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2021年9月15日 (水)

しば

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 眠たそうな「ちち(仮名)」さん。彼女が家に来たのは、長女が高校へ入学した頃、今から14年ほど前のことです。柴犬の中でも白い個体は品評会に出る機会もほとんどないそうで、彼女の入っているペットショップのケージには「ご奉仕」という赤い札が貼られておりました。

 柴犬の「柴」っていうのは、火を焚くときに薪より先にくべる小枝のようなもの、そこから転じてそういう背の低い木々の間をくぐり抜けて仕留めた獲物を捕ってくる、あるいは獲物となるはずの生き物を追い詰めていくから「柴犬」であるとか、毛の色が柴みたいだとか。そもそも「柴」には小さいという意味があるから、という説もあります。日本犬の中では小さめの体とされていますけれど、我が家にいるのは巨柴。実に堂々たる体躯の持ち主です。

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 飼い主の好物、ばら寿司です。京都府の北の方、丹後地方のもので、甘辛く炊いた鯖のそぼろが中に隠されています。ばら寿司に使われている食品を見ると、野菜嫌い、水産物嫌いな私には食べられない、あるいは進んでは食べないというものばかりですが、京都へ行くとできるだけ買って帰るようにしております。本日も閉店間近のお店で求めようとしたところ、写真のもの一つだけしか残っておりませんでした。

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 普通のばら寿司に、京都、大原の名物である柴漬けが載っているものです。この「柴」は、「紫葉」であるとも言われます。すなわち、紫蘇の葉とともに漬けた結果、あの鮮やかな赤紫の色が出ているわけです。

 写真のトートバッグは、一昨年、あるいはその前の年か、とにかく以前に神戸ペンショウの来場者に記念品としてお渡ししたものの残り。今年もまた、来場記念品を作ります。秋は神戸で萬年筆、11月20日(土)、21日(日)は、神戸の「北野工房のまち」で遊びましょう。

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 これこれ。ご飯の上の方を持ち上げると、甘辛く炊かれた鯖のそぼろが敷き詰められているのが見えます。もし時間が許すなら、金曜日には京都でぶらぶらして前泊し、土曜日は神戸ペンショウで遊んだり、会場から目と鼻の先の異人館界隈を散策したりしつつ、日が暮れると市章山などきらめく神戸の夜景を楽しんで,日曜日は大抽選会(通称、じゃんけん大会)で豪華景品をゲットして意気揚々と帰宅、という流れで神戸の秋を楽しんでいただくのも良いのではないかと思います。

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 柴漬け。豪華景品がゲットできるかも、という大抽選会(通称、じゃんけん大会)の景品は、我らが主催者が出展者をシバき上げて集めたものです。強奪なんかではありません。2日間、みんなで楽しんだので、これ、提供します、って感じで、皆さん実に気持ちよく提供してくださるのです。かつては会場にいる全員で勝ち抜きじゃんけんをしていたのですけれど、コロナ禍のもとでの開催であることを踏まえ、昨年度から入場券に記載された通し番号を使った抽選という方式になっております。

 秋は神戸で萬年筆。11月20日(土)、21日(日)は、神戸で楽しく萬年筆しましょう。もちろん、インク沼に首まで浸かっている人や、ガラスペンの迷宮に閉じ込められそうになっている人たちにも存分に楽しんでいただけるものと思います。

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