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2022年1月26日 (水)

溶ける

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 流動体になる前段階にある「ちち(仮名)」さん。おそらく彼女は、可変種ではないかと思います。一定時間ごとに流動体に戻らないといけないのだと考えるほかありません。後ろ脚は相当弱ってきていますが、食欲は旺盛で、朝夕の散歩も嫌がることなく出て行きます。まだ当分の間元気に過ごしてくれるのではないかと思います。寝る子は育つ、と言いますけれど、彼女は日中のほとんどの時間を寝て過ごしていて、まだまだ育つのかもしれません。

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 セイラーの萬年筆サポートキットを装着してみたところ。この状態で何度も吸入排出を繰り返せば、ペン先とペン芯の間にたまった汚れもある程度は綺麗にすることができるでしょう。で、その前段階として、しばらく漬け込んでみよう、と思い立ちました。昨日ご紹介した青く染まったコンヴァータをつけた状態で何度か水の出し入れをして、コンヴァータが透明に戻ったところでローラー&クライナーの洗浄液を呑ませます。その状態でしばらく置き、文字を書くような動作をすることで、ペン先にも洗浄液が供給されていきます。

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 腐ることで知られる首軸先端の金属部分も、インクでうっすらと青く染まっています。非常に危険な状態ですね。これに入れられていたインクは何だったのでしょう。まさかとは思いますけれど、色合いを見ると青墨っぽい。これは怖いですね。筆記線は、洗浄液に溶け出してきた、乾燥していたインクによるものです。極黒にはじまるセイラーの顔料インクシリーズ、水に流れないのは良いとして、私のように横着で移り気な人間が使うと悲惨な結果を招きます。顔料系のインクや古典インクを使うなら、毎日辺の状態を確認する強い意志と健全な生活習慣が必要です。

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 こちらは空のカートリッヂにシリンジで洗浄液を詰めているところ。以外にも、横倒しになったカートリッヂから洗浄液が流れ出てくることはありませんでした。ですので、そのままそぉっとボエムにセットして、これまたしばらく漬け置きます。どうやらこれも、元のインクはミッドナイトブルーなのではないかと思います。そうであるなら、それほど怖がる必要もないかと思います。

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 ひたすら書くことに疲れてきたら、ティッシュを丸めたものに押しつけてインクを吸い出させる作戦。いずれにしても、この2本、いつまでも青いインク(だったもの)が出てきます。ボエムの方は、いずれ、強制的に水を通過させるような器具を拵えて洗浄してやる必要がありそうですが、その前に、ごく普通の人がやるような、軽い洗浄をして、ようすを見てみようと思います。

 世間はコロナ禍で大変なことになりつつありますが、今のところ、呑気に萬年筆のお手入れに時間を割くことができている幸せに感謝、です。

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コメント

プラチナの洗浄液が青墨などにもかなり有効です。説明書のように1度に使わないで、インクマイザー分だけ使って、残りはとっておけば経済的でおすすめです。ご参考まで。趣味文2021.4.p47

rokurinpapa さん

 情報をありがとうございます。プラチナの洗浄液、あちこちで使われていい成果を残しているという報告が上がっているようですね。

 プラチナの洗浄液を求めて・・・なんて言うのを口実にふらふらと外出してしまいそうな自分の方が恐ろしいです(笑)。

 私、洗剤でも何でも、規定量で、っていうのが苦手というか、無視してしまう体質なので、プラチナの洗浄液が手に入ったらきちんと必要量だけ試してみたいと思います。

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