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2021年8月25日 (水)

えんぴつ・外伝

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 颯爽とお散歩に出発した「ちち(仮名)」さん、15分後のご様子です。我が家の門から玄関まで、階段を5段ばかり上る必要があるのですが、登頂成功を目前に精も根も尽き果ててしまった、というお姿です。お婆さんですから、これも仕方のないことでしょう。

 笑ってはいけないと思いつつ笑ってしまうのは、散歩の途中にこのように腰砕けになったとき、前脚だけで前進しようとするところです。まるで後ろ脚に支障が出て動かなくなったかのように、ズルズルと引きずりながら数歩進んだら、今までのことが幻であったかのように後ろ脚でしっかり腰を持ち上げて元の姿に戻るのです。これも遠からず、後ろ脚が立たないようになってしまうのだろうなぁ、と我が身のことと重ねて寂しく思ってしまう飼い主です。

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 カトウ製作所のペンシルフォルダー。小脳の匂いを嗅ぎながら萬年筆の尻軸のようなパーツに短くなったえんぴつを収め、綺麗に削り上げた芯を保護するためにキャップをかぶせます。フォルダーとキャップとはネジ式嵌合。国産のショートタイプ萬年筆のようなプロポーションですが、キャップをとればえんぴつがこんにちは、というわけです。

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 転がってしまうので、2本を寄り添わせて転がる前にあわてて撮影、というのがこの写真。よくよく見ると、クリップや天冠部分など、別物とわかります。こんな色のセルロイドがあったのでいろんなものを作った、という感じなのでしょう。

 遠い昔には、この萬年筆にもインクを入れて使っていたのだろうと思います。それは私がまだ「はしか」にかかっていた頃。とにかく萬年筆の形をしていれば何でもパクッといっていたという時代。おそらく、その時代に手に入れたものと思います。一応これでも金ペンなのです。

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 実に汚い。アップに耐えられませんね。インクを軽く洗い流して拭き取りもせずほったらかしてあったのでしょう。それでも金ペンだったおかげでひどいことにならず今に至っているわけです。やはり萬年筆というもの、マメな人のものです。少なくとも、普通のことを普通にできる人のものです。私のように息をするのも面倒臭い、なんて言い出しかねない人間に保護されてしまった萬年筆は、なんとも不幸です。

 今、どういうわけかわからないけれど、なぜか手元の萬年筆が増える一方だ、という方、ご注意くださいね。

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