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2022年9月20日 (火)

古き佳き・・・

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 お布団に突っ込んで熟睡されている「ちち(仮名)」さん・・・でしたが、写真を撮りに行ったところで彼女に見つかり、きゅんきゅんと鳴かれてしまいました。「お父さんはいません!」と宣言して、リヴィングルームから姿を消すと、諦めて鳴き止みました。お腹の調子が悪くてお散歩に連れて行って欲しい、というような鳴き方をするので、ついついケージから出してリードをつけ、深夜の街に出て行くのですけれど、結局何も梨で帰ってくる、ということが続いておりました。甘やかすというのはよくないことです。ワンコを甘やかしているようでいて、実は自分を甘やかしているだけなのです。他人に厳しく自分にはめちゃくちゃ甘い、という、元から腐り切っている自分を呪う毎日です。

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 先日お邪魔した岡崎信用金庫資料館では、とっても「どヘンタイ」なグループに遭遇してしまいました。私より年上のご夫婦と、その弟さん。お仕事をリタイアされてから萬年筆沼にハマり、今では中華萬ばかり何本も持っているのだ、というお話でした。普通ならそこで、あぁそうですか、楽しんでください、で終わってしまうのですけれど、昨今の中華萬の品質の高さに話題が及んでしまい、そこから一緒に館内のパネル展示を見て回りつつ、僭越ながら簡単な解説をさせていただく、という流れになってしまいました。

 萬年筆って、ペン先の柔らかいものが偉い、っていう認識が強いのですけれど、それは必ずしも正しくありませんし、そもそも、物理的な固さと、書き手が感じる固さとは違います、というようなお話、14KのKって、「きん」ではなくて「カラット」ですよ、なんてお話も。ペリカンは有名ですけれど、夏目漱石はそれとは別のペリカン萬年筆に墨汁入れるなんて無茶もしたんですよ、などなど。話が停まりませんでした。

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 あぁ、これなんだな、と。いわゆる「萬談」ですね。詳しい人と詳しくない人との間でも、一方的ではなく話が弾みますし、私のようなド素人でもある程度のお話はできます。で、一緒に来られていた弟さん、どうやら技術畑の方とお見受けしました。烏口使ってましたとか、第二原図のお話とかで盛り上がってしまいました。烏口を使っていた人になら、萬年筆のインクが出てくる仕組みを解説するのも簡単です。ミュージックのペン先には何で切り割りが2本?と聞かれて、それはですねぇ・・・と。切り割りが1本しかないメーカーもあるけれど、そこはペン芯の設計が優秀なんでしょう・・・と、話があっちこっちに発展していきます。

 で、結局どんなペンがいいんだろうね、という話の中で、やっぱりバランスでしょうね、ということに。バランスといったらM800です。中でもビッグトレド系のバランスが個人的に大好きです。

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 手元のトレド系萬年筆には一通りインクを入れていますけれど、こちら、メタルストライプにはまだインクを入れていませんでした。軸の色を考えると、やっぱり黒インクを入れるべきなのかもしれませんが、Bニブですので、濃淡が綺麗に出るようなブルー系統のインクを入れてみたいという気持ちもあります。かつては、大好きなペンに好みのインクを入れたものを何本も持って会合に赴き、これどうよ、ってな感じで無理矢理人に試し書きさせる、っていうのをよくやってましたが、最近はそういうのも少なくなったなぁ、と感じます。

 そんな萬談ができる場所、として始まった神戸ペンショウ。今年もやります。あと2ヶ月です。TwitterやInstagramで告知されていますけれど、もうお爺さんになってしまっている私には、SNSというもの、使えてはいるけれど、今ひとつよくわかりません。とりあえず、今年の出展者が決定しましたので、サッと見られる場所、ということでこちらに置いておきます。

TAG STATIONERY STORE
SHINARI
HASE硝子工房
ショーン・デザイン
万年筆研究会/WAGNER
文具館コバヤシ
N御大
Pen and message.
The nib shaper
dünn(デュン)
Glass Studio Toos
里山の木工房
北晋商事
㈱プロファックスジャパン
590&Co.
ル・ボナー
ペンネジューク
Tono&Lims
ナガサワ文具センター
哲磋工房
ギフショナリーデルタ
綴り屋
笑暮屋
(株)四葉商会
DRILLOG
乙女座会
うさぎや
書斎館/STATIONERY STATION
Laurett's
石丸文行堂
Bundigo
ペレペンナ
NO DETAIL IS SMALL
・・・・・・・・・・・・・・・・
「ワークショップ」
Bechori
Shin calligraphy

 

 

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