商売道具
飼い主の枕元?で眠る「ちち(仮名)」さん。休日とはいえ自宅待機中なので、こたつに潜り込んでひたすらごろごろ。そういう飼い主の枕元で気持ちよさそうな寝息を立てているので、パシャッと撮ったら目を開けたのです。家族はみんな家にいるのに、なんでお姉ちゃんだけ顔を見せないのかな、というのを不思議に思っていたりするのでしょうか。
あちこち片付けていると、記憶の中から消し去られたものがいろいろ出てきます。ペリカンのチョーク、これは頂き物かと思います。まずこれ日本国内で売る気は全くなさそうなパッケージです。今ではおなじみの中国語やハングルの表記もありません。
これだけの色のチョーク、それもパステルカラーというか、微妙な色合いのものがパッケージされていて、白いのは入っていません。チョークを匠に使って黒板にアートする、そういう人が使うものなのでしょう。
どれがどこの国の言語なのでしょう。上の黄色いのはドイツ語と英語かな、とわかりますが、あとはさっぱりです。これはなんとなくフランス語っぽい、とか、ラテン系だろうな、なんていうのを想像してみるのも時間つぶしには良いですね。今はインターネットで翻訳、という便利な時代ですから、すぐに答は出てくるはずですけれど、あぁでもない、こぅでもないと言い合うのも楽しいかもしれません。
角丸の四角い断面。比較対象に引っ張り出されているのはペリカンのM600です。私どもの商売道具は殆どの場合円形断面で、色のバリエーションも限られます。それと、最近は蛍光色なんてものも良く使われるようになってきました。
教員が黒板に書くとき、大事なところ、っていうのを黄色や赤のチョークで書いたりしますが、それもよくよく考える必要があります。子どもの特性によっては、大多数の人にとって目立つであろうと思われている色が全く見えないとか、見づらいなんてことがあるからです。そして何より、チョーク一本あれば授業ができる、なんてことも、これからの学校では通用しなくなっていくはずです。いろいろな道具を使ってわかりやすい授業を目指す、ということに反対はしないのですが、いわゆる名人芸がこの世からなくなっていきそうなのは寂しい限りです。
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