出会い頭
レジ袋のシャカシャカいう音に反応するおばあちゃん、もとい、「ちち(仮名)」さん。今や、ほとんどの時間を寝て過ごしていますが、食べるものにだけは敏感に反応します。私と長男が何かを食べていると、VICTORのワンコ(名前はニッパー)も顔負けというほどに賢くお座りをするのですが、他の3人には目もくれません。誰がおこぼれをくれるのか、すなわち、ワンコに甘いのは誰か、ということをよく見抜いているのです。
歴戦の強者。綺麗でピカピカのThinkPadも良いですが、あちこち壊れて薄汚れているのもそれらしくていい感じです。Windows VISTA時代のThinkPad X61で、HDDをSSDに換え、メモリもチップセット上限の8GBに増強してあります。不器用な私には無理だったので人に頼んで液晶も1400×1050という解像度のものに交換。Core 2 Duo最強のT9300で豪快に空気を暖めてお仕事をこなします。
このダクトからは髪の毛がセットできるほどの熱風が吹き出します。カードスロット周辺は無残にも破損しておりますが、幸いにもこの機種のアキレス腱であるファン類は元気で、蓋を開ければ即お仕事、という元気なマシンです。ただ、寄る年波はポート類に現れます。USB端子の挙動は少し怪しいですし、バッテリーにつながる端子がおかしいのか、あるいは電源回路がいかれ始めているのか、満充電の状態でもACアダプタを抜くと再起動がかかります。
定年まであと半年。でもできれば、これの後継機が欲しいところです。X260かX270あたりなら、そこそこのスペックの中古品がペリカンのクラシックシリーズ並みのお値段で買えますが、中途半端な大きさに今ひとつ食指が動きません。ならばLet's Noteあたりは、となりますが、日本語キーボードしかないし、何より麗しの赤乳首「トラックポイント」がないのは致命的です。そんなことを思いつつ、ペントレの会場で秋葉原の最新情報を伝えるニュースサイトを見ておりましたら、画面に目が吸い寄せられました。
ペントレ会場を抜け出して4駅先まで行き、現物確認の上でお迎えしてしまいました。ペリカンのM800を買うよりもお安く手に入れた、ThinkPad一門の中でのヘンタイ系担当、YOGA 370です。第7世代Core i7でメモリ8GB、M2で512GBのSSDが載っておりました。これに上限の16GBまでメモリを増強し、SSDは1TBぐらいのに換えて、仕上げにUSキーボードに換装すれば完璧です。
ヘンタイなので、普段はこういうキーボードですが、液晶画面の裏側に回してしまうと周囲のフレームがせり上がってきて、あたかもキーやトラックポイントが沈み込んだかのような状態になります。男の子はこういうの大好きです・・・なんて書くと、このご時世、炎上ですね。
でも、この個体の恐ろしいところは、売り手も一切宣伝していなかったある機能にあります。うれしがってあちこちいじくり回していて、変なモンが付いていることに気づいてしまったのです。気がつかない方が幸せでした。だから、売り手も一切、触れてなかったんですね。この小さな小さな穴の空いた部品が、持ち主の心に燃えるヘンタイの火に油を注いでしまったのでした。
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