聖地へ・1
お誕生日を迎えた「ちち(仮名)」さん。一応それらしく、ワンコ様専用のバースデーケーキをご用意したのですが、美しい形も何も、彼女にとってはお味だけがすべてなので、ご飯をもらった直後というのに一部を除いてペロリといってしまいました。にんじんやブロッコリなども入っているのですが、彼女は見事、にんじんだけを食べ残しました。写真では3個ばかりにんじんが見えますが、そのうちの一つだけ、どうもお味がお気に召さなかったようです。
いつもですと長男と次男の朝ご飯をこしらえて、雨が降っていれば次男を駅まで送って、という生活なのですが、本日は次男がお休み、長男も遅めに出勤するという千載一遇のチャンス。こんなときこそ、青春18きっぷの旅に出たいところです。
とにかくすいている交通機関、人が集まりにくい場所、そういうところを狙います。本来は山口県方面へ向かう予定でしたが、先日来の大雨で路線が寸断されているところがあるので、本日は東海道線を東へたどってみました。
戦時中に沿岸部を走る東海道線が攻撃を受けた場合の迂回路、ということで建設された路線は、その後第三セクターによる運営となっています。その成り立ちからして、とにかく山の中を走ります。新所原駅を出てすぐに感じるのは、沿線の木々が天然のトンネルになっていて、それが延々と続くこと。途中、あぁこの駅、かつては交換設備があったのだなぁ、とか、いろいろと見所がありますし、国鉄時代から残っている駅舎や設備などは文化財に登録されているものなどもあって、本来ならば朝から1日かけて、途中下車しながら乗り通すべき路線です。しかし、いったん降りてしまうと次の列車が来るまで1時間は覚悟しないといけません。本気で取り組むならば、まず1日目は沿線のどこかに宿泊して、朝早くからじっくりと乗り始めるのが良いでしょう。朝の時間帯は列車の本数も多いので、途中下車するのにも好都合です。
本日、お世話になったのはKATANA号。この路線には、いろんなラッピング車両が走っております。もともと需要がそんなにないところに線路を作ったのですから、そりゃ赤字路線になるのも当然。国鉄末期には、採算のとれない赤字路線が山のようにあって、廃止されたり第三セクターに引き継がれたりしましたが、そうした第三セクターでなんとか続いているところは、それこそ血のにじむような営業努力をしてなんとか続けているわけです。そんなにたくさんの人が来るわけでもないので、応援のためにも乗ってあげたい路線です。
この鉄道会社にとっては、自分たちの本社もある駅が映画に出てきてびっくり、だったそうですが、そこはしっかりと乗っかっていって、いろいろな仕掛けをしています。この駅も、本来はこんな駅名ではないのですけれど、来月ぐらいまではこの駅名でいくそうです。本日は雨のため、肝心なところを見て回ることができなかったのですが、それでも十分、雰囲気は味わえました。長くなったので、詳細は明日に送ります。
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