固体化

夜中にケージから出て徘徊している「ちち(仮名)」さん。体内時計と実際の時刻とがズレているようで、夜遊びがしたい、と要求します。ワンコ本来の夜行性が表に出てきているのでしょうか。明日はお休みなので、しばらく彼女とリヴィングで過ごしてみようかと思います。
事務仕事、それも細かい文字を書類に書き込んでいくということがなくなったので、出番がなくなっているPILOT823。同社のペンクリニックなどにタイミングよく行き合わせると、ペンドクターの傍に通常では目にすることのない仕様のペンが置かれている、ということが、かつてはよくありました。
逆に言うと、その頃はそう言う「客引き」をしないと、ペンクリをやってもお客さんが集まらないこともあったのです。満員御礼、予約制、なかなかお願いできないという、昨今の状況からは想像もできませんね。
我が家にある823は、両極端なものだけです。このUEFと、もう一本、鮫革を貼ってもらったC(コース)というラインナップ。「普通」の823も1本ぐらいは、とも思いますが、いや、そもそも823自体が普通じゃない、という感じもします。
もう、あんまり長いこと使わずに置いてあったので、インクがこんなことに。それでもまだ、キャップをとって紙に当てるとスルスルとインクが出てくる、というのがすごいところです。とは言え、こんな状態、良いことではないので、この週末にしっかりとお掃除をしてあげようかと思います。
コメント
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小生の 823 は、FA, C, WA, SFM, B で B 以外はカタログにないペン先になっています。購入時点でこのペン先がついていましたが、購入30分前にはついていなかったペン先たちです。
投稿: andrew | 2022年12月10日 (土) 22時06分
andrew さん
そう、そういうことなんですよ。そういう買い方というか、機会というか、そういうものが減ってきているような気がしますけれど、こまめにペンクリニックとかに顔を出していれば、そのうち、声をかけてもらえたりするのでしょうね。
投稿: つきみそう | 2022年12月11日 (日) 00時39分
元呉の方の会社に居られた川○先生などは、神戸の老舗文具店でクリニックしてる際に「なんか持ってないか」と声掛けて頂いて、予約してないけどチャチャっと見てくださいます。
呉の会社の初台(故人)は、よく試作ペン先がついたものを並べておられました。水先案内人な会社の引退したHさんからメンテナンス用の工具(自作)を頂いたりしました。
コロナもあってそういう機会が減りました。以前は学生を引き連れて、校外学習とかフィールドワークとか称して押しかけたものでした。
投稿: andrew | 2022年12月11日 (日) 15時33分
andrew さん
書かれているとおりで、本当に以前のペンクリというもの、面白くて為になって、だったのですけれど、昨今はペンクリそのものが「普通」のものとなり、誰でもその存在を知ってしまったが為に、むしろ萬年筆に詳しくない人が大挙して押し寄せてくる、という感じになっているように思います。実際、そういう人たちを押しのけて話し込むなんてことも無粋ですので、そういったメーカーや販売会社さんのペンクリ、とんと行かなくなりました。まぁ行かなくてもいつでも調整をお願いできる人が複数いる、っていうことを幸せに思うべきなのでしょうけれど。
投稿: つきみそう | 2022年12月11日 (日) 23時23分