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2021年8月12日 (木)

RPN・2

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 今日はお寺さんがお盆のお参りに来てくださるというので、朝から仏壇のあるお部屋を大掃除。それを「みんなで遊んでるっ!」と解釈して邪魔しまくりの「ちち(仮名)」さんだったのですが、徹底的にブロックされて最後にはフテ寝してしまいました。どういうわけかお盆の期間中、彼女は仏壇の置いてある部屋で過ごすことを好みます。家族の者はそれを見て、仏さんに遊んでもろてんねんなぁ、えぇなぁ、などと言っておりますが、案外本当にご先祖さんにかわいがってもらっているのかもしれません。

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 昨日ご紹介した謎のキット、組み立てはやはり電子工作ですから、半田ごてが必要です。家に何本か転がっていたはずなのですが、あまりに片付けすぎて(とりあえずどっかに突っ込みすぎて)見つかりませんので、乾電池式のものを調達しました。白光ブランドのものですからとりあえず信頼できそうです。黄色い部分が電池ボックスで、ここに単三形のアルカリ乾電池や充電池などを4個入れて使用します。

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 黒いプラスチックに何本も串が刺さっているような部品、これを真ん中で半分に切ります。長く飛び出している方の端子を金色の縁取りがある穴に差し込んで裏側で半田付けをします。その際、部品が浮いてしまわないようにマスキングテープでおさえておきなさい、という実に親切な解説。そう、半田付けを終えて表側を見ると部品が変に浮いていた、なんてのはよくあることなので、マスキングテープでおさえておくのは良いアイディアですね。

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 半田付けをしてみたところ。一番上は熱不足気味ですね。乾電池式ですからそんなに熱くないので、しっかりとコテ先をあてておく必要がありますが、老眼なのでうまくできたかどうかがよくわからないのと、使用した半田、ヤニたっぷりすぎる感じで、これも見るのに邪魔です。

 こうやって足8本を半田付けした後、電卓の液晶ディスプレイと電池ボックスの端子を半田付け。半田付けはわずか14回で終了です。

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 黄色いアクリル板2枚で基板を挟むようにして完成。最上部の「RPN CALC」の文字が誇らしげ(?)です。この電卓、通常の電卓とは違い「=」のキーがありません。代わりに「ENT」があります。言わずと知れたエンターキーですけれど、PCにおけるエンターキーとは少し違って、デリミタ(セパレータ)として機能します。

 1+2=3 という計算を、日本語で言うと、「1と2を足す」です。「足す」の記号(演算子)は「+」だなんて、小学1年生でも知っていますが、この電卓で1+2を計算する際は、1 ENT 2 + という順番でキーを叩きます。「ENT」を「と」、「+」を「足す」と読むと、日本語そのままですね。こういう感じで計算式を記述する方法が逆ポーランド記法、Reverse Polish Notation なのです。

 何やら中途半端ですけれど、長くなってきたので今日はここまで。明日はこいつが萬年筆につながる・・・のかな。

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