ガッチャマン
今宵は少し趣向を変えて、お布団の裏側を枕にして眠っている「ちち(仮名)」さん。新しく買って貰ったお布団がお気に入りであることは変わりませんが、慣れて来ていろんな「味変」を楽しみたい時期に入ったようです。この先、さらにいろいろとやって最後にはお布団を使えなくしてしまうところまで行くのだろうと思われます。
お布団が使えなくなると一番困るのは自分なのですが、飽きっぽいということもあって、なかなか素直にそのままの状態で寝るということはできないようです。犬は飼い主に似るからでしょ、っていうのは勘弁してください。
コンヴァータの部屋、です。いよいよ終活だっ、と家の中を片付けていて、何が困るかというと、細かなものが一杯出てくること。この箱は?と開けてみると中に萬年筆はなく、コンヴァータやカートリッヂだけが残されている、というケースが多いのです。それらをまとめて保管しておくために、とお菓子の空き箱やら大きめの缶などを用意してみたのですが、今度はそれらの容器をどこに置くんだ、ということになってきます。
そこで、某巨大オークションでそれっぽい「小さなタンス」を物色して、安かったという理由で買ったのがこれ。こんな抽斗が三杯あって、上の方からコンヴァータ、インクカートリッヂ、そして箱入りのカートリッヂと大まかに分類して入れてみたのですが、すでに飽和状態です。そうとわかっていたのに、なんでもう少し大きめのチェストを買わなかったのか、とも思いますが、大きめのモノは置き場所にも困りますから、結局箱の程度のモノにしておいて中身を減らす算段をした方が良い、ということなのでしょう。
さてこの3つ、どの会社の萬年筆に合うものでしょうか。一番下のは、みんな探してますよというウォーターマンのCF用コンヴァータ。もう少し詳しく言うとCFあたりまでの萬年筆に合うコンヴァータ、でしょうか。CFの後、現行のモノに切り替えられてしまったので、本体吸入式なんて作らないぞと決めてからしばらくの、中途半端に古いウォーターマンを持っているとけっこう難儀するわけです。
しかもこのコンヴァータ、ゴムをペコペコ押して吸入するタイプであり、なおかつそのゴムがすぐにダメになるという愛情あふれる品物なのでヘンタイさんはますます苦労させられるわけです。上の2つは、我らがセイラー萬年筆のモノですが、ノブが紫色の方は妙な感じです。
一番右の、いわゆるCF用コンヴァータの槍にささる部分を取り出して、セイラーのコンヴァータの先端に押し込むと、CFなどにも使うことができるコンヴァータの完成です。ペコペコ押す部分のゴムは簡単にダメになるくせに、この先端部、槍にささる分はけっこう丈夫にできているので、こういう芸当が可能になります。知っている人は、「コンヴァータはゴムが寿命です」なんて書かれているCFを敢えて買い、セイラーのコンヴァータとニコイチして復活させるわけです。y.y.Pen倶楽部界隈では、このような作業やその成果物を「ガッチャマン」と呼びます。これをニコイチと呼ぶのは全く問題ありませんが、洒落たつもりでハイブリッドなどと呼ぶとシバかれますのでご注意ください。
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