文具店
また撮ってるわぁ。嫌やって言うてるのに・・・という「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰宅したので喜んで寄って来たところにカメラを向けられたので、やや憮然としつつ顔を背けております。よっぽど撮られるのが嫌なのでしょう。
偶数月の1日には、Bun2というフリーペーパーが発刊されます。全国各地の文房具店で「ご自由にお持ち帰りください」と配布されるのですが、奈良県には配布店舗がひとつだけしかありません。かつては奈良市内にも「中條アートル」っていう、ここに勝てるような街の文具店はそうそうないだろう、っていう立派なお店がありました。セイラーの川口師によるペンクリニックも開かれるようなお店だったのですが、次第に床面積を縮小していき、ついには閉店となってしまいました。非常に残念というほかありません。
年に6回発行されるBun2。1500円払えば1年間、自宅に送ってもらえます。1冊当たり250円ですから、大阪や京都まで電車賃を使って出かけるよりよっぽど楽だし経済的なのですが、偶数月の1日が近づくと、「大きな文房具屋さんに行かなくちゃ」と松尾芭蕉さながらに、そぞろ神のものにつきてこころを狂はせ・・・となってしまうのです。
この10月はとにかく忙しい日が続いていたのですが、本日ようやく「Bun2を貰いに」出かけることができました。この夏あたりまで、同誌を配布していたお店のいくつかが抜けてしまったので、今回は新しいところを開拓しました。コロナ禍にあっても夜9時まで開けてくれているので頼もしい限りです。萬年筆やインク沼関連の記事もチョコチョコ載っております。
そういうお店に少しでも貢献できれば、という思いがあります。ラッキー、Bun2置いてくれてる、と貰うのは良いのですけれど、そのお店がやっていけなくなると困ります。そもそも文房具屋さんというのは100円200円のお商売。数万円の筆記具がポンポン売れるなんてことはあまりないわけです。よし、お店に貢献するぞ、なんて言っても、買ったものはこの程度。例によってジョークグッズです。たくさん売れることが見込めない商品だからでしょうか、レジでお値段聞いて一瞬ひるみましたが、まぁそんなところでしょう。
もう2日辛抱すれば土曜日なのに、なんで閉店間際のお店に駆け込むのか、ってことなんですが、まぁ、今回は別のものをピックアップ氏に行ったついでに、文房具屋さんに寄った、というのが正確なところです。品薄で1ヶ月以上先にならないと手に入らないのが普通なのに、何故か在庫があった、というのは、幸せなのか不幸なのか。まぁ、そうやって意識を失うことは萬年筆を前にしてもよくあることですね。
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