「遺」品整理・1
休日の朝。ゴロゴロしている飼い主の傍らにやってきて寝そべる「ちち(仮名)」さん、何を思ったのか、飼い主の脚の上に顎を乗せました。ただ、さすがにその姿勢は無理があったのか、短時間で顎を落とし、再びぐぅぐぅと寝息を立てて寝始めました。
そうなると、動かずじっとしていてやりたい、そんな気持ちになるのですが、本日の私はけっこうあれこれやらなければならないことがありますので、心を鬼にして立ち上がったのですが、彼女は知らん顔で眠り続けておりました。気にしただけ損した気分です。
一昨年まで7年間勤めていた職場へ行って、書類作成のお手伝いです。私が在籍していた当時に作成完了しているべき書類が一部未了だったということで、お手伝いに召喚されたのですが、現在の管理職は大変にきめ細やかな方ゆえ、いろいろと気遣ってくださり、それがかえって作業の進行を妨げますので、休日にやろうか、となりました。
当時のデータが保存されているHDDから必要なデータを検索し、サルヴェージするのと並行して、書類の印字に必要な大判のインクジェットプリンタ(私物)を起動して、ノズルのクリーニング。私が異動するとき、使いたいのでしばらくの間このまま置いていって欲しい、と言われたものですが、結局はあまり使われていないようで、顔料タイプのインクを使う機種ということもあって、しつこくノズルクリーニングをしないと使い物にならないのです。それらの作業が完了するのを待つ間、異動時に持ち出さなかったものを整理しておりました。この「色彩雫」インク、色からして、採点用に使っていたものかと思います。箱を開けてみると、ほとんど使われないまま残っておりました。
棚の奥の方でホコリまみれになっていたペンスタンド。どのように使うつもりでこんなものを手に入れたのか、自分でもわかりません。机上の整理が苦手な私のデスクには、こういうものを置く隙間もありません。ましてや隣にインク瓶、インク壺なんかを置いたら、毎日のように大惨事が起こること必定です。それとも、ここには黒と赤のボールペンでも立てておくつもりだったのでしょうか。
ホコリの中に、PILOTの文字が見えます。実はこれ、写真を撮る前に掃除をしようかと思ったのですが、下手に拭き拭きすると、あちこち剥がれおちてしまいそうな状態でしたので、あえてそのまま。まずはそぉ~っと優しく水洗いするなどして、トントンとおさえるように拭き鳥をしてようすを見ようかと思っています。で、ようすを見て、そのあとどうするのか。自分にもまったくわかりません。
惜しかったのがこれ。この夏、容量1.3GBの光磁気ディスク(MO)を粉砕処分したのですが、そのときにこれがあれば、中身を確かめることができたはずです。GIGAMOも最初はSCSI接続で、その後ATAPI接続、そしてこれなどはUSBバスパワーです。順調に進化していったのに、メディアとしては終わってしまいました。私は最盛期には容量2.3GBのディスクなんかも使っていましたが、バックアップ用としてはあまりにも書き換え速度が遅いので、だんだんと使わなくなり・・・・・ということになりました。
残念ながら萬年筆は出てきませんでしたが、それ以上にけったいなものがいろいろと出てきましたので、順次ご紹介していこうと思います。
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