投入
おやすみ、をしたはずなのに、なぜかこちらをじっと見ている「ちち(仮名)」さん。飼い主が寝転ばずに起きているので、何か食べるんじゃないか、と見張っているのです。私抜きで美味しいもの食べるなんて許せない、という強い気持ちの表れです。
何とか瓦礫の山の中からゴム板を発掘することに成功したので、洗浄液を呑ませて様子を見ていた萬年筆のペン先、ペン芯を引っこ抜いてみました。なんて書くとメンテナンスはおてのもの、っていう感じですが、ど素人ですから挿す時のために、ペン先の表はこっちにあった、とわかるよう、首軸にマスキングテープを貼っています。赤い模様と、ちぎった時にできた小さな突起、それが目印です。途中まで引き抜いたところで、すでにドロドロなのがわかります。
大体、挿しこんであったコンヴァータにも、しっかりインクがついています。ペン先、ペン芯に結構な量のインク汚れがあって、それが洗浄液で薄められて流れ込んできたのでしょう。ペン芯の裏側も光にかざすと虹色です。無茶苦茶汚れてます。
ここまでさかんに洗浄を繰り返し、インクの代わりに洗浄液が通り抜けるように筆記するような動作を続けてきた甲斐はあったと言うべきです。インクや茎の通り道は詰まってません。隙間ゲージでキコキコ、とやらずにすみそうです。
さて、ここに洗浄液と水を入れて超音波洗浄、というところで大きなミスをやりかけていることに気づきました。首軸を放り込んではいけません。組み立てる際の目印にと貼ったマスキングテープがとれてしまう可能性があります。この写真を撮って気がつきました。何度か洗浄して、つけ置いてから水洗い、そして組み立て。やはり、萬年筆はこまめにお手入れしないといけませんね。自戒です。
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