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2021年9月 9日 (木)

きつね色・本編

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 これもまた、匂いのするものシリーズ。夏の間、エアコンをつけて寝ることをよしとしない長男は1階の和室が涼しいからといって畳の上で毛布をかぶって寝ていたのですが、ある夜のこと、ワンコが寂しそうだからとケージの前で毛布をかぶって寝ていたのです。その後、長男が起き出したところで、こりゃいいものがある、と毛布の上でお休みになる「ちち(仮名)」さんです。

 昼の間はほとんど一緒にいてくれたお母さんがいないので、寂しくてたまらなかったようで、家族の誰かが家にいるときはひたすらくっつきに来ておりました。妻が退院してきてからは、嘘のように素っ気なくなった彼女。その豹変ぶりには笑うしかありません。

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 「ちち(仮名)」さんの背中よりもっときつね色なボールペン。ある時期、ぺんてるはそれこそ狐に憑かれたかのように変テコな筆記具を出していたのですが、これはその一つ。これでも、比較的ヘンタイっぷりがマシな方なのです。こうして見るだけではそのヘンタイっぷりは良くわかりません。某社のドクターグリップみたいに握りやすさを狙って膨らませたのね、で終わってしまいそうです。

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 たしかに、コルクみたいな素材(コルクそのもの?)で握りやすそうですが、ポイントはそこではありません。よく見るとそのコルクっぽい膨らみが茶色い線で分割されているのがわかります。見た目だけではなくて、ここで物理的に分かれるようになっているのです。

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 目一杯広げてみたところです。奥に見える軸にジグザグの線が彫られていますが、これは飾りではなくて、握りの部分が動くためのガイドとなるラインなのです。右側の部分を指でつまんで、右、左、右、左と交互にひねることで握りの部分が動いていくのです。鉄っちゃんなら泣いて喜ぶスイッチバックなのです。

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 こんな風に、控えめに移動させて使うこともできます。この、握りの部分を移動させてできたくぼみに指をかけてがっちりとグリップして書いてちょうだい、ということなのです。ヘンタイですねぇ。このあたりに展開する「腕」をつけて、そいつに指をかけて書いてくださいというのもシリーズの中にはありました。とにかくヘンタイ心をくすぐる筆記具なのです。

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 で、きつね色のボールペンにすっかりハマってしまいましたが、豊川稲荷のお土産はどうなったんだ、というお話。いなり寿司が普通ですがわさび稲荷とかいろんな具の入った稲荷とか、今ひとつピンとこないので、お土産もヘンタイチックにしてみるのは当然の成り行きです。

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 おきつね本舗が心血を注いで完成させたという、その名もおきつねバーガー。実際、豊川の駅から豊川稲荷さんまでの道を歩くと、うんざりするほどいなり寿司の看板を見ますけれど、これはおきつね本舗だけ。いなり寿司専門店、と言いながらのこの商品。そういう変なところ、大好きです。

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 かりにもバーガーですから、買ったその場でサクッといただくのが吉。厚揚げを焼いたものに鶏肉を挟んであるというもので、バーガーとはいえパンではありません。とにかく厚揚げがサクッとしていて、その食感を楽しむものでしょう。バンズが厚揚げに変わっていることを除けばバーガーそのものです。持ち帰る場合は、家に帰ったらオーブントースターで焼きなさい、とはおきつね本舗のオバちゃんの弁。じゅうぶんおいしくいただきました。

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