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2021年9月12日 (日)

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 長男がPCに向かっているそばで寝ていたら、毛布を着せられてしまった「ちち(仮名)」さん。それでも振り払うこともなくそのまま寝ております。この状態で、そのとき家にいた全員が食事のために外出しましたが、彼女はそのまま寝ておりました。家族にかまってもらう総量が一定のレヴェルに達していれば、寂しいとは感じない、あるいは寂しいのを我慢できるのでしょう。妻が家にいるというのは、彼女にとって実に大きなことであるようです。

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 だらだら、ぼちぼちと部屋の片付けをしていると、そこら中に散らばっている萬年筆やら何やらを見つけてしまいます。これもそうした1本。PLLOTの萬年筆で、特にどうということもないものなのに何故うちにあるのか、とキャップをとってみて、その訳がわかりました。

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 ごく普通の萬年筆ではありますが、ペン先が普通のものではないのです。MS、楽譜用、いわゆるオタマジャクシを書くためのペン先です。オタマジャクシの腹を塗りつぶすのには潤沢にインクが出てくれないと困りますから、ペン先の切り割りが2本あります。けれど、現状ではこのペンで美しいオタマジャクシを描くことは難しいでしょう。

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 2本の切り割りがあって、十分にインクが供給されて、美しいオタマジャクシの腹が描ける、のではなく、その肝心なところが抜け落ちて穴が開いています。ペンポイントは色が違っているからなぁ、と気楽に構えていましたけれど、老眼にむち打ってよく見ると、やっぱりあるべきところにあるべきのものがありません。

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 裏返してみても、やっぱり穴が開いているように見えます。で、写真を撮っているときに背景となる机の色もあるのかなぁ、と思って、赤いものを手に持ってペンの向こう側に置いてみると、やはりペン先(の穴)越しに赤いものが見えます。やっぱり穴が開いているのですね。残念ながらこれもまた、少なからず我が家にある「ネタ」のペンの1本となることが決定しました。

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