突き出す
昨日とはうって変わっておとなしく眠っている「ちち(仮名)」さん。昨夜、というよりは本日の未明、彼女はケージの中で鳴き叫び、外に出してやるとあたりを意味もなく徘徊しては見つけたものを噛みまくる、という異様な行動をしておりましたが、さすがに寝不足になったのか、本日は実によく寝ているのです。こういうときは、彼女に気づかれないうちに家族全員、おとなしく寝てしまうのが上策なのです。
本日、部屋にこもってPCに向かっていたところ、お出かけから帰ってきた娘が部屋に入ってきて、隣の生け垣を剪定している職人がウチの庭に入ってきている、なんてことを言いました。このお隣さん、ウチが引っ越してきたときには実に親切にあれこれしてくださったのですけれど、何分共働きで昼間は家にいないこともあって、ご近所の付き合いが薄くなりがちな我が家、いつの間にかお隣さんのご機嫌を損ねてしまったようで、それ以来、さりげない意地悪ばかりされております。今回もまたその手かしらん、と思いましたけれど、職人さんに罪はないのでそのままにしておきました。そのおかげか、我が家で剪定した枝やら引っこ抜いた草なんかを一緒に持ち帰ってくださったので、感謝しかありません。
ゴソゴソ整理をしていたら出てきたシリーズ、本日は神戸のナガサワ文具センター129周年記念萬年筆「KAI」です。セイラー萬年筆謹製ですが、パッと見て、何か違和感を感じませんか。
memoという、とにかく気軽に持ち歩いて書きましょうというコンセプトの萬年筆、コンヴァータが使えないという難点がありました。今はプロギアスリム実のに装着できるコンヴァータも復活しておりますけれど、要するに、通常サイズのコンヴァータを挿して使いたい、ということなのです。
何のことはない、尻軸に穴を空けて、そこからコンヴァータの一部が突き出すようにしてあるだけです。アメリカの車好きがマッッスルカーを仕立てるときに、エンジンフードからエンジンの一部が飛び出したようなものをこしらえたりしますけれど、これもその流れでしょうか。
突き出している部分は非常に短いので、結局、インクを吸入するには分解して普通にコンヴァータのお尻を回すことになります。このままでも回せなくはないのですけれど、そう、どうせならもう少し思い切って突き出すようにしておいて貰ったら、そのまま回しやすかったですね。
ギンギラギンのボディ。この頃は、こういうのが結構世に出ていたように思います。せっかくなので、黒とか青と家庭版のインクだけではなくて、ちょっと変わった色のインクも使ってみてくださいね、なんて、神戸インク物語を出しているお店らしく、さりげなくプッシュしていたりするあたりも、現今のインクブームなんて想像も付かなかった時代としては、結構な着眼点であったと思います。
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