「まりりん(たぶん雄)」さん。本日より年始まで、我が家に逗留されます。お役所関係のありがたいところは、年末年始、それぞれ3日間が無条件でお休みになることです。明日は職場で通常業務の傍らお掃除をして、仕事納め。明後日は家でお正月を迎える支度などをして、深夜にバスに乗ります。年末年始の始まりです。
外径37センチほどの掛け時計。メーカーや製造時期など一切不明ですが、この大きさ、職場のホールに掛けておくのにピッタリだ、と入手したもの。けれど、ムーヴメントがヘタっていて、秒針が45秒を超えることができなくなってしまいました。
写真の左に写っているのが、お役御免になったそのムーヴメント。市販の汎用品を買ってきて取り替えてみました。今のところ、順調に動いています。
分解して初めて気付いた事実。この時計、実に安っぽい造りなのですが、風防はちゃんとガラスだったのです。持ち上げた感じも実に軽くて、樹脂製の風防であろうと決めつけていたのですが、ガラスであったことは望外の収穫でした。
ムーヴメントを交換する場合に、一番の難関は針ではないかと思います。世界でも十指に入ろうかというほど不器用な私の場合、取り付ける時に針を曲げてしまうことが多いのです。
こんなちっこい、軽いものが回す針は、軽く、薄く作られています。ペラペラの針に少しでも変な力をかけると、簡単に曲がってしまい、真っ直ぐに戻すことが難しいのです。そうなった針は、交錯する際に互いの進む道を邪魔してしまうのです。今回、真っ直ぐなまま針を取りつけることができたのは、実にめでたいことでした。
年末年始のお休みが明けた時に、まずまず正確な時を刻んでいてくれたら、と願うばかりです。
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