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2022年8月30日 (火)

凸凹

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 鼾が聞こえてきたので、おっとりカメラで1枚。こういうときでないと、彼女を正面から撮ることはできません。本日は夕方のお散歩でしっかりと目的を果たしたようですが、それでも夜になって不安が増してきたようで、ケージに入ってから鳴き叫んでまた外に出してもらいました。あとは気が済むまで、飼い主と一緒におねんね、です。実に気ままなお婆さんで困ったものですが、元気に鳴いてくれるだけ良いのかもしれません。

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 4本の万年筆をまとめて収めたくて、4本差しのペンケースを探していたら、これが出てきました。もちろん、中にはすでに別のペンが収まっているのですが、そちらの皆さんにはお引っ越しをしていただこうというわけです。

 この手のペンケース、手頃なお値段で、収納本数もいろいろで、保護能力もまずまず、ということで重宝しているのですが、そのときそのときでとりあえず手近なペンを放り込んでいるので、整理も何もできていません。ペンケースを見れば何が収まっているかわかる、なんてことがないのは哀しいところです。

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 開けてみると見事にでこぼこ。短いペンが2本、長いペンが2本。いずれも特徴的なペンなので、この状態でもそれが何であるかわかります。一番難しいのは左端でしょうか。こればっかりは、達人というような人でも一発で何であるかを判定するのは難しいでしょう。わかることは、国産のショートタイプだな、ということだけです。それに比べれば、他の3本は楽勝です。

 キャップレスはお約束の一体型クリップに、全日本マット軸協会が推奨するマット軸。ごくごく小さなクリップを持つシェーファーに、今でもファンの多いセイラーの鉄刀木(たがやさん)。万年筆が好きというなら、これだけ持っていれば大丈夫ですよ、というラインナップです。

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 お値段を見て一番左は鉄ペンか、と思いましたがさにあらず、しっかりと金ペンです。さすがは天下のPILOTです。時代を考えると、このお値段でも十分に効果ではあります。私がまだ幼い頃に、出し入れの際に5000円札を落としてしまい、あまりのショックに生涯がま口の財布は使わないと決めた、と亡き母がよく言っておりました。昭和40年代の半ばでも、亡き父の月給は3万円ほどでしたから、それよりずっと前の5000円というものがどれほど大きなものであったか、ということです。このペンはもう少し後の時代のものでしょうけれど、それにしても、今の感覚とはずいぶん開きがあります。

 思っていたよりしっかりしたペンが出てきましたので、引っ越し先についても慎重に検討させていただくとして、ここに収める4本のペンとは一体どのようなものなのか。これについては、むしろどうでもいい感じになってしまいました。

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コメント

内側が勝ち虫のペンケースとは…萬年筆に対する不退転の気持ちの現れでしょうか?

 すいどう さん

 確かに、外は龍で内は蜻蛉って、なかなかですよね。蜻蛉と違って龍は後ろ向きにも飛べるんでしょうか。
 しかし、こういうケースにペンを詰め込んでいる時点で、もう負けてるわけですけれど。

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