なからましかば
自宅に戻ってお休みになっている「ちち(仮名)」さん。すぅすぅという寝息、あるいはぐぅごぉという鼾が聞こえます。彼女の毎日は、午前6時半頃に食事の支度に起きてきた妻にお薬(チーズで偽装済み)をせがみ、その後ケージの扉を開けてらって水を飲み、朝食。お散歩に出て、その後は夜になって私が帰宅するまで家の中を移動しつつあちこちで寝て過ごしています(夕食とお散歩を除く)。
私の帰宅を迎え、ひとしきり遊んでもらうと、今度は妻の傍らに寄り添ってじっと顔を見つめます。まだ彼女が若くて元気だった頃、「おやつをあげるからケージに入って寝なさい。」というルーティーンがあったのですが、今は、そろそろケージに入ってゆっくり休みたいからおやつを出せ、と彼女の方から要求するようになっているのです。
職場に常置して使っているPILOTのシルバーン。Bニブ付きで、使われないまま長期在庫となっている同社のブルーのカートリッヂを挿してあります。職員への連絡メモと、封筒の宛名書きを担当させています。
封筒の表書きは、これまでモンブランの149に濃い紺色のインクを入れたものを使っていたのですが、インクを使い切ったのを機に交代させました。ブルーのインクカートリッヂは水分が蒸発して半分ほどの内容量になっているので、筆跡はまるでブルーブラックです。
国内向けのシルバーンにBニブの設定はない、ということをわかっていながら、そこを何とか、とBニブ付きで発注された萬年筆研究会WAGNERの発足五周年記念萬年筆です。当初は手を出さなかったのですが、後に同研究会の十周年記念萬年筆を入手する際に「そこにあった」ので手に入れてしまったのです。使ってみますと実に良い感じで、なんで最初から手に入れなかったんだろう、と思います。
発売当時は、胴軸に浮き彫りになったこの文字が話題でした。企画した本人に面と向かって「この字がなかったら買うんだけど。」などと言う人もいたと聞きます。ひどい話ですが、この文字そのものは、名のある書家の先生の手によるものだそうです。
実は、ペントレ会場で迷っていたのです。PILOT一位の木の胴軸に、まさにこんな感じで「つきみそう」と彫ってもらおうかと。そうなるとフォントはどうするかとか、いろんなことを悩み始めたのと、そもそも綺麗に惚れるかどうかは運次第、ということもあって断念したのですが、いずれ技術開発が進んだら(って、誰が研究開発するのか・・・)彫ってしまうかも知れませんね。
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