かんたんな話
静かにしてはいますが、眠ってはいない「ちち(仮名)」さん。こういうときに長いことケージのそばにいると危険です。サッと写真を撮ってすぐに退散するのが吉です。
職場のアイドル、「まりりん(たぶん雄)」さんも、寒さが厳しくなってきて動きが鈍くなってきました。このままいくと本当に冬眠に入ってしまう可能性が高いので、そうならないような手だてをしたところ、なかなかに好評です。少なくとも年末年始、我が家に連れて帰ってくるときまでは冬眠しないで起きていてもらいたいものです。
その「まりりん(たぶん雄)」さんの水槽を置く場所を産み出すために、しっかりと汚部屋の片付けに励まなければなりませんが、進捗状況ははかばかしくありません。そんな中、あれ、キミ、ここにおったんか、というようなモノを見つけてしまうと、また片付けの手が止まります。大掃除で畳を上げたとき、その下に敷き込んであった古新聞を読みふけってしまう・・・というのと同じようなことでしょうか。
奈良の名物、鹿の革でくるまれたボールペンです。手触りの良さが何よりの特徴ですので、中のボールペン自体は普及品。よくある、透明な軸の事務用ボールペンでしょう。「でしょう」というのは中味を確認することができないからです。長いあいだキャップを嵌めたまま放置してあったので、キャップに隠れていた部分とそれ以外の部分とでは色合いも違ってきています。
ただ革の筒にボールペンが収まっているのだけではなくて、くるまれたように、端の方がすぼめられているので、革の中にあるボールペンを引き出すことができないのです。長いあいだキャップを嵌めたまま放置してあったので、キャップに隠れていた部分とそれ以外の部分とでは色合いも違ってきています。
そんなことですから、ボールペンの方も、ドライアップして書くことができなくなっています。そうなると尚更、「中のボールペン」を取り替えてかけるようにしたい、という気持ちが募ります。
そのとき、人はすでに引きずり込まれていることに気づかないのです。気づくことができる人を、賢い人、ちゃんとした人というのです。私のような、一面的なものの見方しかできないアホな人は、ハマり込んでいることに気づかないまま、もがきにもがいて失敗するのです。
ほら、別の写真では傷ひとつなかったボールペンの先端部のコーンが、この写真ではすでに傷だらけになっています。きっと、どこかのアホな人がペンチで掴んでボールペンごと引っ張り出そうとしたのでしょう。で、そうこうするうち、何かの弾みで反対向きに回したところ、コーンの部分だけが外れて中からボールペンの芯が出てきた・・・・・言葉もありません。しっかりとPILOTという文字や品番らしきものが読み取れます。脱力して笑うしかありませんね。
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