はじめから?
寝ているところを撮られて「何やの?」という感じの「ちち(仮名)」さん。不思議に思うのは、同じように鼾をかいて寝ていても、ケージの中は「しっかりぐっすり眠る場所」であり、中に入ると家族と遊んだりはしないもの。朝、ケージから出してもらったら、夜遅くにおやつをもらってケージに入るまで、ケージの外で,やっぱり鼾をかいて寝て過ごす、というところ。同じように寝るなら、より安心なケージの中で寝ればよいのにと思ってしまいます。実際、今は亡き「くま(仮名)」さんは、しっかり寝たいときは昼の日中でもケージに入っておりました。
茶色く変色、変質したインクを試すために引っ張り出されてきたのがこちらの萬年筆。萬年筆、特に古いものに関してはほとんど知識がないので、これもただ古い萬年筆で、もう捨ててしまおうかとも思っていたものです。
クルマ趣味の世界でも、旧車が大好きという人がいますが、私は旧車にはあまり興味はありません。私のように運転がへったくそな人間は、パワステなし、踏んでもきかないブレーキ、夏は暑く冬は寒い、というような旧車、はじめから近づかないようにしています。古い萬年筆についても同様で、だいたい、自分が生まれた頃からあとのものしか集めていないのですが,なぜかこれが手元にありました。
うまい具合に板バネ式のコンヴァータもついていたので、さっそくインクを吸わせようとピコピコやってみたのですが、外観は大丈夫そうでも内部でどこかがダメになっているようで、全くインクを吸い込んではくれませんでした。ちゃあんと、ゆっくり、4、5回、やったのですが。
裏から見たときに、こりゃダメだ、と古い萬年筆を知らない私なんかは思ってしまうわけです。球がないやんか、と。でも,落ち着いてよく見ると、もともとあったペンポイントが飛んでしまったようには見えません。最初からなかった、というように見えます。このあたりは、このペンを取り上げている山田さんのBlogでも触れられています。
一応、つけペンで書いてみました、という証拠。例の変色したお醤油みたいなインクがペン先についていますね。ペン先そのものは途中で分割されたみたいになっていて、エンペラーのようなかぶせ物がついています。ペン芯の方はあまり頼りがいがあるようには見えないので、これくらいのことをしないとインクが続かないのかも知れません。せっかくなので、修理を試みて(もちろん人に頼んで)みようかと思います。
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