デカくはない・1
ひっくり返されたのに怒るわけでもなく、撫でられてうっとりしている「ちち(仮名)」さん。長男や長女は頻繁にこんなことをやっているようで、本人(犬)にとっては「またかぁ・・・」ぐらいの感じなのでしょう。とにかく撫でてもらえたりおやつをもらえたりすると満足なので、時にはそのままへそ天で眠ってしまうこともあるようです。
本日、妻が脳腫瘍の種実をしてもらった病院からリハビリ専門の病院へと転院をしまして、その移動の途中、自宅によってひとしきりワンコを撫でておりました。実は入院して以来、毎朝長女が「ちち(仮名)」さんの写真を撮っては妻に送るということを続けております。
汚部屋の片付けをしていて出てきたものシリーズ。BICの筆記具セットですが、かの有名なオレンジのボールペンは含まれていません。同社を代表する製品ではないかと思うのですが、今般廃盤になったことからも、あれはあくまで実用品、普及品であって、我々が思っているほどには(少なくとも現在の)同社にとって大事なものではなかったのかもしれません。そういえば、同社の使い切りのライターも、国産品の台頭と、喫煙人口の減少に従って影が薄くなりましたね。
同じ名前の家電量販店がありますが、そちらの社名はBIG由来なのだそうです。対してこの会社は創業者Marcel Bichの名前に由来するものであろうと想像されます。
拙Blogを萬年筆のBlogだと思ってくださっている方もありますが、正しくは「萬年筆など変なモンが出てくる柴犬のBlog」なのであります。いずれにしても、ヘンタイのBlogであることに変わりはありませんね。けれど、なぜか萬年筆が出てくる頻度が高いのです。本日はBicの文具セットの話題ですので、同社の萬年筆に登場してもらいました。
Easy Clicという名の萬年筆です。写真のような色のほかに、赤や緑もあったようですが、私が手に入れることができたのはこの2色だけでした。もう少し早く存在と販売されていることとに気づいていたならば、全色コンプリートしていたことでしょう。他の欧州製萬年筆と同様に、指がかかるところがくぼんでいますから、おそらくは子供用なのでしょう。サイズもそれなりに小さくて、PILOTキャップレスのノックボタンを取り除いたぐらいの長さです。
青い方、一部が開いて臓物が見えておりますが、この状態にしてから、ペン芯の側へグッと折り曲げるようにして開いてインクカートリッヂを装填します。適合するのは例によってヨーロッパ標準のショートタイプです。
LAMYのサファリにしても、先日ご紹介したポーランド製のEasy Writerにしても、やはり子ども向けとしているだけに、カートリッヂの装填が簡単にできるということを重視した設計です。大人にとっては、カートリッヂを槍に刺さるようにグッと押し込むことはそんなに難しくはないのですが、子どもたちにとってはトラブルのもとになる難しい作業でしょう。なので,よく見えるところで普通にはめ込んで、軸を筆記できる状態にすればカートリッヂが装填される、いってみればこれも、ユニヴァーサルデザインですね。次回はこの装填方法をもう少し詳しく診ていただきます。
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