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2021年9月10日 (金)

ん? 茶色

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 誰もが白柴だと思っている「ちち(仮名)」さん。白い→ミルク→ちち だと思っている人もいるようですが、それもハズレではありません。彼女は白いけれど、背中はけっこう茶色いのです。うちに来たとき、「もも」という名前を付けられそうになっていた彼女。飼い主が猛反対して現在の名前になったのですけれど、それとて、背中の白をベースに茶色という色にインスパイアされたものでした。家族には内緒です。

 今年はWAGNERの会合も次々と中止になっております。かつては、そういう機会に本名聞いてくれたら答えますよ、って言っておったのですが、今年はそういう機会、あまりなさそうですね。近いところでは10月24日の萬年筆交流会(浜松町)か、11月20日、21日の神戸ペンショウあたりでしょうか。皆様にお会いできるのを楽しみにしておりますので、秋は神戸で萬年筆、が合い言葉の神戸ペンショウにお運びください。

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 プラチナの限定品に附属していた、ひょっこりひょうたん島の形をしたインクボトル。インクの色は黒ということになっていますが、そうは見えませんね。どう見ても茶色です。インクがたまっているところは黒く見えて、液面の端のあたり、それからボトルの口の周辺、そういったところは茶色にしか見えません。

 このインク、使ってはいけないやつですね。腐ってるとか、変質してるとか、そういうやつです。今のところ、匂いは何ともありませんが、実際に書いてみるとどんな色になるのだろう、と興味が湧いたので試してみました。

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 まぁ、これだけ見ると悪い色ではないですね。しかし、ボトルの口やペンを拭き取ったティッシュに残る色を見ると、あまりいい感じではないのです。一口に黒インクと言っても、いろんな色を混ぜて作られているはずです。その、混ぜられた色の成分のうち、元気なものが残っているのでしょうか。それとも、みなもろともに変質してヘンテコな色になってしまったということなのでしょうか。

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 こうしてみると、まるでお醤油です。このインクは捨ててしまって、ボトルは何かに使おうか、とも思ったのですが、並の力では開かないほどキチキチに閉まっていたにもかかわらずこれですから、他のインクを入れるのもはばかられます。

 このボトルの蓋は、内側に立派な、それ単体で内蓋として成立しそうな部品がついています。そんなものがあってなお、これですから、いつかどこかでインク吸入の際に変なモノがインクに混入したのかも知れません。いずれにせよ,ボトルは観賞用として余生を送ることになりそうです。

 こんな危なそうなインクなので、捨ててしまうつもりのペンを使って書いてみたのですが、そちらはそれで、面白い発見がありました。そのお話はまた明日。

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