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2022年10月 1日 (土)

オリンピック精神

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 あら、帰ってきたのね、と迎えてくれる「ちち(仮名)」さん。本日は少し気温が高めなので、ハァハァ言ってなかなか寝付けないようです。飼い主はWAGNER中部地区大会に参加して、閉会後は偉い偉い先生とご一緒しておりましたので、帰途は新幹線を奢って何とか帰って参りました。多分「まりりん(実名)」さんの水槽はえらいことになっているんだろうなぁ、と思いつつ、呑んでしまっているので職場までクルマを飛ばすこともできず、本日はおとなしくおうちでネンネです。

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 ア、アレやね、と思う人もいることでしょう。ここでキャップをおもむろにお尻にくっつけてくりくりくりっと回すとペン先が現れるのですがドイツ製の高級なペンではありません。今はロッテリアのマークを誇らしげに掲げた高級車を造っているメーカーも、かつては自動車ショー会場に巻き尺を持ち込んで海外メーカーのクルマの寸法を測っていたといいますが、おそらくこのペンも、ドイツ製のお高いヤツをバラバラに分解して細部まで忠実に再現することでできあがっているのだろうと思われます。

 で、そこは米粒に般若心経を書いてしまうような人がいる国ですから、とにかく器用。下手すると本家よりいいのではないか、と思われる仕上がりに驚愕です。

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 本日のWAGNER名古屋、とりあえず、来年度の開催も決定したようです。次世代を担うべき萬年筆ヘンタイの皆さんは、ぜひこういった会合に参加して知見を広め、人の輪をつないでいって貰いたいと思います。私自身、右も左もわからない人でしたけれど、そういうことを積み重ねてある程度は萬年筆についてわかるようになってきました。

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 色の付いた石をクリップに取り付けるところまで、しっかり再現してあります。本家でこういう、キャップが黒でないもの、或いは全体が黒でないものを買おうとすれば、中古品(今はそれしかないでしょう)でもかなりのお値段がいたします。しかも、実用性に関しては「?」マークが付くような萬年筆です。けれどもこのコピー品は、ここまでできるんだったらもっとクォリティを上げて、もうこいつがオリヂナルなんじゃないかと後世の人に思わせるほどに精進していただきたいものです。

 そうそう、このペンはどうしたのか、といいますと、会場内でいただいたのです。そういうこともありますから、特に若い方は、お近くで開かれるWAGNERの会合には参加する、と決めておいて損はないと思うのです。

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