大小
飼い主に愛想を振っていたのに、いきなり違う方向を中止し始めた「ちち(仮名)」さん。視線の先は台所、ジャッというお肉を炒める音と匂いに気づいたのです。このまま台所へ行くとお母さんに叱られますが、叱られつつお母さんの足元をうろうろすれば、運次第では何か落ちてくるかもしれないのです。お父さんと遊んでいる場合ではありません。
ワンコはいつも、どう動いたらより大きな利益が得られるか、を考えているはずです。その一方で、そんな小さな事どうでもえぇやないか、というようなことにこだわりを見せたりもします。
セイラーの少し古い萬年筆。2本とも、おしゃれなストライブ柄です。パッと見た印象は同じシリーズ?という感じ。けれども、自動車業界でよく見られるようなバッヂエンジニアリングそのもの、というわけでもないようです。
両方とも廃番品ですが、今も生産が継続されているのはどちら? とシレっと尋ねたらどうでしょう。PILOTのエリート95Sを知っている人なら、小さい方と答えるかもしれませんし、一般的な形だからと大きい方だと答える人もいるでしょう。
お、ペン先も同じか、と一瞬思ってしまいがちですが、落ち着いてよく見ると大きさには差があります。どちらか1本差し上げますよ、などと言われたら、どちらを選ぶのが良いでしょうか。今時珍しいショート軸か、それともペン先が大きい方をとるか。
どちらをとっても、現在でも普通に売られているカートリッヂが挿さるのですから、自分の好みや使う場面などから考えればよいでしょう。ただ、こういった爪ペン先のモデルは、使っている間にポロっとペン先が取れたりすることもあるかもしれません。
ペン先と図体とが大きい方はキャップが小さく、全体的に小さい方はキャップが大きい。当たり前のことなんですけれど、並べてみるのも一興です。こうして自分の持っている萬年筆を人の前に並べて、あぁでもないこぅでもない、と駄弁って時間を過ごすという、おそろしく非生産的な時間を、皆さんも体験してみませんか。各地で開かれている会合に、積極的に参加してみていただければと思います。
コメント