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2022年10月 5日 (水)

高級品

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 ねぇ、何かおいしいもの作ってるんでしょ、とお母さんを見上げている「ちち(仮名)」さん。決して広くはない台所で、忙しい夕食の支度をしている最中に足下でウロウロされると本当に邪魔ですし、お互い危ないのですが、彼女にとってはワンチャンス狙い、ひょっとしたら文字通りのおこぼれがいただけるかもしれない、と期待しているわけです。こういうところは、歳をとってきても全く衰えを見せません。

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 これまた生前整理中にひょっこり出てきたもの。このブランド、萬年筆はおろか、本業(?)のボールペンでさえ、1本も持っていないという自信があったので、このケースを見たときにはちょっとびっくりしました。

 おそらくは、かつてWAGNERの集まりで開催されていた迷惑じゃんけん大会で勝ち取ったもの、あるいはどなたかにいただいたものと思われます。ま、今でも萬年筆系の集まりに行くたび、何やかんやといただくことが多くて、恐縮しておりますけれども・・・。

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 蓋を開けてみるとこんな感じ。この時点で、万年筆でもボールペンでもないことが確定です。クロスのボールペン、ちゃんとしたビジネスマンなら1本は持っているべき、なんてビジネスマナーの記事を読んだこともありますが、そんなに良いものなんでしょうか。私はものの善し悪しがからない田舎者ですし、そもそも、良いもの、ってどういうものかすらよくわかりません。

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 メカニカルペンシル本体と、長い方の筒は替え芯、そして驚くべきは、短い方の筒。これ、変え消しゴムが入っています。こういうのを見て、あぁ高級品って凄いなぁ、と思うわけです。私などはきっとどちらも使うことなく、何度か内ポケットに本体を挿して持ち歩いたところで行方がわからなくなっておしまい、になりそうです。

 それにしてもこの色。もともとは金ピカだったと思われるのですが、少し赤みがかるというか、萬年筆のペン先がエボ焼けしたような色です。この色が大好物なので、結局、使わないで眺めているだけ、になりそうです。

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コメント

クロスはボールペンを愛用していますが、この軸の細さは意外と癖になりますよ。良い風合いをしている様に見えますし、更にペンシル!素晴らしいものをお持ちですね。

 すいどう さん

 もともと不器用なところへ不細工なごっついての持ち主なので、細い軸って駄目なんじゃないかな、と初めから思ってしまっているところがあります。萬年筆趣味やっててそれはないだろう、と思われるかもしれませんけれど、私、書くこと自体好きではないので。

 でも、この軸の今の色合い、これは大好物なので、むしろ持ち歩いて磨けてしまったらどうしよう、なんて心配したりもしております。

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