鯱
今にも寝落ちしてしまいそうな「ちち(仮名)」さん。いいご身分です。
飼い主はいつものように定時退勤して、黄砂でドロドロになったクルマをゴシゴシ洗い、まだまだ続くお片付けがやりやすいように廊下の照明器具をLED電球に替えて、と自分のため、家のために時間を使っておりました。教員という仕事、その生活ぶりがいかに異常なものだったのか、改めて思い知らされています。
先日のy.y.Dayで手に入れたセンチュリーマイカルタ。会も終盤、あと少し遅ければ、出展者は店じまいして帰ってしまわれるところでした。何となくお店を覗いて、え?なんでこんなんが残ってるの?と思いつつ、まずはキャップリングの刻印を確認すると、シャチホコでした。
名古屋丸善。東京以外では、丸善のありようが大きく変わってしまいました。丸善に行けば、何か面白いものがあるんじゃないだろうか。そう思わせてくれた時代の一本です。
ぜ〜んぶマイカルタ、っていうのが見つかれば手元に置きたいなぁ、と思っていましたが、既に忘れかけておりました。そんなときに、思いがけず遭遇するなんて。最近の萬年筆系の会合で一番欠けているのが、こういう出会いなのではないかと思います。萬年筆しましょう、って言いながら集まることのできる場を、これからも持ち続けたいものです。
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コメント
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マイカルタやマーブルエホナイトやブライヤー、その昔のS社さんは勢いがあったなーなどと思ってしまうこと自体、私も懐古主義に陥ってしまっているのかもしれません。
投稿: すいどう | 2022年5月 7日 (土) 00時52分
すいどう さん
勢い、と言うなら、現在のセイラーもかなりのものですね。次から次へと新製品を発表しておりますが、手が出るような萬万年筆が出てこない(笑)。
セイラーって、え、これがこの値段で買えるの? ってところも魅力でしたし、何より私のような者にとっては、ヘンタイなところが魅力でしたが・・・。
投稿: つきみそう | 2022年5月 7日 (土) 10時01分