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2021年8月16日 (月)

ハイテク・1

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 夜のお散歩から帰ってきてしばらくたつのに、まだ息が整わない「ちち(仮名)」さん。元気なワンコですが寄る年波には勝てません。この先どのくらい元気でいてくれるのでしょうか。飼い主の年齢を考えると、この子が最後の飼い犬になるのは確実です。

 私の勤務している自治体では、夏期休暇として7月から9月の間に5日間休めることになっているのですが、学校勤務の場合、わずか5日、それも児童生徒が学校に来ないはずの夏休みを含むのに、なかなか消化できないという実態がありました。そこで、8月15日を含む5日間を「学校閉鎖日」とすることで、休みを取得しやすくしようということになっております。私の勤務先では、本日がその明けの日。管理職と事務職員、学校業務員の合計4名に、教員が3名。非常に夏休みらしい職員室のようすでありました。大変に良いことです。こうやって先生方が夏休みをしっかりと取り、2学期に向けて「充電」しておくことが子どもたちにとっても良い結果につながるからです。

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 連日のお片付けで、こんなものを発掘してしまいました。平成一桁時代に個人的に購入、というか、モニター募集ということで大安売り価格だったものに飛びついて使っていたものです。開発・販売元は日立中部ソフトウェア。当時は、この木なんの木のCMで流れるテロップにも会社名が出ておりました。

 その頃から、いやもっと昔から、採点業務というのは先生にとって大きな負担でした。テスト問題を作るところからして、「なかなか神様が降りてこない。」などと言いつつ天井を仰いで時間を過ごし、ようやく作成して刷り上がったテスト問題には時として致命的なミスがあったりして、そういう障害(といってもほとんど作問者自身が蒔いた種)を乗り越えてテストを終え、採点作業に入るのです。

 マル付け、マル打ち、などと呼ばれる作業は、子どもたちにとっては憧れの対象らしく、小テストなんかを子どもに採点させると大変に喜ぶものです。しかし大多数の教員にとっては苦行ともいうべきもので、ようやくそこを通過すると、今度は「採点」をしなければなりません。

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 RS-232Cポートに接続するケーブルの先に、謎の箱がくっついていて、そこには3.5サイズのイヤホンジャック様の穴。そこに挿す線の先には、これまた妖しい装置がくっついている、というのが採点ペンシステムのハードウェアです。

 当時のOS(オペレーティングシステム)はMS-DOSでした。この頃、「パソコン」といえばNECのPC-9800シリーズで、天の邪鬼な私はEPSON製の互換機を使っておりました。今は雑誌の名前にだけ残る「DOS/V」なんてものもけっこう出てきていた時期ではありましたが、バリバリパソコンを使っている人、っていうのはワープロなら「松」か「一太郎」、ヘンタイさんなら「P1-EXE」で、表計算ソフトはもちろん「Lotus 1-2-3」、ちょっと凝ったことをする人はデータベース「桐」という時代。一太郎が勢力を伸ばしていたので、例によって松を使っていた私でした。

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 マニュアルはコピー用紙をホチキス止めしたもの。当時はこんなにわずかなメモリでコンピュータが動いていたのです。ちなみに、ここにも登場しているLotus 1-2-3はその後Windows版も世に出て、いまだにWindows10上で何の問題もなく動いています。いわゆる、お行儀の良いソフトウェアの代表格と言えるでしょう。MS-DOS版は当初、98,000円という驚異の価格で販売されていて、しかもコピープロテクトつき。要するに、1台のPCにインストールしたら、他のPCには物理的にインストールできないような仕様だったのですが、Windows版はその20分の1の価格になっています。

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 で、先ほどの謎の箱に挿し込む線の先の方がこれです。ボールペンを固定できるフォルダになっていて、この部分に、ジャイロか何か、そんな仕掛けが組み込んであって、マル、バツを打つ手の動きを感じ取ってPCに送る、という仕掛けでした。コツをつかむと、正確にマルかバツかを判断してくれました。当時としてはけっこう頑張った装置だったと思います。

 で、マル打ちというと、マルかバツか、の他に、△というのもありますし、同じマルでも、問題によってマル一つで何点か、ということもあるわけです。この採点ペンシステムは、答案用紙にマルバツを打ち終えたら合計得点がPCがネットの画面に表示され、それがそのままデータとしてLotus 1-2-3に流し込まれる、というのが一番の売りだったわけですが、長くなりましたので、そのお話は次回に。

 

 

 

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