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2021年10月21日 (木)

あと1月

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 思いっきりあくびをする「ちち(仮名)」さん。写真の隅に人の脚が写っていることからもわかるように、人のそばまで布団を引っ張ってきてきゅんきゅんいいながらベッドメイキングをした後、しっかりとお休みになるのです。で、時折目覚めてはこうやって大きなあくびをして、気が向いたら起き上がってお水を召し上がります。実に優雅な毎日ですが、このところの急な冷え込みでファンヒーターが出てきたので、さらに優雅で暖かな毎日をお過ごしになっているのです。

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 懐かしの「うを佐」の手提げに詰められて出番を待つエプロン。コインランドリーで洗濯して、長女にアイロンがけをしてもらったものです。どういうエプロンか、言うまでも無く、神戸ペンショウのスタッフエプロンです。

 この「うを佐」っていうのは、JR難波駅から近鉄日本橋駅まで続く地下街にあったお寿司屋さんで、大阪へ出かけて帰るとき、もう遅いから晩ご飯買って帰ろうか、なんて時によく利用したお店なのですが、いつの間にか消えてしまいました。同名のお店が大阪市内の別の場所にありますが、業態を変えたのか、そもそも全く別のお店なのかは不明ですが、お寿司を買って持ち帰ったこの袋、15年ほど前のものかと思いますが、よくぞ今まで残っていたものだと感心します。

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 あと1ヶ月です。11月20日(土)、21日(日)は神戸、北野工房のまちで、神戸ペンショウ2021開催です。前の週には浜松町で東京インターナショナルペンショウというイヴェントが開かれるようですが、同じペンショウと名乗っていても、両者の性格は全く違います。その違いを実際に神戸に来て確かめてください。きっとハマってしまって、毎年長袖を出して着るようになると神戸に行きたいと思うようになります。

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 では賑やかしに、緑色軸のセイラー萬年筆。手近に転がっていたので写真を撮って載せました。インクも入っていないし、ふだん使っていないペンですので、きっと書き味はたいしたことないのだろうと思います。でもその昔、こういう、ごく普通のセイラーの萬年筆にいろいろと仕掛けを施して、ぐぐぐっと書き味の良い萬年筆にすることを教えてもらいました。それまで、正直なところセイラーの萬年筆にはあまり食指が動かなかったのですけれど、それ以降はセイラーの萬年筆がどんどん増えることになったのでした。

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 いつもならこうやって撮った写真、少し修正して、ペンが水平になるようにしてから載せるのですけれど、今日はあえてそのまま。つまりこれは、このペンは平らなところに置いたとき、お尻の方が浮きますよ、ということを言いたいわけです。皆さんもこういった紡錘形の萬年筆をおもちでしたら、机の上に置いて観察してみてください。

 ペンの長さや形状にもよるのですが、個人的には、お尻の浮き方が少ない方がバランスが良いように思います。そのために、お尻の方を重たくするためにいろいろといじくり回したりしたのも良い思い出です。そして恐ろしいことに、今ではそういう工夫を施したペンが標準品として売り出されております。私なんぞは教えて貰ってやったクチですが、最初にやり始めた人にとっては、何してるねん、って気持ちでしょうね。

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コメント

首軸を金属にして、低重心にしたモデルは知っていましたが、尻軸側に重心を持っていったモデルは知りませんでした。私もセーラー万年筆が増え続けていますが、満足には程遠いです。まだまだレア物を探し続けて行こうと思っています!

 すいどう さん

 このバランスってものは人によって好みが違いますし、難しいところですね。後ろ重心というか、まぁ真ん中あたり。そこら辺を少し重たくすると、机に置いたとき、お尻の方が下がってきます。あまりにお尻の方が重たいと振り回される感じで書きにくいという人もいますし、そういうこともあってキャップをお尻に挿さない人も少なからずいますよね。
 で、写真のモデルはとにかく軽いので、あれこれやってるといい感じです。軽いペンが苦手なものですから。

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