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2022年2月15日 (火)

わざと?

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 ケージに入って熟睡している「ちち(仮名)」さんに近づいて、そお〜っと扉を開けて撮影。全く気づきません。ワンコとして、番犬として、これではどうしようもありませんが、それだけ安心しきっている、ということでもあるので、飼い主としては喜ぶべきところでしょう。

 本日は創立記念日で子どもたちはお休み。先生たちは勤務すべき日なのですが、有給休暇を取得して休んでいる人が大部分です。こういう時、学校丸ごとお休みになっても構わないのですが、私は昨日まで自宅待機でしたので、出勤して溜まった仕事を片付けました。一気に進むか、と思ったのですがそうでもなく、入れ替わり立ち替わり来客があって、ほとんど仕事が進みませんでした。

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 セイラーの古い萬年筆。職場にも何本か万年筆を置いてあるのですが、これなどは惜しげなく使えるかと持ち込んであったものの、結局、その後老体に鞭打つことをせず、そのままになっていたものです。少しずつ、職場からも私物を持ち帰り始めています。退職まで、もう一月半です。

 問題はこのペンの外装。これは模様なのか、剥げてしまったものなのか、ということなんですが、おそらくは経年劣化で剥げたものなのでしょう。綺麗だった時には、黒い杉綾風の美しい軸だったものと思われます。

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 キャップは比較的剥げずに保たれているように見えます。握られる胴軸は、それこそわざとそういう模様にしたんです、というように剥げ散らかしています。チェイス柄風のボディーに塗装を施してあったものが、使用に伴いどんどん剥げていったのでしょう。

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 一時期のセイラー製萬年筆でよく採用されていた、ベアリングのような「玉」を使った、落とし込み嵌合のキャップ。今でもこの部分はヘタることなく、カチッ、カチッと気持ちの良い音を聞かせてくれますし、確実にキャップが閉じられます。これにインクを入れて使っている爺さんというのも悪くなさそうです。

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 ペン先はちゃんと18金。ガチニブというわけではなく、そこそこしなる、書きやすそうなニブです。私のように字が不自由な者は、あまりにしなやかなペン先では余計に字の形が保てず、さらにひどい筆跡になりますから、むしろ硬めの方が良いのですが、そればっかりだと萬年筆を使う楽しみがありません。そこそこ、っていうのがよいのです。

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