クリアランス

お姉さんのそばへ行ったら、浮いた毛を抜かれ、コロコロでお掃除までされてしまった「ちち(仮名)」さん。爪を切られそうになると激しく抵抗しますが、毛を抜かれたりコロコロされたりするのはむしろ大歓迎という感じです。
フライングゲットできたので、急遽試食することにしました。こういう、体に悪いけどそそられる食べ物を家に置いておくと命に関わりますから、適度な間隔をあけて食べつくしてしまわないといけません。もう十分生かしてもらいましたけれど、汚部屋の掃除が終わるまで、もう少し健康でいる必要があります。
大昔、UFOを使って食するには、儀式に近い所作を確実にこなす必要がありました。蓋を開けて麺を取り出し、当時は別の袋に入っていたキャベツを中心とする具材をカップの底に入れてから麺を戻す、ここが非常に大切なところでした。
当時は湯切り口なんていう軟弱者のためのギミックは概念すらなかったので、麺と具材を流し台の藻屑としないために、皆、それぞれに思考を巡らし、工夫を凝らしたのです。あまりに考えすぎて変なことになる、思考錯誤なんてことも実際ありました。
濃いです。このくらいであれば、追いソースは不要でしょう。しかし、ふりかけがないことに寂しさを感じずにはいられません。
いずれにしても、私のような歳の、それも糖尿持ちが手を出してはいけない食べ物です。体に悪いもんほど旨い、を地で行く即席麺でした。
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